職業能力開発局2007年ユニバーサル技能 五輪国際大会準備室 室 長 亀 澤 典 子 室長補佐 水 野 智 博 電 話 03(5253)1111(内線5949) 夜間直通 03(3502)6958 |
厚生労働省発表 平成19年4月17日 |
2007年ユニバーサル技能五輪国際大会記念貨幣が発行されます!
平成19年4月17日に開かれた閣議において、2007年ユニバーサル技能五輪国際大会の開催を記念するため、記念貨幣の発行が決定されました。
本大会は、次代を担う若い技能者の技能の向上や国民各層の技能尊重気運の醸成に資するとともに、障害の有無にかかわらず国民誰もが相互に人格と個性を尊重し支え合うユニバーサル社会の実現を目指す上でも極めて意義のあるものであることから記念貨幣を発行するにふさわしいとされたものです。
表 面:虹と大会シンボルマーク
裏 面:富士山
額面価格:千円(銀貨)
販売価格:6千円
発行枚数:8万枚
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表面(正面) |
裏面(正面)
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問い合わせ先
財務省理財局国庫課通貨企画調整室
電話:03(3581)4111(内線5676)
(参考)
2007年ユニバーサル技能五輪国際大会について
「2007年ユニバーサル技能五輪国際大会」は、若者が世界のトップレベルの技能を競う「技能五輪国際大会」と障害のある人が世界レベルの技能を競う「国際アビリンピック」の総称であり、本年(平成19年)11月に、静岡県において開催される。 両大会が同時開催されるのは、史上初めてのことであり、約60の国や地域から、約4,000人の参加者が集う予定である。 本大会を通じて、「ものづくり」に対する若者の就業意識の喚起や技能の重要性に対する国民の理解の増進を図るとともに、障害の有無にかかわらず誰もが社会に参画し支え合う「ユニバーサル社会」の実現を目指すこととしている。 |
1 大会名称
第39回技能五輪国際大会(別紙1参照)、第7回国際アビリンピック(別紙2参照)及び併設イベントを総称して次のような名称とする。
2007年ユニバーサル技能五輪国際大会
(英文名:International Skills Festival for All ,Japan 2007)
2 名誉総裁
皇太子殿下 (御就任期間:平成19年1月18日〜平成19年11月21日)
3 主催
(財)2007年ユニバーサル技能五輪国際大会日本組織委員会(会長:御手洗冨士夫) http://www.skillsfestival2007.or.jp/
4 共催
ワールドスキルズインターナショナル(WSI:WorldSkills International)
国際アビリンピック連合(IAF:International Abilympic Federation)
国際リハビリテーション協会(RI:Rehabilitation International)
静岡県
静岡市
沼津市
5 開催場所及び日程
(1)開催場所
技能五輪国際大会 : 沼津市(11月14日〜21日)
国際アビリンピック : 静岡市(11月14日〜18日)
(2)競技日程
日程 | 技能五輪 | アビリンピック |
---|---|---|
11/14(水) | 開会式(合同開催) | |
15(木) | 競技 | 競技・審査 |
16(金) | 競技 | 競技・審査 |
17(土) | 競技 | 競技・審査 |
18(日) | 競技 | 表彰式・閉会式 |
19(月) | 審査 | |
20(火) | 競技 | |
21(水) | 表彰式・閉会式 |
6 予定参加選手数
(1)技能五輪国際大会:約50カ国・地域から約840名(大会関係者合計約2,800名)
(2)国際アビリンピック:約40カ国・地域から約400名(大会関係者合計約1,100名)
7 目標来場者数
20万人以上
8 予定競技職種
(1)第39回技能五輪国際大会
ポリメカニクス | 情報ネットワーク施工 | 製造チームチャレンジ |
メカトロニクス | 機械製図CAD | CNC旋盤 |
CNCフライス盤 | 情報技術 | 溶接 |
印刷 | タイル張り | 自動車板金 |
金属屋根葺き | 配管 | 電子機器組立て |
ウェブデザイン | 電工 | 工場電気設備 |
れんが積み | 石工 | 広告美術 |
家具 | 建具 | 建築大工 |
貴金属装身具 | フラワー装飾 | 美容/理容 |
ビューティーセラピー | 洋裁 | 洋菓子製造 |
自動車工 | 西洋料理 | レストランサービス |
車体塗装 | 造園 | 冷凍技術 |
ITPCネットワークサポート | グラフィックデザイン | 看護 |
移動式ロボット | 抜き型 | パン製造 |
機械組立て | 構造物鉄工 | 木型 |
左官 | 曲げ板金 |
(注)上記職種のほか、アニメーター等をプレゼンテーション職種として実演予定。
(2)第7回国際アビリンピック
義肢 | 籠製作 | 建築CAD |
機械CAD | コンピュータープログラミング | ホームページ作成 |
データベース(応用) | データベース(基礎) | 歯科技工 |
洋裁−婦人服(応用) | 洋裁−婦人服(基礎) | 電子機器組立及びテスト |
電子回路接続 | 英文DTP | 英文ワープロ |
フラワーアレンジメント | 家具製作(応用) | 家具製作(基礎) |
貴金属装身具 | 機械組立 | パソコン組立 |
写真撮影 | ポスターデザイン | 精密板金 |
洋服−紳士服 | 木彫 |
刺繍 | 編物 | 絵画 |
陶磁器 |
(別紙1)
技能五輪国際大会について
1 大会概要
技能五輪国際大会は国際的に技能を競うことにより、参加国の職業訓練の振興及び技能水準の向上を図るとともに、青年技能労働者(満22歳以下)の国際交流と親善を目的とした大会で、1950年(昭和25年)に2カ国(スペイン、ポルトガル)で始まった。
