1 | 経緯等
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2 | 調査の概要
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3 | 今後の予定 本年7月に開催された薬事・食品衛生審議会食品規格・毒性合同部会において、カドミウムの疫学調査結果や一日摂取量調査結果から、米に係るカドミウムに関する規格基準を緊急に改正する必要は考えらないが、本年度中に取りまとめられる研究成果を受けて、今後検討を行うとしている。 今般、JECFAに対して、これまでに取りまとめられた研究成果を提出したところであるが、本年度中に更に研究成果が提出される予定であり、研究成果が全て揃った段階で、薬事・食品衛生審議会において本格的な検討を開始することになる。 なお、薬事・食品衛生審議会食品規格・毒性合同部会については、本年12月末を目途に開催を予定しており、本年7月以降に提出された疫学調査結果及び実態調査結果を報告する予定である。 |
照会先:厚生労働省医薬局食品保健部 中垣 基準課長 担当:太田、横田 (内線2484、2488)
本調査結果は調査研究1の5、6及び調査研究2の2、3を除き、本年7月に開催された薬事・食品衛生審議会食品規格・毒性合同部会において報告を行っている。
主任研究者:櫻井治彦 中央労働災害防止協会労働衛生調査分析センター所長
調査研究1
尿中カドミウム及びカルシウム濃度と腎機能障害との関連についての大規模全国調査(分担研究者:池田正之 (財)京都工場保健会産業医学研究所理事)
1. | 日本人一般人口におけるカドミウムによる腎機能障害の有無に関する大規模研究 |
2. | 日本における非汚染地域女性住民の腎尿細管障害に関しての尿中カドミウム値の閾値の有無に関する研究 |
3. | 日本人一般住民に対するカドミウム曝露源としての米飯の役割 |
4. | 鉄欠乏状態とカドミウム負荷との関連の有無についての調査(短報) |
5. | 鉄欠乏状態とカドミウム負荷との関連の有無についての調査 |
6. | 国内カドミウム汚染地域・非汚染地域住民における尿中β2-ミクログロブリン上昇に関しての尿中カドミウム値の閾値 |
調査研究2
農村婦人における暫定週間耐容摂取量(PTWI)付近のカドミウム生涯摂取と腎機能障害及び骨粗鬆症との関連についての全国調査(分担研究者:香山不二雄 自治医科大学保健科学講座環境免疫毒性学部門教授)
1. | 農村婦人におけるPTWI付近のカドミウム曝露と腎機能指標に対する影響 |
2. | 血清フェリチンが低値の若年女性では食事からのカドミウム吸収量が増加する |
3. | 農村婦人における低〜中程度のカドミウム曝露と骨代謝指標 |
調査研究3
人におけるカドミウムの動態に関する研究(分担研究者:大前和幸 慶應義塾大学医学部衛生学公衆衛生学教室教授)
1. | 現在の日本の食品におけるカドミウム含有量 |
2. | 日本人青年女性の食事中カドミウム摂取後の糞、血液、尿中カドミウムの短期間変動 |
3. | 日本人非喫煙若年女性ボランティアにおける食事中カドミウムの消化管からの取り込み |