Q4:中学生・高校生の頃から全国大会に出場するなど大舞台での競技も多かったと思いますが、どんな気持ちで練習し、本番を迎えていましたか?
A:小学校の中学年から体操の名門クラブに通い、全国中学生大会では個人総合優勝。
基礎をみっちり指導してもらったので、いつの間にか体操が上達していた感じでした。
高校時代はインターハイで個人総合2位。 自分の中では2位でもすごい!
と思うんですけれど、優勝しないと先生から叱られるんです。
先生は強くなってほしくて「優勝しろ、練習しろ」と言うのかもしれませんが、どうしてこんなに大変な思いをして練習しなきゃいけないんだろうと思えてきて。練習がキライでした。
だから練習せずに強くなるにはどうしたらいいんだろうということをいつも考えていました。
たとえば、体操は6種目あるので、思い切り集中して6本30分の練習で終わろう! なんて…。
基礎ができていたため、練習をそれほどしなくてもある程度の結果を出せたんです。でも、練習をしない者を誰も助けてくれないし、チームの輪が乱れていきます。そうして、シドニーオリンピックには出場出来ませんでした。