(1)経済のグローバル化に対応した教育・研究の推進
我が国製造業の直面する諸課題に対しては、「知」の源泉である大学と産業界が相互に啓発しあう新しいパートナーシップを構築することが不可欠。 |
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大学(国立大学)の構造改革の方針
○ 国立大学の再編・統合
○ 新しい「国立大学の法人」への早期移行
○ 第三者評価による競争原理の導入
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(具体的事例)
<産学連携の実績>
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(2)学校教育におけるものづくり教育の現状
初等中等教育においては、専門高校において実践的な教育を行うとともに、体験的な学習等により、児童・生徒のものづりに対する興味・関心を高めることが重要。また、高等教育おいては、ものづくりに関する実践的な教育の充実等を図るとが重要。 |
初等中等教育においては、
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(具体的事例)
<高等学校におけるインターンシップの実施例> 三重県立桑名工業高校では、2年生全員が5日間にわたるインターンシップを実施。生徒は、働くことや職業に対する見方・考え方等についての理解を深めるなど、大きな成果をあげている。また、受け入れ企業側からは、会社の活性化につながる、これを機会に優秀な生徒が地元に留まってくれれば、との感想が寄せられている。 〔高等学校におけるインターンシップ実施率〕(平成12年度)
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<各教科におけるものづくり教育の例>
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<理科におけるものづくりの事例> 山梨県甲府市立相川小学校では、4年生の理科において、電気のはたらきを学習した後、発展的な学習として、レモンや備長炭などで電池をつくり、モーターを回したりした。子どもたちは、身近な素材から電池がつくれることに驚き、探究心をふくらませることができた。 |
高等教育においては、大学の理工系学部、高等専門学校や専門学校などの高等教育機関で、ものづくりを中心に据えた実的な教育を実施するとともにインターンシップを推進。また社会人を対象とした学習機会の拡充を図る。 |
高等専門学校の現状
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高等専門学校卒業者の職業別就職状況
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(具体的事例)
<創造的なものづくり教育の実践事例> 東京工業大学では、「たたら製鉄」として、レンガで反応炉を築き、掃除機を利用した送風機を回し、砂鉄と木炭を交互に挿入して実際に鉄を作っている。また、できた鋼を日本刀作成と同じ工法を経て包丁を作ることにより、ものづくりの楽しさを体得させている。 |
<大学におけるインターンシップの実施例> 金沢大学工学部では、3年次に「学外技術体験講習」を開設し、企業等において設計・製造等の実務を1〜2週間体験するインターンシップを実施。 〔高等教育におけるインターンシップ実施率〕(平成12年度)
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<大学等体験入学事業の事例> 明石工業高等専門学校では、平成7年度より体験入学事業を行っており、平成13年度は、県内の中学生、保護者703名を対象に、工作機械を使用したものづくり体験、設計製図の体験、航空写真の分析、建築設計や都市計画などの体験授業を行った。 |
(2)ものづくりに係る生涯学習の現状
青少年をはじめとする国民の「科学技術離れ」「理科離れ」が指摘されている中、ものづくりに関する学習の機会を様々な場で提供できる体制を整備することが必要。 |
国民の「科学技術離れ」「理科離れ」が指摘されている中、科学館、公民館、博物館における行事の実施や、学校開放、放送大学における各種講座の開設など、様々な場においてものづくりをはじめとした各種の学習機会の提供が行われている。 |
第3回国際数学・理科教育調査結果
理科の成績
理科に対する意識
資料:国際教育到達度評価学会(IEA)「第3回国際数学・理科教育調査」 |
(具体的事例)
<国民の科学技術に対する理解の増進のための取組み事例>
○ロボット創造国際競技大会(ロボフェスタ)
○マルチメディアを活用した取組
○大学・研究機関の公開
○子ども科学技術白書 |
<大学子ども開放プランの例> 名古屋工業大学において、「ものづくりに挑戦!(未来への体験)」と題し、ワイヤ放電加工機を使用したプレート作りや、普通旋盤を操作してのペーパーウエイト製作、液体窒素を作る実験等を行った。 中学生が普段触れることができない工作機械に触れる体験をとおして、機械操作の安全を身をもって実感できる機会となった。また、製作や実験を通して工学や「現在の中学校での勉強」の大切さや意味を考える契機となった。 |
<国立科学博物館の取組事例> 小・中学生を対象とした、ガラス工作、ろうそく製作等の実習用のシナリオ・テキスト等、科学に対する興味・関心を増進させるための学習プログラムを開発・実施し、その成果を全国の博物館、公民館、学校等に普及を図っている。 |
専修学校においては、実践的な職業教育や専門的な技術教育等を実施しているほか、社会人の再教育機関としての役割も担っており、ものづくりをはじめとした多様な学習機会を提供。 |
(具体的事例)
<産学連携によるプログラム開発の例> 産業界のニーズを踏まえた、ニットについての豊富な知識・技術を有する即戦力となる人材を育成するため、ファッション関連企業と専修学校の連携のもと、マーケティングリサーチから製品化まで一貫したニットデザイン企画に係る先進的な教育プログラムの開発を実施している。 |
<全国専門学校ロボット競技会> 平成13年度に実施された第10回大会においては、自律型ロボット対戦競技と有線型ロボット対戦競技が行われた。前者については、センサー技術と高度なプログラミング技術が、後者については、設計・製作技術が競われた。 |
<専修学校開放講座の例> 新潟コンピューター専門学校では、小学生高学年程度とその保護者を対象として「音と光に反応する科学作業ロボット製作講座」を実施した。ロボットを組み立てることにより、ものづくりの楽しさや親子のふれあいが体感できたとともに、ICやセンサーの取り付けなどのメカニックな工程により、科学に対する興味・関心を深めることができた。 |