精神疾患は、誰でもかかりうる病気であることから、メンタルヘルスに関する正しい知識を広めることがとても重要です。厚生労働省では、メンタルヘルスファーストエイドの考え方に基づき、周囲の身近な方が心のサポーター(略称:ここサポ)として、メンタルヘルスの問題を抱える人を支援する仕組み作りをしています。多くの方に「ここサポ」になっていただき、メンタルヘルスへの理解を全国に広げていくことが、この事業の目標です。
▶心のサポーター養成事業(Nippon Cocoro Action)特設サイト
メンタルヘルスファーストエイドとは?
メンタルヘルスファーストエイド(Mental Health First Aid)とは、地域の中でメンタルヘルスの問題を抱える方に対し、住民による支援や専門家への相談につなげる取組です。オーストラリアのBetty A KitchinerとAnthony F Jormにより開発されたプログラムに基づき、メンタルヘルスに問題を抱えている人に対して適切な初期支援を行うために、周囲の人たちがどのように行動すべきか、という対応法を身につけることを目的としています。
毎年10月10日は、「世界メンタルヘルスデー」です。「世界メンタルヘルスデー」は、メンタルヘルスの問題に関する意識や関心を高めて、偏見をなくし、正しい知識を普及することを目的とした国際記念デーです。厚生労働省でも、メンタルヘルスに対する理解の促進を目指し、東京タワーのシルバーライトアップや、スポーツ界・芸能界の著名人からのメッセージ発信等を実施しています。