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参考資料1

 みむら ひとし
 三村 仁司 氏
(56歳) 個人推薦
《写真番号 1》(PDF:83KB)

 世界が注目する五輪用シューズを初め、様々なジャンルの一流選手が愛用する特注シューズ作りの第一人者。

 【スポーツシューズ製造工 (株)アシックス TEL078-303-6888 名簿番号147】
 国内外の陸上競技、野球、サッカーなど様々なジャンルの選手に対応した競技シューズを作成し、その選手の多くが五輪、世界選手権等で記録更新、メダル獲得を成し遂げていることから、日本における特注シューズ作りの第一人者として知られている。
 採寸、設計、裁断、成型、仕上げ・検査といった基礎的技術全般にわたる技能に卓越していることに加え、選手一人一人から要望や悩みを聞き、ニーズを的確に把握するとともに、さらに足の触診を行い、筋肉のつき具合、関節の特徴を掴み、一人一人に応じた最適のシューズを仕上げる。また、各選手のコンディションの状況や故障に応じて随時、補強、補正を行い、選手が常にベストの力を発揮できるシューズを作成する。
 選手の予想を上回る仕上がりで作られるシューズへの選手の期待は非常に大きく、本年度行われたアテネ五輪においても多くの一流選手に愛用された。

 あらい まさし
 新井 正 氏
(53歳) 日本光学工業協会推薦
《写真番号 2》(PDF:97KB)

 世界最高倍率のハイビジョン用ズームレンズを生み出した、レンズの光軸の組立・調整技能に卓越。

 【光学機械組立工 フジノン(株) TEL048-668-2112 名簿番号37】
 ハイビジョンは、高鮮明化を求める視聴者のニーズに対応する21世紀の主流となる高精細度テレビジョン放送方式であるが、氏は、髪の毛の20分の1の太さである1ミクロン(千分の一ミリ)以内の精度でのレンズ研磨が要求される放送用テレビレンズの製造業務に長年従事し、その経験を活かして、レンズの光軸の調整方法やレンズ固定方法に関して独自の技能を生み出したことにより、高画質なハイビジョン放送用の世界最高倍率の101倍ズームレンズの製作を可能とした。
 このズームレンズの製品化により、スポーツ中継等で、スタジアム全景から選手の表情まで、迫力ある映像を捉えることが可能となった。

 まつい としかず
 松井 利和 氏
(60歳) 静岡県推薦
《写真番号 3》(PDF:97KB)

 医療分野で、癌やアルツハイマーの診断で注目されているCT用光電子増倍管開発等に採用されている「光電面」製作技能の第一人者。

 【電子管・特殊電球製造工 浜松ホトニクス(株) TEL053-452-2141 名簿番号42】
 東京大学小柴教授の「ノーベル物理学賞」受賞に大きく貢献した浜松ホトニクス(株)の「光電子増倍管」製造の業務に永く従事し、特にその中の「光電面製作」技能に関しては業界における第一人者である。独創的なアイデアにより、昭和44年、当時不可能とされていたマルチアルカリ光電面を有する世界初のサイドオン形光電子増倍管の開発に成功した。また、氏の開発した光電子増倍管は、数多くの特許・実用新案を取得し、医療診断分野や地球環境測定分野のほかIT関連機器業界の発展にも大きく寄与している。

 ふじもと ともあき
 藤本 朝詔 氏
(60歳) 神奈川県推薦
《写真番号 4》(PDF:82KB)

 横浜ベイブリッジ等の大型橋梁やダム水門の基部に使用される給油不要の球面軸 受け(オイルレスベアリング)製造におけるフライス盤、普通旋盤に関する加工技 能に卓越。

 【金属工作機械工 オイレス工業(株) TEL0466-44-4811 名簿番号15】
 金属自体にオイルを含有させること等により給油を不要とした球面軸受け(オイルレスベアリング)の製造におけるフライス盤・普通旋盤に関する加工技能に卓越し、直径2メートルを超える球面軸受けを高い精度で加工することにより、大型橋梁やダムの水門の可動部での使用を可能とし、給油により発生する潤滑油による環境汚染を大幅に低減した。
 また、横浜ベイブリッジや本四架橋等の大型橋梁の建設プロジェクトに参加し、高品質の球面軸受けを耐震性の向上のため橋梁の支柱等の軸受けとして設置し、橋梁の構造に柔軟性をもたせることにより、大型橋梁の安全性の向上に寄与した。
 最近は超微細技術の基盤技術として超精密空気軸受け(エアベアリング)の研究開 発に取り組み、高性能を実現し、日本の最先端技術に貢献している。

 よしだ きくじろう
よし田 菊次郎 氏
(60歳) 協同組合全日本洋菓子工業会推薦
《写真番号 5》(PDF:109KB)

 日本におけるフランス菓子の草分け的存在として、洋菓子業界の発展に寄与。

 【洋菓子製造工 (株)ブールミッシュ TEL044-210-2074 名簿番号120】
 37年間、洋菓子製造に携わり、ヨーロッパ各地でも研鑽を積み、チョコレート菓子をはじめ、あめ細工、工芸菓子等の製造技能に卓越している。氏が、98年にトリュフチョコレートを中に忍ばして焼いたチョコレートケーキ「ガトー・オー・トリュフ」は、世界食品コンテスト(モンド・セレクション)で、今年まで7年間、金賞を連続受賞している。また、職業訓練校、菓子専門学校等で後進技能者の指導育成にも大きく寄与ししている。

 つぼうち のりこ
 坪内 能莉子 氏
(59歳) 大阪府推薦
《写真番号 6》(PDF:119KB)

 婚礼中の洋装から和装への切り換え時間を大幅に短縮する新技法を開発するなど、国際的評価も高い婚礼美容の第一人者。

 【美容師・着付師 (株)坪内美容院 TEL06-6943-2182 名簿番号123】
 婚礼着付における洋装から和装への早替え「坪内式クイックチェンジ」及び和装と洋装を融合させた「坪内式新和装」は業界の注目を集めた。
 氏の技能は国内にとどまらず、国際的な美容師の団体であるI.D.C(世界美容家協会)から、その優れた技能を認められ、美容コンクール世界大会に日本代表として度々出演するとともに、平成15年には同協会から、各国で一名、年間を通し一番活躍した技術者が表彰される「パーソナリティ・オブ・ザ・イヤー」を受賞している。
 また、本年5月に日本で開催された同協会主催の美容コンクール世界大会では、副実行委員長を努め、後進技能者の指導育成にも尽力している。

注:年齢は表彰日(H16.11.25)現在


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