平成17年11月17日
(照会先)
 老健局振興課 室橋、余語(よご)
 内線 3936
 TEL3595−2889(直通)

平成17年度介護支援専門員実務研修受講試験
における採点除外の取扱をした問題について

 本日、平成17年度介護支援専門員実務研修受講試験についての合格基準を設定するための試験委員会が開催された。
 審議の結果、合格基準について決定されたところであるが、その過程で別紙のとおり保健医療分野において不適正な出題が1問あったことが判明したので、当該問題については採点対象から除外することとした。
 今後、当該合格基準を各都道府県に通知し、これにより各都道府県で合否が決定されるが、当該不適正問題については、採点対象から除外されることから、合否に影響がでることはない。


【別紙】

 保健医療分野(基礎)
問題28  加齢に伴う検査値の変化について適切なものはどれか。2つ選べ。

選択肢
 1 経口糖負荷試験の血糖値は、より高くなりやすい。

 2 クレアチニンクリアランスの低下に伴い、血清クレアチニン値も低下する。

 3 血清アルブミン値が上昇し、浮腫を来しやすくなる。

 4 GOT(ALT)の加齢に伴う変化はほとんどない。

 5 呼吸機能検査では、肺活量が低下し、1秒率は増加する。

【訂正点】

選択肢4   誤: GOT(ALT)の加齢に伴う変化はほとんどない。

  正: GOT(AST)の加齢に伴う変化はほとんどない。

注記
GOT: glutamic oxaloacetic transaminase(グルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミナーゼ)
AST: aspartate aminotransferase(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)
ALT: alanine aminotransferase(アラニンアミノトランスフェラーゼ)


(参考)
介護支援専門員実務研修受講試験について(概要)

.介護支援専門員養成の流れ
対象者
 受験資格: 保健医療福祉分野で5年以上の実務経験を有する者
試験(実務研修受講試験)




 試験目的: 実務研修が受講できる基礎知識の有無を確認。
 試験内容: 介護保険制度(要介護認定、介護サービス計画の作成、介護支援サービスの理念・方法など)、保健医療福祉サービス分野の基礎的知識
 実施主体: 都道府県または都道府県が指定する法人
 ※  国(厚生労働省)が試験問題・合格基準を策定
実務研修



 内容: 介護支援サービス、要介護認定等
 方法: 講義及び演習・実習形式
 実施主体: 都道府県または都道府県が指定する法人
研修修了証及び登録証明証の発行
 内容: 都道府県による名簿作成・管理、研修修了者への登録証明書の交付等
居宅介護支援事業者または介護保険施設において従事

.本年度の実施状況
(1)試験日  平成17年10月23日
(2)受験者数  136,044人
(3)合格発表  12月中(各都道府県ごとに決定)

.合格者数の推移(第1回〜第7回)
  受験者数
(A)
合格者数
(B)
合格率
(B/A)
第1回(平成10年度) 207,080人 91,269人 44.1%
第2回(平成11年度) 165,117人 68,090人 41.2%
第3回(平成12年度) 128,153人 43,854人 34.2%
第4回(平成13年度) 92,735人 32,560人 35.1%
第5回(平成14年度) 96,207人 29,508人 30.7%
第6回(平成15年度) 112,961人 34,634人 30.7%
第7回(平成16年度) 124,791人 37,781人 30.3%
第1回〜第7回合計 927,044人 337,696人

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