大臣等記者会見概要
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定例事務次官記者会見
(H14.06.13 (木)14:00〜14:05 厚生労働省記者会見場)
【広報室】
《事務次官等会議について》
(次官)
- 今日、事務次官等会議があったわけでございますけれども、私の方から申し上げたものもございませんので、今日、あえて申し上げることはございません。何かありますればお答え申し上げたいと思います。
《質疑》
(記者)
- ほうれんそうの残留農薬の問題ですけれども、もう通関させないように手は打っていると思いますが、今、実際に市場に出回ってしまっているものがある、自治体などの検査でどんどんあがってきていると、安全性なんかの問題も含めて、現在出回っているものに対する厚生労働省の考え方というのは。
(次官)
- もちろん出回っているものも分かる限りにおいてはですね、回収ということで措置しなきゃいかんということでございますけれども、ご承知と思いますけれども、これを個々に全部把握するというのは人手の面のから見ても非常に難しいと、こういう面もございます。ただ、今はこういう食の安全について非常に関心が高いということもございますので、かなり危ないものについては、かなりのシェアのものを検査すると、こういう体制を少ない人員の中でやりくりをしながらやっていると、こういう実情でございます。それである程度法的な措置というのも考えざるを得ないということで、頻繁にそういう危ないものが検出されると、こういう国からの輸入そのものを止められると、こういうふうな措置を法制面で取り入れると、こういうことも検討したいと言いますか、もう、そういう具体的な検討段階に入っているということでございまして、ただ輸出国との関係もございますので、実際に適用ということになりますと、いろいろと問題があろうかと思いますので、その辺も踏まえてどういうふうな法制が適当かということを現在具体的に検討していると、こういう段階でございます。元から絶たないと安全というのは保てないのではないかと、こんなように感じているわけでございます。
(記者)
- 輸入をやめるということは、輸入を禁止するとか、そういった措置をとるということでしょうか。
(次官)
- 破棄や改善されたということがはっきりするまでは輸入を差し止めるということです。
(記者)
- 実際にEUなんかではそういった措置をやっているようですけれども、日本は他にある既存の法律との兼ね合いで難しいとか、そういうことはないのですか。
(次官)
- いや、それはございません。はっきり言えば貿易摩擦みたいなのに発展する可能性もございますので、その辺も含めて法制上の措置を考えなければいかんと、こういうことだと思います。
(記者)
- 包括的輸入禁止はあくまでも食品衛生法の改正を待ってということですか。
(次官)
- そういうことです。
(了)
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