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平成14年7月26日
食品保健部監視安全課
高谷 監視安全課長
担当:道野、美上(内2477

イラン産ピスタチオナッツに関する会談内容について

 昨日(7月25日)、アリ・マジェディ駐日イラン大使が近藤事務次官をイランに招待するために訪問し、会談した概要は以下のとおり。

○ 次官より、最近の食品衛生法改正の状況説明があった。
○ イラン産ピスタチオナッツのアフラトキシンについては、食品衛生法に基づく輸入時検査において検査命令の対象となっているが、本年になって違反率が改善しているところ。
○ 次官より、ピスタチオナッツの衛生対策の最近の状況の資料提出を依頼した。
○ 大使より次官に対して、最近のピスタチオナッツの生産管理の改善状況について説明があり、収穫時期(9月〜10月)が近いことから現地視察の要請があった。
○ 次官より、専門家の派遣について検討する旨回答した。
(注)アフラトキシン: アスペルギルス・フラブス等のカビが産生する毒素。適当な温度・湿度下において木の実、落花生、とうもろこし等にカビが生育し、汚染が見られる。 動物の肝臓に壊死、がんを発生させるおそれがある。



(参考)
イラン産ピスタチオの輸入時検査におけるアフラトキシン検出状況
  届出重量
(トン)
検査件数
(件)
違反件数
(件)
違反率
(%)
最低値
(ppb)
最高値
(ppb)
平成10年 5251.7 486 150 30.9 11.0 1600.0
平成11年 1592.0 162 27 16.7 11.6 1050.0
平成12年 1177.3 115 19 16.5 12.2 643.5
平成13年 1188.9 113 23 20.4 10.9 890.0
平成14年
(1月〜6月)
419.4 38 2 5.3 310.0 692.9


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