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10.ネットワークの中での工夫点


 児童虐待防止ネットワークの中で、特に工夫している点を調査したところ、以下のとおりである。

  工夫点
会議の運営
に関すること
定期的に情報交換し、ケース連絡会を開催する。
長続きさせるため、必要に応じて開催する。
実務者レベルの会議を多く開催する。
個別ケース検討会議は、直接関係するメンバーで構成させる。
迅速に情報交換をする。
通報、相談後の対応を迅速に行い、方針決定と情報共有まで時間を要する場合は事務局から担当者へ中間報告を適宜行う。
メンバーを広い分野から選出する。
メンバーを固定し、必要以上に情報が流出しないようにする。
テーマ、課題を設定し運営する。
ネットワークを三部会(幼児部会、学齢部会、保健所部会)で構成させる。
関係機関の役割が明確になるよう会議を進める。
形だけのネットワークではなく、各機関の役割、連携等、相互理解に努める。
日常的に連携を密にする。
メンバーが共通認識を持てるよう、会議録を作成し配布する。
グループワークを取り入れる。
事務局業務を保健、保育、教育、福祉の4つの分野で協働する。
小規模な自治体のため、会議の開催より個別の情報共有を重視する。
メンバーの交代の度に虐待の定義等について確認する。
ネットワーク
の活動への
支援体制に
関すること
地域での見守りの目を増やす。
事例の管理を行い、継続ケースの確認や確認事項の漏れがないようにする。
専用電話を設置し、情報の集約をする。
チェックリスト、支援評価表を作成し、効果的な支援に活用する。
緊急事例、重症事例には専門スタッフで構成される支援チームで迅速に対応する。
困難事例について迅速に関係機関が協議できる場を設定する。
困難事例については、専門職のアドバイスを受ける。
事務局会議に相談会を設置し、関係者が相談の場として活用できるようにする。
適切な対応ができるよう、専門機関の指導を受ける。
子育て支援に関する専門機関を設置し、相談機能の充実を図る。
マニュアル等を作成し、配布する。
事例が少ない地域でも毎年研修会を実施する。


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