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No. | 医薬品等 | 対策 | 情報の概要 |
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1 | 市販直後調査制度 | 新医薬品の承認までに得られる有効性,安全性に関する情報等については,患者数,併用薬,合併症,年齢等に関する一定の制限のもとに行われる治験等により得られたものであることから,限定された情報とならざるを得ない。しかし,新医薬品がいったん販売開始されると,治験時に比べてその使用患者数が急激に増加するとともに,使用患者の状況も治験時に比べて多様化することから,治験段階では判明していなかった重篤な副作用等が発現する可能性がある。こうした新医薬品の特性に応じ,特に市販直後に注意深い使用を促し,重篤な副作用等が発生した場合の情報収集体制を強化するため,昨年12月に「医薬品の市販後調査の基準に関する省令(医薬品GPMSP)」が改正され,本年10月1日から「市販直後調査」制度が施行されるので,本制度の内容を紹介する。 | |
2 | HBs抗原検査薬 | 使 | HBs抗原の検出を目的とする体外診断用医薬品(HBs抗原検査薬)には,EIA法,イムノクロマト法,化学発光法等様々な測定法のものがあり,それぞれの添付文書には,感度,特異性,再現性,測定範囲等の性能情報が記載されている。 今般,HBs抗原検査薬について現時点での検査技術水準等を踏まえた適正使用情報を医療関係者に提供するため,厚生労働省が各企業に指導した国立感染症研究所による依頼試験の結果がとりまとめられた。 この結果を踏まえ,各HBs抗原検査薬の使用上の注意等,添付文書の記載内容の一部が改訂されたので,医療関係者に対して使用上の注意,性能情報等に留意の上,診断目的に応じた製品を選択する等,適正使用を呼びかけることとした。 |
3 | コルチコレリン(ヒト),酢酸ソマトレリン他(3件) | 使 症 | 前号(医薬品・医療用具等安全性情報No.169)以降に改訂を指導した医薬品の使用上の注意のうち重要な副作用等について,改訂内容,参考文献等とともに改訂の根拠となった症例の概要に関する情報を紹介する。 |
4 | アセメタシン他(13件) | 使用上の注意の改訂について(その129) |
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【市販直後調査の目的】 新医薬品の販売開始直後において,医療機関に対し確実な情報提供,注意喚起等を行い,適正使用に関する理解を促すとともに,重篤な副作用及び感染症(以下「副作用等」という。)の情報を迅速に収集し,必要な安全対策を実施し,副作用等の被害を最小限にすることを主な目的とする。 |
【市販後調査の定義】
医薬品の製造業者等が,製造又は輸入の承認を受けた医薬品の品質,有効性及び安全性に関する事項その他医薬品の適正な使用のために必要な情報(以下「適正使用情報」という。)の収集及び検討を行い,その結果に基づき医薬品による保健衛生上の危害の発生若しくは拡大の防止,又は医薬品の適正な使用の確保のために必要な措置(以下「適正使用等確保措置」という。)を講ずることをいう。 【市販直後調査の定義】 「市販後調査」のうち,製造業者等が,販売を開始した後の6箇月間,診療において,医薬品の適正な使用を促し,重篤な副作用等の症例等の発生の迅速な把握のために行うものをいう。 |
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販売名(製造/輸入企業) |
Eテスト「TOSOH」II(HBsAg)(東ソー),HBsAg・C.L.I.A.「アボット」(ダイナボット),HBsAg・ダイナパック(ダイナボット),HBsAg-MP「三井」(三井製薬),LIAテスト「ニッスイ」HBs抗原(日水製薬),LPIA・HBs抗原テストG(ユカ・メディアス),LPIA-F・HBs抗原テスト(ユカ・メディアス),アーキテクト・HBsAg QT(ダイナボット),アクセス(HBsAg)(ベックマン・コールター),アドバンスト クオリティーHBsAg(オリエンタル酵母工業/関東化学),イムニスHBsAg EIAキット(特殊免疫研究所),エクステルHBs抗原(協和メデックス),エクステルHBs抗原-H(協和メデックス),エクルーシスHBsAg(ロシュ・ダイアグノスティックス),エスプラインHBsAg(富士レビオ),エバテストHBsAg(日水製薬),エルジア・F-HBs抗原(国際試薬),エンザイグノストHBsAg5.0(デイドベーリング),オースザイムII(ダイナボット),オートエースN