プレスリリース |
3月22〜26日に、オランダ(ロッテルダム)で開催された第36回コーデックス委員会食品添加物・汚染物質部会において、食品中のカドミウムの国際基準値案が議論された。
検討結果の概要及び今後の予定は以下のとおり。
1 | 背景
|
2 | 検討結果 カドミウムの国際基準値については、部会での検討の結果、以下について本年6月開催予定のコーデックス委員会総会に諮ることが合意された。
また、来年2月にFAO/WHO合同食品添加物専門家会議による摂取量評価を行うこととし、来年以降の部会における基準値案の検討に資することが決定された。なお、軟体動物については、その分類等について引き続き部会において検討されることとされた。 |
3 | 今後の予定 今回のコーデックス委員会の部会の検討結果は、本年6月開催のコーデックス委員会総会(スイス)でその取扱いが検討され、その後、来年の部会で基準値案を再度検討することとなっている。 |
問い合わせ先
厚生労働省医薬食品局食品安全部基準審査課
農林水産省消費・安全局農産安全管理課
|
(別紙)
食品群 | 基準値案 (mg/kg) |
ステップ注) | 備考 |
精米 | 0.4 | 5 | |
小麦 | 0.2 | 5 | |
ばれいしょ | 0.1 | 5 | 皮を剥いたもの |
根菜、茎菜 | 0.1 | 5 | セロリアック、ばれいしょを除く |
葉菜 | 0.2 | 5 | |
その他の野菜 (鱗茎類、アブラナ科野菜、ウリ科果菜、その他果菜) |
0.05 | 5 | 食用キノコ,トマトを除く |
軟体動物 (頭足類を含む) |
1.0 | 3 |
※ | 第35回同部会まで検討されていた、果実、牛・鶏・豚及び羊の肉、馬肉、ハーブ、食用キノコ、セロリアック、大豆、落花生については、カドミウムの摂取の寄与が小さいことから、基準値検討の対象外とされた。 |
|