プレスリリース |
1 | 本日から2日間の日程で仙台市で開催されている「プリオン病国際シンポジウム」において、(独)農業・生物系特定産業技術研究機構動物衛生研究所プリオン病研究センターが、平成16年3月9日にBSE感染が確認された農場で死亡した94か月齢の牛(国内11例目)の各種組織における異常プリオンたん白質の蓄積に関する調査研究結果を報告しました。 |
2 | 研究報告の内容は、坐骨神経、脛骨神経等の末梢神経組織や副腎から、わずかな量の異常プリオンたん白質がウエスタンブロット法により検出されたというものですが、厚生労働省及び農林水産省としての考え方を別添のQ&Aに取りまとめましたので、お知らせします。 |
3 | なお、我が国では、と畜場や農場でのBSE検査で陽性となった牛については、すべて焼却処分とし、食肉として流通させないしくみとなっております。今回の牛についても既に焼却処分されています。 |
【連絡先】 厚生労働省食品安全部監視安全課 電話03-5253-1111(直通03-3595-2337) 担当:道野(内線2473)、蟹江(内線2455) 農林水産省消費・安全局衛生管理課 電話03-3502-8111(直通03-3502-8206) 担当:小倉(内線3202)、杉崎(内線3220) |
Q1 農場段階の死亡牛検査で発見されたBSEの病勢が進行した94か月齢の事例において、末梢神経組織の一部や副腎に異常プリオンたん白質が見つかったという研究が発表されましたが、牛肉は安全なのでしょうか? |
Q2 BSEにかかった牛の末梢神経組織の一部や副腎から異常プリオンたん白質が発見されたのは、はじめてでしょうか? |
Q3 今回の発表を受けて、現在のBSE対策は見直されるのでしょうか? |