定例事務次官記者会見概要

(H18.05.18(木)14:00〜14:09  省内会見場)
【広報室】

《次官会議等について》

(次官)
 本日の事務次官等会議ですが、厚生労働省関係では、5月22日から27日まで、第59回WHO総会が開かれるわけですが、そこへの政府代表として、厚生労働省から辻厚生労働審議官及び外口技術総括審議官の任命という案件がございました。それから、次官等会議後の懇談会で、二橋官房副長官から、地球温暖化防止、省エネルギーに資するために、本年度も6月1日から9月30日までの期間、過度な冷房を控え、軽装での執務を促すということで、昨年と同様、いわゆるクールビズの励行、地球温暖化防止に係る政府の率先実行を徹底するようにというお話がありました。私から申し上げるのは、以上です。何かご質問があれば。


《質疑》

(記者)
 昨日から、米国産牛肉に関する日米の専門家会合が開かれていますが、まだ途中だというふうに伺ってますが、これまでの経過と今後についてどのような見通しを持っていらっしゃるかお伺いします。

(次官)
 昨日から、米国産牛肉の輸入問題に関する日米専門家会合が始まっております。今日も、9時半から、外務省で行われているところですけれども、米国側から、対日輸出37施設についての調査結果について取りまとめた資料が提出されて、それについての説明及び質疑応答が行われているということであります。まだ会議の途中であるということで、具体的にどういった状況になっているのかということの報告を受けているわけではありませんが、昨日、途中経過を聞いたところでは、説明なりやりとりに、かなり時間がかかったということのようでありますので、今日も両国間で真剣なやりとりが行われているのだろうと思います。今回の専門家会合については、今申し上げましたように、対日輸出認定施設37施設のレビュー結果についての報告・説明、その聴取ということでありますから、今後の日程については、従来から申し上げておりますように、米国側のレビューの結果、それから日本各地で行われた意見交換会の状況、そういったものを踏まえて今後の日程、それから進め方を決めるということでありますので、まだ専門家会合の最中でありますから、今後の日程については、それが終わった後どうするのかということだろうと思っておりまして、まだ未定ということです。

(記者)
 会合は、今日でとりあえず一旦終わる予定ですか。

(次官)
 予定は今日までということですけれども、今日の状況でどこまで両国間の協議が進んでいるのかということで、協議が完全に両者の間で終わったという認識になれば今日で終わるということだろうと思います。明日まで行われるだろうという報告は聞いておりませんので、基本的には今日終わるのではないかというふうに現段階では思っています。話し合いの状況がどうなっているかによって、明日やるのかやらないのかいうことになるんだろうと思いますけれども、明日やるという話はまだ聞いていません。

(記者)
 今日の協議の行方も、内容次第だと思うんですが、今回の会合でまた国民に対して説明会を開いて、こういう段取りあるいはこういう手順で再開に向けた手続きを進めようと思うのですがどうでしょうかというような意見交換会を開くことができる程度の合意に達するという見通しはお持ちですか。

(次官)
 そこもまだ分かっていません。我々としては、今回の専門家会合の中で、米国側のレビューの結果について、納得できる調査であったのか、それから、米国側の説明が、こちらの疑問点に対して十分答えていただけるものなのか、その辺りの問題になると思うので、不十分であればさらにこういった問題点、こういった事項についてさらなる調査をしてほしい、もう少し詳細な回答がほしいということで返すということもあり得ると思いますので、今ご質問の、直ちに次のステップに行くかどうかということは、昨日、今日の専門家会合の中のやりとりを踏まえて次のステップに進むのか、あるいは、さらに米国側の調査、あるいは米国側から説明を求めるのかということになると思うので、そこはまだはっきりしていません。

(記者)
 米国側の報告書については、会合が終わり次第公表される予定ですか。

(次官)
 これは両国間の問題ですので、両国で話し合って、資料や専門家会合の内容をどういった形で公にするのかということも話し合いで決めるということだろうと思います。ただ基本的には、「食の安全」に関わる国民の皆さんの安心、納得をいかに得るか、疑念に対していかに事実を説明していくかということでありますから、厚生労働省としては、出来るだけの状況を国民の皆さんに知っていただくということが重要ではないかと思っています。

(記者)
 議事録みたいな形もあり得ると。

(次官)
 それはあり得るかもしれません。どういった形式でやるのか、あるいはどういった内容のものを発表するのか、記者会見でやるのか、議事録でやるのか、いろんなやり方があると思いますけれども、その辺りもおそらくこの会合が終わるときにどういった形で対外的な対応をするのかということが決まるということではないかと思います。


(了)

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