プレスリリース |
平成17年3月3日 厚生労働省 農林水産省 |
1. | 昨日(3月2日)、2月8日〜17日にローマ(イタリア)で開催された国際専門家会議(JECFA)におけるカドミウム等の評価結果について、FAOのホームページに掲載されましたのでお知らせします。 ホームページアドレス;ftp://ftp.fao.org/es/esn/jecfa/jecfa64_summary.pdf 概要については、以下のとおりです。 〈カドミウム〉 コーデックス委員会で国際基準値が検討されている各品目について、現行の基準値案とその上下の値を設定した場合の影響等について議論された。その結果、いずれの値を設定したとしても、総カドミウム摂取量の変化はほとんどなく、人の健康上のリスクの観点からもほとんど影響がないと結論づけた。
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( | 参考) JECFAとは、国連食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)の主催によって、国際的な科学者が参加して非公開で開催される専門家会議である。JECFA: Joint FAO/WHO Expert Committee on Food Additives |
2. | 今後の予定 今回のJECFAでの議論を踏まえて、4月に開催されるコーデックス委員会食品添加物・汚染物質部会(CCFAC)及び7月に開催されるコーデックス総会において、食品中のカドミウムの国際基準値案が議論される予定。 |
3. | 今後の対応 厚生労働省及び農林水産省は、引き続き、国際基準を巡る議論に積極的に関与していくとともに、国内的には、食品安全委員会で検討中のリスク評価結果を踏まえ、国内基準の設定等、必要なリスク管理のあり方について検討していくこととしている。 |
問い合わせ先 厚生労働省医薬食品局食品安全部基準審査課
農林水産省消費・安全局農産安全管理課
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