1971年(昭和46年)まで毎年開催されていたが、それ以後は原則2年ごとに開催されている。
1966年には、参加国の代表により技能五輪国際組織委員会(ワールドスキルズインターナショナル)が組織され、この組織委員会の定めた規約に基づき、大会が運営されている。
我が国は、1962年(昭和37年)にスペインで開催された第11回大会(ヒホン大会)から参加しており、1970年(昭和45年)には第19回大会が東京で、1985年(昭和60年)には第28回大会が大阪で開催された。
(注)技能五輪国際組織委員会
技能五輪国際組織委員会(ワールドスキルズインターナショナル)は、職業訓練の促進、技能に関する制度の情報交換の促進及び青年労働者の国際的相互理解の促進を目的として、1966年(昭和41年)に非政府組織として結成され、その組織は加盟国(46ヶ国・地域、2006年5月現在)の代表により構成されている。日本からは、中央職業能力開発協会が加盟している。
(参考)第38回大会参加国・地域一覧(37カ国・地域)
日本、アラブ首長国連邦、オーストリア、オーストラリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、スイス、ドイツ、デンマーク、フィンランド、フランス、香港、インドネシア、アイルランド、イラン、南チロル・イタリア、ジャマイカ、韓国、リヒテンシュタイン、ルクセンブルク、モロッコ、マカオ、マレーシア、オランダ、ノルウェー、ニュージーランド、ポルトガル、サウジアラビア、スウェーデン、シンガポール、タイ、チュニジア、チャイニーズタイペイ、イギリス、アメリカ合衆国、南アフリカ
2 参加資格
出場する競技大会の開催年に満22歳以下である者。(一部の競技を除く)
各国1職種につき1名または1組。
3 競技職種
総会により定められた正式職種及びデモンストレーション職種等
4 開催状況
開催年 | 1995年 (平7) |
1997年 (平9) |
1999年 (平11) |
2001年 (平13) |
2003年 (平15) |
2005年 (平17) |
開催国 | 第33回 フランス (リヨン) |
第34回 スイス (ザンクトガレン) |
第35回 カナダ (モントリオール |
第36回 韓国 (ソウル) |
第37回 スイス (ザンクトガレン) |
第38回 フィンランド (ヘルシンキ) |
参加国 ・地域数 |
28 | 30 | 33 | 35 | 37 | 37 |
正式職種数 | 34 (28) |
37 (29) |
36 (32) |
39 (31) |
38 (31) |
34 (30) |
参加 選手数 |
474 (28) |
519 (29) |
625 (34) |
616 (33) |
585 (34) |
625 (34) |
注 ( )内は、日本の参加職種数、参加選手数
(別紙2)
国際アビリンピックについて
1 大会概要
国際アビリンピックは、1981年(昭和56年)の国際障害者年を記念して、障害のある人の職業的自立の意識を喚起するとともに、事業主及び社会一般の理解と認識を深め、さらに国際親善を図ることを目的として、1981年10月に第1回大会が東京で開催された。国際アビリンピックは、開催国の障害者関係団体が主催団体となり、国際リハビリテーション協会(RI)〈注1参照〉と国際アビリンピック連合(IAF)〈注2参照〉との共催で開催されている。
(注1) | 国際リハビリテーション協会(Rehabilitation International) 世界的レベルで障害者の諸問題に取り組んでいる障害者問題の分野では唯一の民間団体。加盟国は約80カ国に及び各国の障害者福祉団体・政府機関等が加入している。 |
(注2) | 国際アビリンピック連合(International Abilympic Federation) 国際アビリンピックを継続的に推進する組織。第2回大会の際の国際会議中、元RI会長・Dr.Harry Fangにより結成が提唱され、第3回大会より正式に発足した。 |
(参考)第6回大会参加国・地域一覧(33カ国・地域)
日本、オーストラリア、オーストリア、バングラディシュ、ブータン、中国、台湾、チェコ、香港、インド、インドネシア、イラン、マレーシア、モーリシャス、ネパール、パキスタン、フィリピン、シンガポール、スロバキア、スロベニア、韓国、タイ、アラブ首長国連邦、ドイツ、ガーナ、イギリス、オランダ、レバノン、スリランカ、スウェーデン、スイス、アメリカ、ユーゴスラビア
2 参加資格
15歳以上の障害のある人。1職種につき1カ国最大3名まで。
3 競技職種
職業技能を競う職業技能競技、障害のある人のすばらしい才能や能力をアピールする技能を競う生活余暇技能競技の2つがある。
4 開催状況
開 催 年 | 1981年 (昭56) |
1985年 (昭60) |
1991年 (平3) |
1995年 (平7) |
2000年 (平12) |
2003年 (平15) |
開 催 国 ・地域 |
第1回 日 本 (東京) |
第2回 コロンビア (ボゴタ) |
第3回 香 港 |
第4回 オーストラリア (パース) |
第5回 チェコ共和国 (プラハ) |
第6回 インド (ニューデリー) |
総参加国数 | 56 | 54 | 83 | 32 | 29 | 33 |
職業技能競技 参加国数 |
49 | 47 | 32 | 23 | 21 | 23 |
職業技能競技 種目数 |
17 (17) |
12 (5) |
34 (21) |
32 (15) |
27 (14) |
25 (12) |
職業技能競技 参加選手数 |
304 (76) |
281 (7) |
307 (28) |
335 (28) |
316 (28) |
355 (19) |
注 ( )内は、日本の参加職種数、参加選手数