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平成15年4月9日

在京EU代表部からの卵加工品に関する情報提供について


 在京EU代表部の本年4月7日付け文書(4月8日入手)により、ニトロフラン(合成抗菌剤)の代謝物を含有するインド産の原料を用いたベルギー産粉卵が、我が国に対して、2002年9月以降、2回にわたり約32トン輸出されている旨情報提供があった。
 このため、以下の事項について対応。

 当該事例に係る事実関係等について、欧州連合日本政府代表部及びベルギー等に至急の調査を依頼するとともに、データの収集などニトロフラン及びニトロフラン代謝物の安全性評価に向けた作業を開始した。

 当該品については、現時点では、直ちに食品衛生法違反と判断できないが、念のため、輸入業者に対し流通状況の調査を指示するとともに在庫が確認された場合には販売を見合わせるよう指示した。

参考1】
 EUは、1992年、ニトロフランについて発がん性があるとして使用を禁止。ニトロフランの毒性等については、別紙(PDF:47KB)参照。
 我が国では1981年以降鶏、牛への使用を禁止し、1999年、子豚への使用を禁止。

参考2】卵加工品の輸入実績(平成14年1月以降)
輸出国 輸入届出件数 輸入重量
ベルギー 75件 1,087トン
インド 159件 2,399トン


食品保健部監視安全課
桑崎 輸入食品安全対策室長
担当:磯貝(内線2474)
   美上(内線2477)
   蟹江(内線2455)


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