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平成15年4月3日
食品保健部監視安全課
桑崎 輸入食品安全対策室長
担当:磯貝、松本(内線2474)

米国の特定業者の生産するオレンジに対する輸入検査の強化について

 米国の特定業者の生産するオレンジについては、平成14年6月27日、長野県において基準値を超えるクロルピリホスの検出が確認されたことから、検疫所におけるモニタリング検査を強化していたところですが、今般、検疫所におけるモニタリング検査の結果、基準値を超えるクロルピリホスの検出が確認されました。このため、本日から、違反があったパッキング(集荷、箱詰め)工場から輸出されたものについて、食品衛生法第15条第3項に基づく検査命令を実施することとしましたので、お知らせします。
 なお、残留農薬が検出された食品は、食品衛生法第7条に違反するため、回収、廃棄又は積み戻し等の指示を行ったところです。

<経緯>

(1)平成14年6月27日 1回目の違反
発見県: 長野県
届出数量及び重量: 1,242カートン、22,356.00kg
検出農薬: クロルピリホス 0.46ppm(基準値:0.3ppm)
(2)平成15年3月19日 2回目の違反
届出数量及び重量: 998カートン、16,522.92kg
検出農薬: クロルピリホス 0.5ppm(基準値:0.3ppm)
届出先: 神戸検疫所

<参考>

米国産オレンジ輸入実績

輸入届出重量
 平成14年1月1日〜平成15年4月1日(速報値)
  届出件数(件) 届出重量(kg) 違反件数(件) 違反重量(kg)
5,245 102,631,997 1 16,523


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