厚生労働省発表 平成１５年５月９日

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　厚生労働省では、平成１５年３月末現在における今春の高校・中学新卒者の就職内定状況等をとりまとめた。
　その概要等は次のとおりである。

〔高校新卒者〕（第１表） 　(1) 　求人数は２１万６千人で、前年同期に比べ１０．１％減少。 　(2) 　求職者数は１７万８千人で、前年同期に比べ６．７％減少。 　(3) 　求人倍率は１．２１倍で、前年同期を０．０５ポイント下回る。 　(4) 　就職内定者数は１６万人（前年同期比６．３％減)であり､就職内定率は９０．０％で、前年同期を０．３ポイント上回る。就職内定率を男女別に見ると、男子は９１．９％（前年同期と同じ）、女子は８７．８％（前年同期を０．６ポイント上回る ）。 〔中学新卒者〕（第２表） 　(1) 　求人数は４千１百人で、前年同期に比べ１８．５％減少。 　(2) 　求職者数は４千４百人で、前年同期に比べ１５．３％減少。 　(3) 　求人倍率は０．９３倍で、前年同期を０．０４ポイント下回る。 　(4) 　就職内定者数は２千８百人（前年同期比１５．５％減）であり、就職内定率は６４．３％で、前年同期を０．１ポイント下回る。就職内定率を男女別に見ると、男子は６７．０％（前年同期を０．６ポイント上回る）、女子は５８．９％（前年同期を１．６ポイント下回る）。

　厚生労働省では、未内定者に対する就職支援の一層の強化を図るため、平成１４年度補正予算により「未内定者ジョブサポート事業」を実施し、学校とも連携しながら未内定者が一日も早く就職決定に至るようその支援に全力を挙げてきたところである（別添）。今後も各ハローワーク等においては、未就職卒業者の早期就職決定に向けて、きめ細かな職業相談の実施、積極的な求人情報の提供、個別の求人開拓、採用選考機会の確保等、早期の就職決定を図っていくこととしている。

※なお、本調査は学校・公共職業安定所の紹介を希望する生徒についての状況である。

(参考)	平成１５年３月高校・中学新卒者の選考・内定開始期日は、文部科学・厚生労働両省により、次のように定められている。 ・高校 　平成１４年９月１６日以降 ・中学校 　平成１５年１月１日以降（指定積雪地にあっては平成１４年１２月１日以降)