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新たな牛海綿状脳症(BSE)陽性牛の発見と対応について

平成十三年十一月二十一日
厚生労働大臣談話


一 先月十八日以降、と畜場に搬入された全ての牛について、BSE検査を実施しているところですが、これらの牛のうち、今月十九日に北海道のと畜場に搬入された一頭につきまして、スクリーニング検査及び確認検査においてBSE陽性との結果を得たため、本日、「牛海綿状脳症に関する専門家会議」を開催し、検討を行ったところ、BSEであるとの確定診断の結果を得ました。

二 この牛につきましては、BSE感染性のあるとされる特定危険部位である脳、脊髄、眼、回腸遠位部はもちろんのこと、全ての部位について、適切に焼却処分することとなっており、決して市場に出回ることはないよう措置しておりますので、ご安心ください。

三 今回、新たにBSE感染牛が確認されたことは遺憾でありますが、これが食用として出回ることなく発見されたことは、これまでのBSE全頭検査が、食肉等の安全性を確保する観点から有効に機能してきたことを示すものと言えます。
 厚生労働省としては、引き続き、農林水産省と連携しつつ、食肉等の安全の確保と、国民の皆様の不安の解消に、万全を期してまいります。

四 なお、本件については、すでに農林水産省にも情報の提供を行っており、今後、感染原因の究明等、適切な措置がとられることとなると考えております。


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