報道発表資料  厚生労働省ホームページ

平成15年8月25日
(照会先)
医薬食品局血液対策課
  田中・丈達
内線:2905/2907
直通:3595−2395

日本赤十字社からの遡及調査に基づく医薬品副作用感染症報告について


 平成15年7月29日付けで日本赤十字社から遡及調査の経過について厚生労働省に対し報告があったところであるが、引き続き同社において遡及調査を継続した結果、HBV感染が疑われる事例が判明し、平成15年8月22日に厚生労働省に対し報告があったところである。

 平成14年7月19日に供血した者の血液を原料とした新鮮凍結血漿が平成15年2月12日に輸血された。同じ供血者が本年7月3日に再度、供血をした際、血清学的検査の結果、HBc抗体陽性と判明したことから、日本赤十字社は、遡及調査を実施し、輸血を行った医療機関に本年7月16日に情報提供を行った。情報提供に基づき、輸血を受けた患者について血清学的検査を行ったところ、HBs抗原陽性が判明したものである。(別紙参照)事実関係の詳細については現在、同社で調査中である。

 なお、今回の事例は、遡及調査の結果、感染が疑われるとして報告を受けた第1例であることから、公表するものであり、今後は、このような事例については、当分の間、薬事・食品衛生審議会薬事分科会血液事業部会運営委員会に報告することを予定している。


別紙

日本赤十字社からの報告を受けた事例の概要

○HBV感染患者と輸血の関係

図

遡及調査による医療機関への情報提供日
・(患者1及び2)平成15年7月15日
・(患者3)平成15年7月16日


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