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8.ネットワークの活動内容


 児童虐待防止を目的とする市町村域でのネットワーク1,243か所について、児童虐待防止に関する活動内容を示すと以下のとおりである。
 活動内容の割合では、「個別ケース検討会議」の開催が最も多く、906か所(72.9%)となっている。開催回数については、年1回から170回までと市区町村により大きく差がみられたが、平均すると年8.8回となり、「機関連絡会」のなかでは最多であった。
 「機関連絡会」、「研修会」、「住民等への講演会・学習会」については、昨年とほぼ同率であったが、「その他の活動」については約2倍(13.5%)に増え、内容も多岐にわたっている。具体的には、普及啓発活動として、パンフレット、マニュアル、ポスター等を作成し、関係者や住民に配布しているほか、グループ育成や相談事業、緊急判定委員会の開催、通報用のメールアドレスの開設など、地域の現状とニーズに合った活動が行われている。

児童虐待防止に関する活動内容 (平成16年6月1日現在)
ネットワーク設置数 活動内容
機関連絡会 研修会 住民等への
講演会・
学習会
その他の活動
代表者会議 実務者会議 個別ケース会議
か所 年平均
回数
か所 年平均
回数
か所 年平均
回数
か所 年平均
回数
か所 年平均
回数
か所 年平均
回数
総数 1243 841 1.6 785 3.4 906 8.8 542 3.3 239 1.7 168 7.3
割合(%) 67.7 63.2 72.9 43.6 19.2 13.5
都道府県
457 369 1.6 317 4.4 378 10.6 245 1.4 129 1.5 55 9.1
19 23 1.7 19 3.5 23 22.2 18 3.0 11 1.4 6 12.8
645 376 1.4 388 2.9 451 4.0 236 1.5 84 2 100 9.8
109 60 1.3 60 2.0 52 2.2 40 1.3 9 1.3 5 3.3
指定都市 13 13 1.8 1 4.0 2 5.0 3 9.3 6 2.3 2 1.5
 
指定都市
(区の状況)
116 84 1.7 110 3.9 111 3.7 97 1.4 75 1 60 1.9
割合(%) 72.4 94.8 95.7 83.6 64.7 51.7
 
平成
15年度
※1
総数 967 714 1.7 594 4.0 608 5.1 471 1.7 204 1.7 68 12.4
割合(%) 73.8 61.4 62.9 48.7 21.1 7.0
 
平成
14年度
※2
総数 702 544 2.0 379 4.6 398 6.1 351 1.7 197 2.1
割合(%) 77.5 54.0 56.7 50.0 28.1
※1 活動内容については重複回答あり
※2 平成15年度とは、平成15年6月1日時点のもの
※3 平成14年度とは、平成14年6月時点のもの
※4 平成14年度及び平成15年度の活動回数は、延べ回数をか所数で割り返した数字である

 なお、活動内容の各項目について年平均回数の分布を示すと以下のとおりである。

(1) 機関連絡会
ア.代表者会議
代表者会議のグラフ
(注) 代表者会議
定義: 参加機関の管理職で構成され、年に1〜2回程度開催。実際の担当者で構成される実務者会議が円滑に実施され、活発に活動できる環境づくりを推進する。

イ.実務者会議
実務者会議のグラフ
(注) 実務者会議
定義: 実際に活動する実務者で構成され、ネットワークの主体となる会議。連絡調整や研修会などを行う。

ウ.個別ケース検討会議
個別ケース検討会議のグラフ
(注) 個別ケース検討会議
定義: 通告を受けた個々のケースについて、具体的な援助内容について検討する会議。

(2) 研修会
研修会のグラフ

(3) 住民等への講演会・学習会
住民等への講演会・学習会のグラフ

(4) その他の活動
その他の活動のグラフ


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