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平成17年1月12日
健康局結核感染症課

 担当: 前田(内2373)
田村(内2932)
 電話: 03−3595−2257


今冬の感染性胃腸炎の集団発生事例について


 感染性胃腸炎は、多種多様の原因によるものを含む症候群であり、主な病原体は、細菌、ウイルス、寄生虫が本疾患の起因病原体となり、ウイルス性の代表的なものに、ノロウイルス、ロタウイルス、腸管アデノウイルスなどがある。
 感染症胃腸炎の発生状況については、感染症法第14条に基づき、約3,000箇所の医療機関からの発生届出により、発生動向調査を行っており、本年における発生状況は、例年同様の発生状況である。(グラフ参照)
 今回、広島県の特別養護老人ホームを始め施設での集団発生事例を踏まえ、早急に都道府県等の把握している事例を集計したが、各地において施設での集団発生が認められた。
 集団発生は、例年発生していたと推定されるが、厚生労働省としては、今回の事例を契機に引き続き発生動向を監視するとともに、施設等における衛生管理の徹底により感染の予防、拡大の防止に努めてまいりたい。


今冬の感染性胃腸炎の集団発生事例(把握分)について(全国数) (単位:人)
施設数 感染者数  うちノロウイルスが検出された者
(ノロウイルスによる感染が疑われる者も含む)
死亡者数
236 7,821 5,371 12
(詳細については、別紙(PDF: 96KB)参照)


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