第７回コーデックス連絡協議会の概要

１．	会議の概要 　最近、開催されたコーデックス部会（臨時総会、バイオテクノロジー応用食品特別部会、食品添加物・汚染物質部会、一般原則部会）の活動状況について報告がなされ、質疑応答が行われた。また、４月下旬に開催が予定される食品表示部会について、その概要・我が国の考え方（案）を説明し、意見交換が行われた。また、今後のコーデックス連絡協議会のあり方について説明したが、時間がなかったことから、次回会合で議論が行われることになった。
２．	主な意見等 　既に開催済みのコーデックス各部会の検討状況等について質疑応答があった他、今後開催される食品表示部会について委員から次のような意見が出された。　 （１） 遺伝子組み替え食品の表示については、ＥＵの主張と同様に、遺伝子組み替え技術によって得られたＤＮＡ等が存在していない場合も表示すべきとすることが適当である。 （２） 遺伝子組み替え技術によって得られたＤＮＡ等が存在しない場合も表示することや、意図せざる混入を認めないとすることは、実行上不可能である。ＤＮＡ等が存在する場合に限って表示することがベストである。ＥＵは、ＤＮＡ等が存在しない場合も表示することを主張するものの、実際には実行していない。 （３） 栄養表示ガイドラインにおいて、トランス脂肪酸等を義務表示とすることは、各国の食生活が異なる中で、一律に適用することは時期尚早である。
３．	次回会議の予定 　開催時期については、コーデックス総会の前の６月上中旬の方向で、両省間で調整の上、決定することとされた。

（問い合わせ先）
厚生労働省医薬局食品保健部企画課
　食品国際企画調整官　牛尾　光宏
　担当：一瀬（内2492）電話：代表03-5253-1111
農林水産省総合食料局品質課
国際規格調整室長　幸田　淳　
　担当：中村（内3107）電話：代表03-3502-8111