定例事務次官記者会見概要

(H17.06.16(木)14:00〜14:05 省内会見場)
【広報室】
《次官会議等について》

(次官)

 本日の次官等会議ですけれども、厚生労働省関係の案件はありませんでした。
 特に申し上げることはないのですが、先週はILOの総会がジュネーブでありまして、1つはそこで日本政府を代表して今後のILOの在り方等について演説をした。それから、アジア・太平洋労働大臣会合というのが開かれました。これは毎年ILO総会の際に開催しているんですが、今年は日本が議長国ということで「技能の開発と生産性の向上、雇用開発」というテーマで、私が議長を務めまして活発な意見が各国からありました。各国の大臣等との個別の会談では、いくつかの国の大臣から能力開発についての国際協力の話があり、シンガポール副大臣からはこれから急速な高齢化を迎えるので日本の高齢者雇用対策の経験について話を聞きたいということでその辺りの話を申し上げたところであります。



《質疑》

(記者)

 骨太の方針の原案が示されて、来週の最終案に向けてほぼ調整も峠を越えたという感もあるんですが、現在の調整の進捗状況や社会保障をめぐる文言等のご主張は通ったか通らなかったか、できる範囲でお答え下さい。



(次官)

 「骨太2005」については、社会保障、雇用、少子化対策と、様々な項目に亘って調整を進めてきたところです。現段階で社会保障給付費の過大な伸びの抑制策についての項目を除いては調整が終わったということで、我々としては調整が済んだ項目については閣議決定されましたら、これを踏まえて事業の実施なり新規施策の企画・立案に当たっていきたいと考えています。残された問題として、社会保障給付費の伸びの抑制策をめぐって、現在与党内での調整が行われているわけであります。我々としてはかねてから「医療費については経済規模、GDP等のマクロ指標による管理は適当ではない」ということを何度も申し上げているところです。その点について調整中ということでありますので、我々としては党内の調整を見守っているというのが現在の状況であります。


(了)

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