平成18年4月19日
照会先厚生労働省医薬食品局
食品安全部監視安全課
課長桑崎
担当蟹江(内線2455)


牛海綿状脳症(BSE)確定診断の結果について


 平成18年4月19日に「牛海綿状脳症の検査に係る専門家会議」委員による検討の結果、下記の牛はBSEであるとの結論を得ましたので、お知らせします。
 なお、この牛の食肉、内臓等、当該牛に由来するものは、焼却処分とするため、市場には流通しませんので、念のため申し添えます。

注: 「牛海綿状脳症の検査に係る専門家会議」については、ウエスタンブロット法による検査及び免疫組織化学検査の結果が典型的なものであったため、会議を開催せずに電子メールにより確定診断を行いました。


 〔検体を採取した牛〕

  処理年月日 : 平成18年4月17日
  性別 : 雌
  品種 : ホルスタイン
  月齢 : 71ヶ月
  飼育地 : 岡山県勝田郡奈義町
  スクリーニング
  検査実施機関
 : 岡山県食肉衛生検査所
  確認検査実施機関 : 国立感染症研究所

※ 当該牛の地元に対する取材には、十分御配慮をお願いします。



国内25例目(岡山県)   1. bosPrPsc 64 μg eq.
2. bosPrPsc 16 μg eq.
3. bosPrPsc 4 μg eq.
(bosPrPsc:国内で発見されたBSE感染牛の
脳組織から調整したPrPscマーカー)
4. ELISA 10 mg eq.
5. ELISA 2.5 mg eq.
(ELISA:ELISAの脳乳剤から調整した試料)
6. ELISA-2 10 mg eq.
7. ELISA-2 2.5 mg eq.
(ELISA-2:ELISA用に切り出された脳組織断片
から国立感染症研究所で調整した試料)
8. NIID 10 mg eq.
9. NIID 2.5 mg eq.
(NIID:国立感染症研究所で脳組織から調整した
試料)
10. MoPrPsc 0.4 μg eq.
11. MoPrPsc 1.6 μg eq.
12. MoPrPsc 6.4 μg eq.
(MoPrPsc:マウスPrPscマーカー)

重量は、いずれも脳組織の湿重量

一次抗体:44B1(0.6 μg/ml)
露光:ECL-plus + X線フィルム
 上段:15 sec
 下段: 1 min

実施機関:国立感染症研究所



病理・免疫組織化学検査

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