HBsAg(アズウェル),オリゴファストHBsAg「ニッスイ」(日水製薬),クイックチェイサーHBsAg(ミズホメディー),クイックビーズHBs抗原(シノテスト),クオルタスシリーズ(カイノス),コバス コア試薬HBsAgII-EIA(ロシュ・ダイアグノスティックス),コバス コア試薬HBsAgII-EIA確認テスト(ロシュ・ダイアグノスティックス),スフィアライトHBs抗原(和光純薬工業),セロディア-HBs(富士レビオ),セロディア-HBs・PA(富士レビオ),ダイナスクリーン・HBsAgII(ダイナボット),ニューセロクリット-HBs(三光純薬),ニューセロクリット-HBs(三光製薬),バイオクリット-HBs(アドテック/三光純薬),バイオクリット-HBs(三光純薬),バイダス アッセイキットHBs抗原(日本ビオメリュー),ビロトスHBs抗原(オーソ・クリニカル・ダイアグノスティックス),フレライザHBs(富士レビオ),マイセルIIHBsAg(特殊免疫研究所),マイセルHBsAg(特殊免疫研究所),メディエースHBs抗原(積水化学工業),モノリサHBsAg(バイオラッド富士レビオ),ラファセル(目黒研究所),ランビア ラテックスHBs抗原(極東製薬工業),ランリームHBsAg(シスメックス),リバースセル(目黒研究所),ルミスポット‘栄研’HBs抗原(栄研化学),ルミパルスIIHBsAg(富士レビオ) |
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販売名(会社名) | コルチコレリン(ヒト) ヒトCRH注「ミツビシ」(三菱東京製薬) 酢酸ソマトレリン 注射用GRF住友50,注射用GRF住友100(住友製薬) |
薬効分類等 | 内分泌機能検査用試薬 |
効能効果 | コルチコレリン(ヒト) 視床下部・下垂体・副腎皮質系ホルモン分泌機能検査 酢酸ソマトレリン 下垂体成長ホルモン分泌機能検査 |
〈使用上の注意(下線部追加改訂部分)> | |
[副作用(重大な副作用)] | 下垂体卒中:下垂体腺腫患者に投与した場合,視力・視野障害,頭痛,嘔吐等を伴う下垂体卒中があらわれることがあるので,このような症状があらわれた場合には外科的治療等適切な処置を行うこと。 |
〈参 考〉 企業報告 |
NO. | 患者 | 1日投与量 投与期間 |
副作用 | 備考 | |||||||||||||
性・ 年齢 |
使用理由 (合併症) |
経過及び処置 | |||||||||||||||
1 | 男 70代 |
下垂体機能検査 (なし) |
100μg 1日間 |
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企業報告 | ||||||||||||
併用薬:プロチレリン,酢酸ゴナドレリン |
NO. | 患者 | 1日投与量 投与期間 |
副作用 | 備考 | ||||||||||||||||||||||
性・ 年齢 |
使用理由 (合併症) |
経過及び処置 | ||||||||||||||||||||||||
2 | 男 50代 |
下垂体機能検査 (なし) |
100μg 1日間 |
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企業報告 | |||||||||||||||||||||
併用薬:酢酸ゴナドレリン |
販売名(会社名) | ウブテック錠(大正薬品工業) ウブレチド錠(鳥居薬品) デニスパン錠(大洋薬品工業) |
薬効分類等 | 抗コリンエステラーゼ剤 |
効能効果 | (1)重症筋無力症 (2)手術後及び神経因性膀胱などの低緊張性膀胱による排尿困難 |
〈使用上の注意(下線部追加改訂部分)> | |
[慎重投与] | 徐脈・心疾患(冠動脈疾患,不整脈)のある患者[心拍数低下,冠動脈の収縮,冠れん縮による狭心症,不整脈の増悪,心拍出量低下を起こすおそれがある。] |
[副作用(重大な副作用)] | コリン作動性クリーゼ:本剤による急性中毒症状として意識障害を伴うコリン作動性クリーゼ(初期症状:徐脈,腹痛,下痢,発汗,唾液分泌過多,縮瞳,呼吸困難,血清コリンエステラーゼの低下等)があらわれることがある。このような場合には,直ちに投与を中止し,硫酸アトロピン0.5〜1mg(患者の症状に合わせて適宜増量)を静脈内投与する。さらに,必要に応じて人工呼吸又は気管切開等を行い気道を確保すること。 狭心症,不整脈:狭心症,不整脈(心室頻拍,心房細動,房室ブロック,洞停止等)があらわれることがある。このような場合には,直ちに投与を中止し,適切な処置を行うこと。 |
