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プレスリリース
平成15年6月12日(木)
厚生労働省医薬局食品保健部企画課
農林水産省総合食料局品質課

第8回コーデックス連絡協議会の概要

 平成15年6月9日(月)、第8回コーデックス連絡協議会を開催したところ、その概要は以下のとおりであった。

I. 会議の概要
 最近、開催されたコーデックス委員会部会(第31回食品表示部会、第3回果汁・野菜ジュース特別部会)の活動状況について報告がなされ、質疑応答が行われた。また、6月下旬に開催が予定されているコーデックス総会について、その概要・我が国の考え方(案)を説明し、意見交換が行われた。
 また、今後のコーデックス連絡協議会のあり方について、意見交換が行われ、次回会合でも引き続き議論が行われることになった。
II.主な意見等
1.コーデックス委員会活動状況について
既に開催済みのコーデックス委員会部会の検討状況等について質疑応答があった他、コーデックス総会のコーデックス評価レポート等について、下記の内容について委員から質疑が行われた。
各国の国内規格のデータベース化
部会の期限設定
コーデックス総会、執行委員会へのINGOのオブザーバー参加
2.今後の連絡協議会のあり方について
 委員から下記の意見が出された。
(1)会議の進め方について
意見交換、政府への意見の提示に重点を置くことに賛成
政府からの情報提供に関しても重要
(2)会議の議題について
総会、一般問題を中心とすることに賛成
重要なワーキンググループについても検討議題に加えるべき
(3)委員の参加について
議題により専門性のある臨時委員を参加させるべき
様々な部会がある中で、同じ委員で連絡協議会を構成するのは難しいので、内容によって分類してはどうか
(4) コーデックスコンタクトポイントについて
連絡協議会に積極的に関与すべき
(5)この他、政府のコーデックスに関する体制について
国内のコーデックス委員会の設置も検討すべき
コーデックス・コンタクト・ポイントの役割等について検討すべき
連絡協議会の意見が政府の対処方針に反映されるプロセスの明確化の観点から、各省対処方針会議の運営要領の作成が必要
長期的展望に沿った対応をするためにも、継続的に関与できる研究者等の活用も有用
各省のHPに、コーデックスの概要等を掲示すべき
 これらの意見を踏まえ、コーデックス連絡協議会の設置要領の改正案が了承された。しかしながら、コーデックス連絡協議会の目的等について更なる検討が必要であるとの意見が出され、その結果によって必要に応じ、更に設置要領の改正を検討することとした。 また、今後のコーデックス連絡協議会のあり方について、本日の意見を踏まえ、事務局で整理して次回改めて案を提示し、再度議論を行うこととした。
III.次回会議の予定
 第9回コーデックス連絡協議会は平成15年10月21日(火)14:00〜16:00に第25回栄養・特殊用途食品部会(11月3日〜11月7日)の議題を中心に開催予定。

(問い合わせ先)
厚生労働省医薬局食品保健部企画課
 食品国際企画調整官 牛尾 光宏
 担当:一瀬(内2492)電話:代表03-5253-1111
農林水産省総合食料局品質課
 国際規格調整室長 幸田 淳
 担当:坂(内3107)電話:代表03-3502-8111


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