友達の様子が以前と少し違うと感じることはありませんか。何だか調子が悪そうに見えることはないでしょうか。こころの調子をくずしはじめるサインには、元気がなくなるだけではなく、以前よりイライラしやすい、一人になりたがるなど、いろいろな場合があります。
そんなときは、「元気がないように思うのだけど、何かあったの?」「最近、イライラしているみたいに見えるけれど……」など、声をかけて話を聞いてあげましょう。自分のつらい気持ちを人に伝えるのは、勇気がいることです。あなたのほうから声をかけて、つらい気持ちを話せるだけでも、ずいぶん楽になることがあります。
話を聞いてみた結果、あなたの力だけでは友達のつらい状況を変えられないと感じることがあるかもしれません。そういうときは自分たちだけで解決しようと頑張らないで、友達自身が家族や先生など周囲の人の助けを求めることができるよう、サポートしてあげることが大切です。
■声のかけ方■
●「調子はどう?」と気軽に聞いてみる
●相手が話したくないようなら、近くで寄りそって見守る
●緑の多い公園や映画、ライブなどに誘ってみる
●外をいやがるなら、一緒に家で音楽を聴いたりゲームをする
●友達が話し始めたら、真剣に向きあって聞く
●自分を信頼して話してくれたことに対する感謝の言葉を伝える
●「あなたのことを心配している」という気持ちを伝える
●落ち込みがひどかったり、自分を傷つけていることがわかったりしたときは、自分たちだけで解決しようとしないで、周りの人に話す