〈参 考〉 企業報告 |
NO. | 患者 | 1日投与量 投与期間 |
副作用 | 備考 | |||||||||||||||||||
性・ 年齢 |
使用理由 (合併症) |
経過及び処置 | |||||||||||||||||||||
1 | 男 70代 |
前部尿道狭窄による排尿困難 (発作性上室性頻拍症) |
15mg 9日間 |
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企業報告 | ||||||||||||||||||
臨床検査値
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併用薬:塩酸プラゾシン |
NO. | 患者 | 1日投与量 投与期間 |
副作用 | 備考 | ||||||||||||||||||||||
性・ 年齢 |
使用理由 (合併症) |
経過及び処置 | ||||||||||||||||||||||||
2 | 男 70代 |
排尿困難 (うつ病,パーキンソン病,アルコール依存症) |
5mg 152日間 |
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企業報告 | |||||||||||||||||||||
併用薬:マレイン酸フルボキサミン,塩酸ミアンセリン,塩酸アマンタジン,シアナミド |
販売名(会社名) | グロウジェクト注1.33mg,同注8mg,同BC8mg(日本ケミカルリサーチ) サイゼン注1.33mg,同8mg皮下注(セローノ・ジャパン) ジェノトロピン1.3mg,同5.3mg,同カビクイック0.7mg,同カビクイック1.0mg,同カビクイック1.3mg(ファルマシア) セロスティム注5mg(セローノ・ジャパン) ノルディトロピンS注5mg,同S注10mg,同注射用1.33mg,ペン用ノルディトロピン8mg(ノボ ノルディスク ファーマ) ヒューマトロープ1.33mg,同C6mg,同C12mg(日本イーライリリー) |
薬効分類等 | ヒト成長ホルモン |
効能効果 | ○骨端線閉鎖を伴わない下垂体性小人症(セロスティムを除く) ○骨端線閉鎖を伴わないターナー症候群における低身長(ジェノトロピン,ノルディトロピン,ヒューマトロープ,グロウジェクト) ○骨端線閉鎖を伴わない慢性腎不全における低身長(ジェノトロピンのみ) ○骨端線閉鎖を伴わない軟骨異栄養症における低身長(ノルディトロピンのみ) ○骨端線閉鎖を伴わない軟骨異栄養症(軟骨無形成症・軟骨低形成症)における低身長(ヒューマトロープのみ) ○CD4リンパ球数200/mm3以下の症候性HIV感染症並びに後天性免疫不全症候群(エイズ)に伴う体重減少患者における除脂肪体重の増加及びその維持(セロスティムのみ) |
〈使用上の注意(下線部追加改訂部分)> | |
[副作用(重大な副作用)] | けいれん:けいれんがあらわれることがあるので,このような症状があらわれた場合には投与を中止するなど,適切な処置を行うこと。 甲状腺機能亢進症:甲状腺機能亢進症があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止するなど,適切な処置を行うこと。 ネフローゼ症候群:ネフローゼ症候群(浮腫,尿蛋白,低蛋白血症)があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止するなど,適切な処置を行うこと。 糖尿病:耐糖能低下があらわれ,糖尿病を発症することがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止するなど,適切な処置を行うこと。 |
〈参 考〉 企業報告 |
NO. | 患者 | 1日投与量 投与期間 |
副作用 | 備考 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
性・ 年齢 |
使用理由 (合併症) |
経過及び処置 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1 | 男 10代 |
下垂体性小人症 (喘息) |
