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竹資源を有効活用した地域産業の振興による雇用創造(福岡県立花町)
-地域提案型雇用創造促進事業 平成17年度第2次採択決定-
(ポイント)
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厚生労働省は、平成17年度より、地域再生に取り組む市町村等に対する支援の一環として、地域の創意工夫により行う雇用面での対策にかかる経費を全額支援する「地域提案型雇用創造促進事業(パッケージ事業)」(別紙1(PDF:80KB))を新たに実施している。
本年度においては、2度の募集が行われ、本事業の実施を希望する市町村、経済団体等から成る協議会から多数の応募がなされたところであるが、これらについては、学識経験者からなる第三者委員会での審査の結果、第2次採択分の福岡県立花町を合わせ本年度における新たな事業実施分として、35地域(47市町村が対象)の事業構想が採択されたところである。(別紙2(PDF:178KB)参照)
本事業の実施については、地域再生計画の認定を受けることが条件となっているため、福岡県立花町においても、地域再生計画の認定後に事業が開始されることとなっている。
なお、本事業の前身である地域雇用機会増大促進支援事業(プラス事業)から継続して本事業を実施する31地域(96市町村が対象)と合わせ、本年度における本事業の実施地域は全部で66地域(143市町村が対象)となり、これらについては別紙2(PDF:178KB)のとおりである。
第2次採択分として採択された福岡県立花町における平成17年度の雇用創出の見込みは9人、66地域全体では約8,700人となっている。
なお、本事業については、年度を通じて継続して事業構想の募集を行っているところであり、今後は、各地域からの応募状況を踏まえつつ、地域再生計画の次回の認定スケジュールと合わせて審査を行うことを予定している。
平成17年度第2次採択分として採択された福岡県立花町の事業構想の概要は、以下のとおりである。
福岡県立花町:「竹資源を有効活用した地域産業の振興を通じた雇用機会の拡大」
立花町は、町村単位では全国一の竹林面積を有しており、地域経済活性化に向け、竹資源を有効活用した竹のまちづくり「夢たちばなプロジェクト」構想を掲げ「竹炭関連製品の開発研究・製造販売支援」「事業規模拡大・町内への企業誘致の推進」「地産地消の取組み」という3つの観点から「竹資源を有効活用した地域産業の振興を通じた雇用機会の増大」の取組みを進め、「日本一の竹のまち」を目指しているところである。 しかしながら、構想を推進するにあたって、地元に「商品開発研究」「販路拡大に向けた専門的な知識やノウハウ」「高度なIT技術」等の高度な技術・資質を持った人材が不足している。 そこで、地元企業に対する支援として、企業人材の育成や技術指導、ヘッドハンティング等による人材の誘致や公募を実施し不足する人材の確保を図るとともに、地元求職者等に対しては資質向上のため「セミナー開催」、「求職者情報提供コーナー」「求職者相談コーナー」の充実を図ることにより、地域における雇用機会の拡大を目指すこととしている。 |