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厚生労働省発表
平成16年1月13日
担当 職業安定局業務指導課
TEL 5253-1111(内線5375,5691)
3502-6774(夜間直通)


平成16年3月高校・中学新卒者の就職内定状況等(平成15年11月末現在)について


 厚生労働省では、平成15年11月末現在における今春の高校・中学新卒者の就職内定状況等を取りまとめた。
 その概要等は次のとおりである。

〔高校新卒者〕(第1表
 (1) 求人数は18万4千人で、前年同期に比べ2.0%増加。
 (2) 求職者数は19万7千人で、前年同期に比べ1.6%減少。
 (3) 求人倍率は0.94倍で、前年同期を0.04ポイント上回る。
 (4) 就職内定者数は12万1千人(前年同期比0.2%増)であり、就職内定率は61.4%で、前年同期を1.1ポイント上回る。就職内定率を男女別に見ると、男子は66.7%(前年同期を1.9ポイント上回る)、女子は55.4%(前年同期を0.1ポイント下回る)。

〔中学新卒者〕(第2表
 (1) 求人数は1千9百人で、前年同期に比べ10.9%減少。
 (2) 求職者数は5千5百人で、前年同期に比べ8.0%減少。
 (3) 求人倍率は0.34倍で、前年同期を0.01ポイント下回る。

 このような状況を受け、厚生労働省では、主要経済団体の長に対し、新卒者の採用枠の拡大について、厚生労働大臣及び文部科学大臣から要請することとしている(1月14日予定)。また、厳しい新規学卒者の内定状況に対応するため、次頁のような就職支援を集中的に実施し、卒業までの就職の実現を図ることとしている。

(参考)
 本調査は、学校又は公共職業安定所の紹介により就職を希望する生徒の状況をとりまとめたものである。
 平成16年3月高校・中学新卒者の採用選考・内定開始期日は、厚生労働・文部科学両省において次のとおり定められている。
・高校 平成15年9月16日以降
・中学校 平成16年1月 1日以降(積雪指定地域においては、平成15年12月1日以降)



未内定者に対する就職支援の強化


 大学生等には、学生職業総合支援センター・学生職業センター・学生職業相談室(各都道府県に1所設置)において、高校生等には全国のハローワークにおいて、未内定者の把握、就職相談等の個別就職支援を集中的に実施する。
 また、ハローワークに未内定者専任の若年者ジョブサポーター(100名)を配置するとともに、求人開拓推進員(500名)も、未内定者向け求人開拓のほか、個別就職支援を実施することとし、未内定者の就職支援体制を強化する。

1.求人開拓の積極的な実施
 ハローワークに配置している求人開拓推進員のうち、500名を未内定者向けの求人開拓に集中化。

2.未内定者の個々の状況に応じた個別就職支援の実施
 (1) 未内定者の把握と個別就職支援方針の策定
  ○高校への出張相談等により未内定高校生全員を把握。
 ○大学生等については、学生職業総合支援センター、学生職業センター等の登録学生のうち、未内定者を把握。
また、大学や短大に積極的に働きかけ、未内定学生の同センター等の利用、学生職業総合支援センターホームページへの登録を勧奨。
 (2) 職業相談、職業紹介等の実施
  ○個別相談により動機付けの向上や就職先の再検討等、模擬面接等により就職に必要な知識・素養を付与。
 ○企業見学への同行や同行紹介等きめ細かな職業紹介を実施。
 (3) 就職準備講習の実施
  ○高卒未内定者に対する就職準備講習を積極的に実施。
 (4) 若年者トライアル雇用の機動的活用
  ○卒業後直ちにトライアル雇用を開始できるよう対象者としての取扱いを前倒し。
 ○求人者に対するトライアル雇用の積極的な活用勧奨。
 (5) 求人情報の集中的な提供
  ○高卒者就職支援システム(高卒求人)、学生職業総合支援センターホームページ(大卒等求人)による求人情報の提供。
 ○未内定者に対する個別の求人情報の提供。
 (6) 未就職卒業者に対する職業訓練の受講推薦等
  ○未就職のまま卒業することが見込まれる者のうち、希望者に対し、若年求職者を対象とした職業訓練(1〜2ヶ月間の企業実習を含む5ヶ月程度)の受講推薦。

3.就職面接会等の積極的な開催
 地域の未内定者の状況に応じ、就職面接会や管理選考を追加的に開催。(9頁参照)
 




就職面接会開催予定(平成16年1月〜3月)
 ・大学等新卒者等対象就職面接会 34都道府県 84会場で開催予定
 ・高校新卒者等対象就職面接会 40都道府県112会場で開催予定







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