2.趣旨
今日、麻薬や覚せい剤、大麻等の薬物乱用問題は全世界的な広がりを見せ、人間の生命はもとより、社会や国の安全や安定を脅かすなど、人類が抱える最も深刻な社会問題の一つとなっている。国内においては、中学生や高校生など青少年の間で薬物乱用に対する警戒心や抵抗感が薄れるなど「第三次覚せい剤乱用期」の深刻な情勢が続いている。
このような厳しい乱用状況を早期に終息させるため、政府では、「薬物乱用防止5か年戦略」に基づき各種対策を講じている。厚生労働省では、関係省庁の協賛や関係団体の後援を得て、平成5年度より「6・26国際麻薬乱用撲滅デー」(注)を広く普及し、薬物乱用防止を一層推進するための「ダメ。ゼッタイ。」普及運動を実施しており、10回目に当たる本年は、以下により行われる。
(注) | 昭和62年(1987年)に開催された「国際麻薬会議」の終了日の6月26日を「国際麻薬乱用撲滅デー」とし、各国がこの宣言の趣旨を普及する日とされた。 また、平成10年(1998年)の国連麻薬特別総会においては、「薬物乱用防止のための指導指針に関する宣言」(国連薬物乱用根絶宣言)が決議された。 |
3.運動の概要
(1) | 主催: | 厚生労働省、都道府県、(財)麻薬・覚せい剤乱用防止センター |
(2) | 実施期間: | 平成14年6月20日から同年7月19日までの1カ月間 |
(3) | 主な実施事項: ア.「6・26ヤング街頭キャンペーン」 イ.「地域団体キャンペーン」 |
4.国連支援募金
国連支援募金活動は、財団法人麻薬・覚せい剤乱用防止センターが主催し、国連及び関係団体の協賛、関係省庁の後援により行われる。
この募金運動により、地球的規模での薬物乱用防止に関する理解と認識を高めるとともに、善意の浄財を募り、開発途上国で薬物乱用防止活動に従事している民間団体(NGO)の活動資金として国連に寄付される。
(参考)
(1) | 「ダメ。ゼッタイ。」普及運動実施要綱 |
(2) | 「ダメ。ゼッタイ。」普及運動「6・26ヤング街頭キャンペーン」 薬物乱用対策推進本部長 内閣総理大臣メッセージ伝達式について |
(3) | 「ダメ。ゼッタイ。」普及運動「6・26国際麻薬乱用撲滅デー」都民の集いについて |
照会先 厚生労働省医薬局 監視指導・麻薬対策課 大河原、石川 代表 03-5253-1111 内線 2781,2778
第1 名称
第2 実施内容
第3 目的
第4 実施期間
第5 実施機関等
主催 | 厚生労働省、都道府県、(財)麻薬・覚せい剤乱用防止センター |
協賛 | 国際連合(国際連合薬物統制計画)、薬物乱用対策推進本部、警察庁、総務省、法務省、最高検察庁、外務省、財務省、文部科学省、経済産 業省、国土交通省、海上保安庁、金融庁 |
後援 | 海上保安協会、ガールスカウト日本連盟、航空貨物運送協会、国際ロータリー第1 〜4(A)ゾーン(日本)ロータリークラブ、青少年育成国民会議、全国生活衛生同業 組合中央会、全国更生保護婦人連盟、全国高等学校PTA連合会、全国子ども会連合会、全国社会福祉協議会、全国人権擁護委員連合会、 全国少年補導員協会、全国配置家庭薬協会、全国防犯協会連合会、全国保護司連盟、全日本薬種商協会、中央青少年団体連絡協議会、日本医師会、日本医薬品卸業連合会、日本医療機器関係団体協議会、 日本インターナショナルフレイトフォワーダーズ協会、日本学校歯科医会、日本学校保健 会、日本学校薬剤師会、日本カラオケスタジオ協会、日本勤労青少年団体協議 会、日本化粧品工業連合会、日本歯科医師会、日本自動車整備振興会 連合会、日本新聞協会、日本相撲協会、日本青年会議所、日本青年団 協議会、日本製薬団体連合会、日本塗料商業組合、日本PTA全国協 議会、日本BBS連盟、日本プロサッカーリーグ、NHK、日本民営鉄道協 会、日本民間放送連盟、日本野球機構、日本薬剤師会、日本YMCA 同盟、ボーイスカウト日本連盟、ライオンズクラブ国際協会MD330〜337ガバナー協議会 |