2IU 1日間 |
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企業報告 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
臨床検査値
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併用薬:なし |
NO. | 患者 | 1日投与量 投与期間 |
副作用 | 備考 | |||||||||||||||||||||||||
性・ 年齢 |
使用理由 (合併症) |
経過及び処置 | |||||||||||||||||||||||||||
2 | 男 10代 |
下垂体性小人症 (なし) |
1IU/日 657日間 ↓ 1.5IU/日 252日間 ↓ 2IU/日 197日間 |
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企業報告 | ||||||||||||||||||||||||
臨床検査値
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併用薬:なし |
NO. | 患者 | 1日投与量 投与期間 |
副作用 | 備考 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
性・ 年齢 |
使用理由 (合併症) |
経過及び処置 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
3 | 男 10代 |
下垂体性小人症 (両大血管右室起始症) |
10IU/週 433日間 ↓ 12IU/週 522日間 ↓ 14IU/週 658日間 ↓ 16IU/週 364日間 ↓ 5.8mg/週 93日間 (継続中) |
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企業報告 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
臨床検査値
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併用薬:ジゴキシン,フロセミド,スピロノラクトン,アスピリン,ワルファリンカリウム |
NO. | 患者 | 1日投与量 投与期間 |
副作用 | 備考 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
性・ 年齢 |
使用理由 (合併症) |
経過及び処置 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
4 | 女 10代 |
下垂体性小人症 (肥満症を伴うターナー症候群) |
3IU/日 688日間 ↓ 4IU/日 315日間 |
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企業報告 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
臨床検査値
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併用薬:なし |
販売名(会社名) | ガスター散2%,同散10%,同錠10mg,同D錠10mg,同錠20mg,同D錠20mg(山之内製薬) |
薬効分類等 | H2受容体拮抗剤 |
効能効果 | ○胃潰瘍,十二指腸潰瘍,吻合部潰瘍,上部消化管出血(消化性潰瘍,急性ストレス潰瘍,出血性胃炎による),逆流性食道炎,Zollinger-Ellison症候群 ○下記疾患の胃粘膜病変(びらん,出血,発赤,浮腫)の改善 急性胃炎,慢性胃炎の急性増悪期 |
〈使用上の注意(下線部追加改訂部分)> | |
[慎重投与] | 心疾患のある患者[心血管系の副作用を起こすおそれがある。] |
[副作用(重大な副作用)] | QT延長:QT延長があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止するなど,適切な処置を行うこと。特に心疾患(心筋梗塞,弁膜症,心筋症等)を有する患者においてあらわれやすいので,投与後の患者の状態に十分注意すること。 意識障害,痙攣:意識障害,全身痙攣(痙直性,間代性,ミオクローヌス性)があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止するなど,適切な処置を行うこと。特に腎機能障害を有する患者においてあらわれやすいので,注意すること。 間質性腎炎,急性腎不全:間質性腎炎,急性腎不全があらわれることがあるので,初期症状として発熱,皮疹,腎機能検査値異常(BUN・クレアチニン上昇等)等が認められた場合には直ちに投与を中止し,適切な処置を行うこと。 |
