プレスリリース |
平成15年10月22日 厚生労働省 農林水産省 |
平成15年10月21日(火)、第9回コーデックス連絡協議会を開催したところ、その概要は以下のとおりであった。
I. | 会議の概要 7月に開催された第26回コーデックス総会の概要について報告がなされ、質疑応答が行われた。また、10月下旬及び11月上旬にそれぞれ開催が予定されている食品表示部会のWG(遺伝子組換え表示)、第25回栄養・特殊用途食品部会について、その概要・我が国の考え方(案)を説明し、意見交換が行われた。 また、今後のコーデックス連絡協議会のあり方(案)についての事務局提案について承認された。 |
1. | 最近のコーデックス委員会の活動状況について 第26回コーデックス総会の結果概要に関し、以下の内容等について委員から質疑が行われた。 |
・ | 執行委員会へのオブザーバー組織の参加 |
・ | 地域調整国の役割 |
・ | 健康及び栄養強調表示の使用に関するガイドライン |
・ | 暫定的残留農薬基準値 |
・ | 即席麺の規格案 |
2. | 今後のコーデックス委員会の活動状況について 委員から下記の意見等が出された。 |
・ | 健康強調表示に関し、広告等も含めて考えるべきであり、厳しく条件を付けるべき。 |
・ | 乳幼児用調製粉乳の規格に関し、粉ミルクが母乳より優れているというようなイメージを持たれないようにすべき。 |
・ | 現行のガイドライン案を「遺伝子組換え」との表示を行うものと行わないものとに分割するというカナダ提案は適当でなく、一つのガイドラインとして議論すべき。 |
・ | 将来的には、遺伝子組換え食品について、タンパク質やDNAを含有しない場合にも表示する方向を目指すということを主張してほしい。 |
・ | 遺伝子組換え食品の表示については、多種多様な原材料が使われる現実を踏まえ、実現可能なガイドラインを示してほしい。 |
・ | 遺伝子組換え食品の表示の制度は、ようやく定着したところであり、これを変更しようとする場合には、国内で十分な議論が必要。 |
2. | 今後の連絡協議会のあり方について 事務局からの提案が承認された。なお、委員から下記の意見が出された。 |
・ | 提案にあるように、コーデックスの検討課題に対する政府の考え方を示すことが重要。 |
・ | 整理された資料がないと短期間で意見を出すことは難しい。政府からの情報提供が重要。 |
・ | 議論する課題(国民の関心が高い課題)の選定については十分考慮すべき。 |
III. | 次回会議の予定 第10回コーデックス連絡協議会は平成15年11月11日(火)14:00〜16:00に第19回一般原則部会(11月17日〜11月21日)、第12回食品輸出入制度認証制度部会(12月1日〜12月5日)の議題を中心に開催予定。 |
(問い合わせ先) 厚生労働省医薬食品局食品安全部企画情報課 食品国際企画調整官 三浦 公嗣 担当:一瀬(内2407)電話:代表03-5253-1111 農林水産省消費・安全局消費・安全政策課 国際室長 大山 誠一郎 担当:坂(内3082)電話:代表03-3502-8111 |