私がPTSDになったとき

自分を責めないで

あなたは「こうなったのは私のせいだ」と思っていませんか?
自分の不注意、判断ミスのせいでこんな目にあったのだ、悪いのは自分なのだ、こんなつらい思いをするのは仕方がないのだ、という思いの中に閉じこもっていませんか?
この思いは、こころが回復しようとする力を奪ってしまうものです。
なぜ自分を責めてしまうのかを、ゆっくりと見なおしてみましょう。自分を責めてしまう考え方から抜け出すことは回復への一歩となります。


一人だと思わないで

トラウマの原因となる経験の中には、人に話しにくいものがあります。
とくにレイプなどの性被害や家庭内暴力、学校でのいじめなどは、被害にあった本人も話しにくく、また周りの人の理解も得られにくいものです。
そのために自分は一人ぼっちだという気持ちになりがちです。
そのうえPTSD患者さんにはしばしば感情や感覚の麻痺があって人とのこころの交流を保ちにくい状況にありがちです。突然感情が不安定になることも周りから理解されにくく、さらに孤立を深めることになります。
あなたを否定せず、ゆっくりと話を聞いてくれる人は周りにいますか?
そういう人がいるならば、時々話を聞いてもらうようにしましょう。
もしいない場合は、相談窓口を通じて「当事者の会」などを紹介してもらうのもひとつの方法です。同じ苦しみをもつ人たちが、自身の思いを語りあう場を設けているので、そこに参加することが孤立感から解放されるきっかけになります。

PTSDで困った時の相談先

犯罪被害の場合

女性の場合(家庭内暴力や性被害など)

上記の施設に加えて

子供の場合(家庭内暴力や性被害、いじめなど)

上記の施設に加えて