第6 実施事項
1.政府における実施事項
(1) | 広報機関等による啓発宣伝 政府広報等の活用により、本運動の趣旨の徹底を図る。 |
(2) | 啓発資材等の作成配布 本運動に必要なポスター、リーフレット、Tシャツ等の啓発資材の作成 及び配布は、(財)麻薬・覚せい剤乱用防止センターに委託して行う。 |
(3) | 官民一体となった事業展開の呼び掛け 官民一体となった事業の展開を積極的に推進するため、関係機関・団体 等に対し本運動の趣旨の理解と協力を呼び掛ける。 |
2.都道府県における実施事項
(1) | 実行委員会の設置
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(2) | キャンペーンの実施
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(3) | 広報機関等による啓発宣伝 各都道府県の広報媒体を活用するとともに、報道機関の協力を得て本運動の趣旨の徹底を図る。 | ||||||||||
(4) | 官民一体となった事業展開の呼び掛け 官民一体となった事業の展開を積極的に推進するため、市町村を始めとする関係機関・団体等に対し、本運動の趣旨の理解と協力を呼び掛ける。 | ||||||||||
(5) | 教育関係機関への協力の呼び掛け 都道府県教育委員会の協力を得て、児童・生徒に対し、薬物乱用防止の指導と本運動への参加を呼び掛ける。 |
3. | (財)麻薬・覚せい剤乱用防止センターにおける実施事項 官民一体となった本運動を展開するため、運動の趣旨に則した民間団体とし ての乱用防止活動を積極的に展開する。 |
青少年等に対する薬物乱用防止のための啓発活動を目的とした「6・26ヤング街頭キャンペーン」が6月22日、23日を中心に全国各都道府県で実施される。
これに際して、薬物乱用防止キャンペーンキャラクターの酒井美紀さんが、薬物乱用対策推進本部長たる内閣総理大臣を表敬訪問し、キャンペーンに参加する人々に対するメッセージを受け取るとともに、啓発グッズを贈呈して「ダメ。ゼッタイ。」普及運動への協力依頼を行う。
日時 | 平成14年6月14日(金) 11:45〜12:00(予定) |
場所 | 総理官邸4階 特別応接室 |
出席予定者 | 内閣総理大臣 内閣府参事官厚生労働省医薬局長警察庁生活安全局長厚生労働省医薬局監視指導・麻薬対策課長警察庁生活安全局薬物対策課長(財)麻薬・覚せい剤乱用防止センター理事長(財)麻薬・覚せい剤乱用防止センター専務理事薬物乱用防止キャンペーンキャラクター 酒井美紀(女優) |
麻薬・覚せい剤等の薬物乱用防止を推進する「ダメ。ゼッタイ。」普及運動の一環として、「6・26国際麻薬乱用撲滅デー」都民の集いを下記のとおり行う。
1.日時: | 平成14年6月22日(土)午後1時から午後3時まで |
2.場所: | 都立代々木公園イベント広場及び野外ステージ(渋谷区神南町2-1) (下記案内図参照) |
3.実施内容:(予定) |
(1) | 主催者代表挨拶 |
(2) | 薬物乱用対策推進本部長 内閣総理大臣メッセージ紹介 |
(3) | 国連事務総長・国連事務局長メッセージ紹介 |
(4) | 薬物乱用防止撲滅宣言 |
(2)催し物 (午後1時30分から午後3時まで)
(1) | 薬物乱用防止ミニ講座&クイズ「今こそストップ!薬物乱用」 |
(2) | アトラクション(バンド演奏・ダンス) |
(3) | 薬物乱用防止事業のPR等 |
(3)その他 キャンペーン活動・展示(午後1時から午後3時まで)
(1) | 啓発展示コーナー |
(2) | 渋谷区保健所コーナー |
(3) | 薬物乱用防止キャラバンカー |
(4) | 国連支援募金活動 |