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三木大規模年金保養基地〔グリーンピア三木〕の譲渡について

　グリーンピア三木については、地元自治体に対して譲渡引受けの依頼を行ってまいりましたが、今般、施設の譲渡について兵庫県と合意に達し、下記のとおり決定いたしました。

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．譲渡の経緯等 　大規模年金保養基地（グリーンピア）は、厚生年金保険及び国民年金等の受給者が生きがいある有意義な老後生活を送るための場を提供するとともに、これら年金制度の加入者及びその家族等の有効な余暇利用に資すること等を目的として、年金資金運用基金（旧年金福祉事業団）が設置し、これまでに多くの方々に利用されてきました。 　しかしながら、民間部門における類似施設の増加など、社会環境や国民のニーズが大きく変化したことを受け、平成１７年度末までに全国１３ヶ所のすべての基地を廃止することとされました。 　そのため、グリーンピアについては、これまで基地が公共的な施設として設置・運営されてきた経緯に照らし、また、地域の状況や周辺の自然環境の保全、雇用の確保を図る等の観点から、基地をできるだけ一括して公共的、公益的な施設として引き続き利用するため、地方公共団体等への譲渡を進めてまいりました。 　グリーンピア三木（兵庫県三木市）については、地元兵庫県との譲渡交渉を進めてきた結果、本日付けで譲渡の運びとなりました。なお、全国１３ヶ所のグリーンピアのうち、これまでに　１２ヶ所の譲渡が完了しておりましたが、今般のグリーンピア三木の譲渡により、閣議決定（平成１３年１２月）に基づくグリーンピアの廃止・譲渡がすべて終了することになりました。

２

．譲渡先及びその用途 （１ ）兵庫県 （２ ）〈集い〉、〈憩い〉、〈ふれあい〉、〈元気〉を基本テーマとして、健康増進、保養及び地域交流等のための総合施設として兵庫県が活用

３．	譲渡価格 ９億１,８５５万円 （公共目的の譲渡として時価から５割の減額を行ったもの）
４．	売買契約の発効日 平成１７年１２月２０日（火）

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○	被保険者、年金受給者等のための保養施設として、旧年金福祉事業団（現：年金資金運用基金）が１３ヶ所設置し、地方自治体等に委託して運営。
○	平成１３年１２月の特殊法人等整理合理化計画（閣議決定）において、「平成１７年度までに廃止、特に赤字施設についてはできるだけ早期に廃止する」とされた。 　また、年金積立金管理運用独立行政法人法（平成１６年法律第１０５号）により、平成１７年度末をもって廃止することとされた。
○	公的施設として引き続き活用されるよう、まず施設所在道県等への譲渡について調整し、それが見込めない場合には民間への譲渡を進める方針の下、平成１７年１２月にすべての基地の譲渡が完了。

［譲渡・運営停止の状況］

岩沼基地	平成１５年３月末運営停止。平成１５年１１月に岩沼市へ譲渡。
二本松基地	平成１４年６月末運営停止。平成１６年１月に二本松市へ譲渡。
中央高原基地	平成１２年４月末運営停止。平成１６年６月に恵那市へ譲渡。
指宿基地	平成１４年５月末運営停止。平成１６年９月に民間企業へ譲渡。
八女基地	平成１６年１１月に黒木町へ譲渡。
久木野基地	平成１５年５月末運営停止。平成１６年１２月に久木野村へ譲渡。
田老基地	平成１７年３月に田老町へ譲渡。
大沼基地	平成１７年３月に森町へ譲渡。
安浦基地	平成１７年６月に呉市へ譲渡。
紀南基地	平成１５年３月末運営停止。平成１７年７月に那智勝浦町・太地町へ譲渡。
横浪基地	竜地区を平成１２年８月に学校法人明徳義塾へ譲渡。他の地区を平成１６年３月末に運営停止し、平成１７年８月に民間企業へ譲渡。
津南基地	平成１７年９月に津南町へ譲渡。
三木基地	平成１７年１２月に兵庫県へ譲渡。

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