定例事務次官記者会見概要

(H17.10.20(木)14:00〜14:05 省内会見場)
【広報室】
《次官会議等について》

(次官)
 本日の事務次官等会議は、厚生労働省関係の案件はありませんでした。何かご質問があれば。



《質疑》

(記者)
 昨日医療制度改革の厚生労働省試案が発表されましたが、これから与党との議論になってくると思うんですけれども、高齢者の負担が高まることになるので与党の反発とかも予想されるんですが、改めてどういった点に気をつけて議論を進めていくか意気込みをお聞かせ下さい。



(次官)
 医療制度改革については、これまでも厚生労働省のそれぞれの審議会、あるいはその部会、それから経済財政諮問会議、その他いろいろな場で議論が行われてきたわけで、年末に向けて医療制度改革、それから診療報酬の見直しについて、国民の方々や与党、関係の各方面のコンセンサスを得てまとめていくための1つのたたき台として、昨日、医療制度構造改革試案を厚生労働省としてお示しさせていただいたということであります。これも既にご案内のところでありますけれども、1つは、いつでも、どこでも安心して医療を受けられる国民皆保険制度を堅持するということだと思いますし、そうはいえ、厳しい財政事情や経済の動向に留意しながら、医療サービスの効率化を図るということが基本的に必要なわけで、医療費の適正化を実現する、医療費を国民の方々が負担可能な範囲に極力抑えること、それから給付と負担の関係を公正でかつ透明な分かりやすいものにしていくと、こういう基本的な考え方でお示ししたということであります。お示しした試案に対して関係の各方面、各機関からいろいろなご意見が表明され、また報道機関からもいろいろな記事、あるいは報道がなされているということであります。我々としてはこの試案をたたき台として、これから精力的に取りまとめに向けて関係の各方面、それから国民的な議論を十分していただいて、成案をまとめるように努めたいと思っています。



(記者)
 今回特に保険者という関係で地方との協議というのが非常に重要になってくると思われるのですが、どういったスケジュール感で考えてらっしゃいますか。



(次官)
 これについては知事会、それから市長会、町村会、その他自治体の関係者との意見交換・協議というのが非常に重要なわけです。今回の試案では自治体に果たしていただく役割が非常に大きいということなので、既に知事会、それから市長会、町村会にはいろいろご説明を申し上げてきているところですけれども、これからとにかく年末までにご理解いただけるように協議を進めていくということかなと思います。具体的な段取り・やり方はこれからだと思いますけれども、これまでもいろいろ意見交換なり協議はしているわけですから、それを深めていくということだろうと思っています。


(了)

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