(1) | 事業再構築に係る事業の内容
(1) | 中核的事業
医薬品、診断薬及び医療機器卸売事業(以下「医薬品等卸売事業」という。)
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(2) | 選定理由
HD社は純粋持株会社として、医薬品、医療用検査試薬、医療機器・用具等の卸販売および製造販売ならびに輸出入を行う子会社の管理等を行っており、現在、傘下に医薬品等卸売事業を営むアルフレッサ株式会社、四国アルフレッサ株式会社及び成和産業株式会社、医薬品等製造事業を営むアルフレッサ ファーマ株式会社、SPD事業を営むアルフレッサ ピップトウキョウ株式会社の合計5社があります。以上5社を含むの連結売上高のうち、医薬品等卸売事業は90%以上を占めており、同事業はアルフレッサグループとしての収益の柱であるため今計画においても中核事業として位置付けました。
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(3) | 事業再構築に係る事業の内容
HD社は、経営資源の有効かつ効率的な活用を図り、アルフレッサグループとして更なる企業価値向上を目指すため、明祥と株式交換を行うことといたしました。
平成18年4月1日付けで商法第352条に基づく株式交換を行い、HD社は明祥を完全子会社とし、これに伴う新株の発行により増資するものであります。
( | 事業の構造の変更:株式交換及びこれに伴う増資)
アルフレッサグループは、医薬品の流通網を全国に拡大するため、友好的な企業との資本提携や業務提携を行っております。そうしたなか、HD社及びアルフレッサ(株)と明祥は平成16年10月に業務提携契約書を締結し、卸機能の向上と業務コストの省力化による経営の健全化及び将来の発展的な協力体制について協議を重ねてまいりました。明祥は、アルフレッサグループにとって営業体制が十分に整備されていない北陸地方において強固な販売力や流通網を持っており、全国的な販売・流通網を目指しているアルフレッサグループにとって、明祥と経営統合し、グループとして北陸地方においても強固な販売・流通網を確立することが最善の選択肢であると判断し、株式交換を行い同社を完全子会社とすることと致しました。
株式交換期日 | : | 平成18年4月1日(予定) |
株式交換比率 | : | 1:3(予定) |
発行する株式数 | : | 2,370,000株(予定)
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増加する資本金 | : | 2億37百万円(予定) |
増資後の資本金 | : | 41億10百万円(予定) |
増資の方法 | : | 株式交換に伴う新株の発行 |
増資予定日 | : | 平成18年4月1日(予定) |
【完全親会社】
名称 | : | アルフレッサ ホールディングス株式会社 |
本店所在地 | : | 東京都千代田区大手町一丁目1番3号 |
代表者 | : | 代表取締役社長 横井 太 |
設立 | : | 平成15年9月29日 |
資本金 | : | 38億72百万円 |
【完全子会社】
名称 | : | 明祥株式会社 |
本店所在地 | : | 石川県金沢市無量寺町ハ1番地 |
代表者 | : | 代表取締役社長 石黒 傳六 |
設立 | : | 昭和38年12月19日 |
資本金 | : | 3億95百万 |
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( | 事業革新)
近年、バイオテクノロジーを駆使した遺伝子治療やゲノム創薬などの先進医療により、医療に対する期待がますます高まっています。また、人びとの健康への意識の高まりから、健康食品やサプリメントなどの予防的な商品に対する需要も増加しており、人びとの健康に関するニーズが多様化しております。こうした状況のなか、医療機関や調剤薬局においては、患者や消費者の多様化するニーズに応えるべく、従来のサービスに止まらず、介護関連サービスなど新たなサービスの展開が求められています。同時に、経営状況の健全化が求められるなどサービス向上と効率化が必要とされています。
こうした医療機関や調剤薬局の経営環境を背景に、医薬品卸には、単なる医薬品の流通に止まらず、医療機関や調剤薬局をトータル的にサポートするパートナーとしての役割が求められており、アルフレッサグループでは、そうした状況にいち早く対応すべく新たなサービスを展開しております。具体的には、病院内の物品の購入から物流・消費までの管理を一元的に行い医療機関をサポートするSPD事業、様々な媒体を通して医薬品情報の提供を行う事業などを展開しております。
また、このたび調剤薬局に対し、在庫管理を支援するシステムの提供を開始します。このサービスは、需要予測による最適発注数量の自動算出、店舗内・グループ店舗内の在庫照会やEOS発注を実現することにより、在庫不足による品切れの解消や不良在庫の減少、薬剤師の在庫管理に対する労務負担の軽減など調剤薬局の運営や経営をサポートするものです。この在庫管理システムにより、医薬分業の進展に伴い拡大する調剤薬局市場において、他社との差別化を実現し、シェアの拡大を図るものです。
今後も、より高度化、多様化するニーズに対応すべく、医療機関や調剤薬局をサポートするサービスの開発に努めてまいります。
具体的な数値基準としては、平成18年3月期から平成20年3月期までのHD社連結売上高の伸び率が、当該役務に係る業種の売上高の伸び率の実績を14.1%上回る売上高を目指します。 |
