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食品中に残留する農薬の基準設定に係る薬事・食品衛生審議会
への諮問について

平成13年10月10日
厚生労働省医薬局食品保健部基準課

1 諮問の概要

(1) 平成13年10月10日付けで、アトラジン等18農薬の農産物中に残留する許容基準を設定すること及びクロルフェンビンホス等7農薬の農産物中に残留する許容基準を見直すことについて、厚生労働大臣より薬事・食品衛生審議会に諮問した。(別添参照)

(2) 今回の諮問は、平成10年8月7日の食品衛生調査会から厚生大臣あての「残留農薬基準設定における暴露評価の精密化に関する意見具申」等を踏まえ、約130の農産物のうち必要な農産物毎に、25農薬について残留基準値の設定又は見直しを行おうとするものである。

2 農産物中の残留農薬基準の設定についての基本方針

 残留農薬基準は、当該農薬の安全性及び作物残留性に関する資料を基に、国際基準を参考として、我が国の食品摂取の実態等を踏まえ、国民の健康確保に支障がないよう薬事・食品衛生審議会の答申に基づき設定することとしている。

3 参考

 現在、残留農薬基準が設定されている農薬数は計217農薬、基準値数としては、約8,600である。

4 今後の予定について

(1) 残留農薬調査会及び残留農薬暴露調査会における審議
(2) 毒性部会・残留農薬部会合同部会における審議
(3) フード・セーフティ・グループ(FSG)への説明
(4) パブリックコメント募集
(5) WTO通報
(6) 食品衛生分科会における審議、薬事・食品衛生審議会からの答申
(7) 告示改正


(照会先)
厚生労働省医薬局食品保健部基準課
 課長:石井
 担当:吉田(2489)
    大上(2486)
    荒木(2487)


(別添)
今回諮問された25農薬の用途等

農薬名 用途 基準値設定 基準値見直し
1. アトラジン 除草剤  
2. エスフェンバレレート 殺虫剤  
3. オキサジクロメホン 除草剤  
4. クロルフェンビンホス 殺虫剤  
5. ジクロシメット 殺虫剤  
6. ジネブ 殺菌剤  
7. シフルトリン 殺虫剤  
8. シマジン 除草剤  
9. ジラム 殺菌剤  
10. テプラロキシジム 殺菌剤  
11. トリネキサパックエチル 除草剤  
12. ピリダベン 殺虫剤  
13. ファモキサドン 除草剤  
14. フェノキサニル 殺菌剤  
15. フェノキサプロップエチル 除草剤  
16. フェントラザミド 除草剤  
17. フェンバレレート 殺虫剤  
18. フェンピロキシメート 殺虫剤  
19. フルミオキサジン 殺菌剤  
20. ベノミル 殺菌剤  
21. ホキシム 殺虫剤  
22. マンコゼブ 殺菌剤  
23. マンネブ 殺菌剤  
24. ミクロブタニル 殺虫剤  
25. メソミル 殺虫剤  


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