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(2) | 事業再構築を行う場所
アルフレッサ ホールディングス株式会社
本店所在地 東京都千代田区大手町一丁目1番3号
アルフレッサ株式会社
本店所在地 東京都千代田区内神田一丁目12番1号
アルフレッサ ファーマ株式会社
本店所在地 大阪市中央区石町二丁目2番9号
アルフレッサ ピップトウキョウ株式会社
本店所在地 東京都墨田区菊川二丁目23番12号
四国アルフレッサ株式会社
本店所在地 香川県高松市亀井町4番地2
成和産業株式会社
本店所在地 広島市西区商工センター一丁目2番19号
明祥株式会社
本店所在地 石川県金沢市無量寺町ハ1番地
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(3) | 関係事業者
アルフレッサ株式会社
アルフレッサ ファーマ株式会社
四国アルフレッサ株式会社
成和産業株式会社
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これらの事業者は、HD社が発行済み株式総数の100.0%を保有しているため、関係事業者に該当する。 |
アルフレッサ ピップトウキョウ株式会社
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HD社が発行済み株式総数の51.0%を保有しているため、関係事業者に該当する。 |
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(4) | 事業再構築を実施するための措置の内容
別表のとおり
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(5) | 事業再構築の実施時期
事業再構築の開始時期及び終了時期
開始時期:平成17年12月
終了時期:平成20年3月
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(6) | 事業再構築に伴う労務に関する事項
(1) | 事業再構築の開始時期の従業員数
アルフレッサ ホールディングス(株) | 20名 |
アルフレッサ(株) | 4,921名 |
アルフレッサ ファーマ(株) | 620名 |
四国アルフレッサ(株) | 443名 |
成和産業(株) | 738名 |
アルフレッサ ピップトウキョウ(株) | 190名 |
明祥(株) | 458名 |
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合計 | 7,390名 |
(注 | )アルフレッサ ホールディングス(株)の20名は、アルフレッサ(株)からの出向社員であります。 |
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(2) | 事業再構築の終了時期の従業員数(平成20年3月)
アルフレッサ ホールディングス(株) | 20名程度 |
アルフレッサ(株) | 4,483名程度 |
アルフレッサ ファーマ(株) | 629名程度 |
四国アルフレッサ(株) | 435名程度 |
成和産業(株) | 664名程度 |
アルフレッサ ピップトウキョウ(株) | 316名程度 |
明祥(株) | 444名程度 |
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合計 | 6,991名程度 |
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(3) | 事業再構築に充てる予定の従業員数
アルフレッサ ホールディングス(株) | 20名程度 |
アルフレッサ(株) | 4,483名程度 |
アルフレッサ ファーマ(株) | 629名程度 |
四国アルフレッサ(株) | 435名程度 |
成和産業(株) | 664名程度 |
アルフレッサ ピップトウキョウ(株) | 316名程度 |
明祥(株) | 444名程度 |
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合計 | 6,991名程度 |
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(4) | (3)中、新規に採用される従業員数
アルフレッサ ホールディングス(株) | 0名 | |
アルフレッサ(株) | 100名 | 程度 |
アルフレッサ ファーマ(株) | 35名 | 程度 |
四国アルフレッサ(株) | 0名 | |
成和産業(株) | 19名 | 程度 |
アルフレッサ ピップトウキョウ(株) | 73名 | 程度 |
明祥(株) | 35名 | 程度 |
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合計 | 262名 | 程度 |
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(5) | 事業再構築に伴い出向または解雇される従業員数
出向予定人員数 | なし |
転籍予定人員数 | なし |
解雇予定人員数 | なし |
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