[副作用(重大な副作用(類薬))] | (間質性腎炎:他のH2受容体拮抗剤で間質性腎炎(初期症状として発熱,腎機能検査値異常(BUN・クレアチニン上昇等)等)があらわれるとの報告があるので,異常が認められた場合には直ちに投与を中止すること。を削除) |
〈参 考〉 企業報告 |
NO. | 患者 | 1日投与量 投与期間 |
副作用 | 備考 | ||||||||||||||||||||||||||||
性・ 年齢 |
使用理由 (合併症) |
経過及び処置 | ||||||||||||||||||||||||||||||
1 | 女 70代 |
胃炎 (陳旧性心筋梗塞,胃潰瘍,糖尿病) |
20mg(経口) 69日間 |
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企業報告 | |||||||||||||||||||||||||||
併用薬:ドカルパミン,塩酸アプリンジン,マレイン酸エナラプリル,酸化マグネシウム,テプレノン,スクラルファート,ニコランジル |
販売名(会社名) | ガスター注射用10mg,同注射用20mg(山之内製薬) |
薬効分類等 | H2受容体拮抗剤 |
効能効果 | 上部消化管出血(消化性潰瘍,急性ストレス潰瘍,出血性胃炎による),Zollinger-Ellison症候群,侵襲ストレス(手術後に集中管理を必要とする大手術,集中治療を必要とする脳血管障害・頭部外傷・多臓器不全・広範囲熱傷)による上部消化管出血の抑制,麻酔前投薬 |
〈使用上の注意(下線部追加改訂部分)> | |
[慎重投与] | 心疾患のある患者[心血管系の副作用を起こすおそれがある。] |
[副作用(重大な副作用)] | QT延長,心室頻拍(Torsades de pointesを含む),心室細動:QT延長,心室頻拍(Torsades de pointesを含む),心室細動があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止するなど,適切な処置を行うこと。特に心疾患(心筋梗塞,弁膜症,心筋症等)を有する患者においてあらわれやすいので,投与後の患者の状態に十分注意すること。 意識障害,痙攣:意識障害,全身痙攣(痙直性,間代性,ミオクローヌス性)があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止するなど,適切な処置を行うこと。特に腎機能障害を有する患者においてあらわれやすいので,注意すること。 間質性腎炎,急性腎不全:間質性腎炎,急性腎不全があらわれることがあるので,初期症状として発熱,皮疹,腎機能検査値異常(BUN・クレアチニン上昇等)等が認められた場合には直ちに投与を中止し,適切な処置を行うこと。 |
[副作用(重大な副作用(類薬))] | (間質性腎炎:他のH2受容体拮抗剤で間質性腎炎(初期症状として発熱,腎機能検査値異常(BUN・クレアチニン上昇等)等)があらわれるとの報告があるので,異常が認められた場合には直ちに投与を中止すること。を削除) |
〈参 考〉 企業報告 |
NO. | 患者 | 1日投与量 投与期間 |
副作用 | 備考 | |||||||||||||||||||
性・ 年齢 |
使用理由 (合併症) |
経過及び処置 | |||||||||||||||||||||
2 | 女 40代 |
消化管出血予防 (大腸がん,気管支喘息,肝機能異常) |
40mg(静注) 6日間 |
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企業報告 | ||||||||||||||||||
併用薬:テオフィリン,グリチルリチン・アミノ酢酸・L−システイン,メトクロプラミド,イオキシラン |
1 | 〈非ステロイド性消炎鎮痛剤〉 アセメタシン |
[販 売 名] | ランツジールコーワ錠(興和)他 |
[副作用(重大な副作用)] | 本剤の副作用 ショック,アナフィラキシー様症状があらわれることがあるので,観察を十分に行い,冷汗,顔面蒼白,呼吸困難,血圧低下等があらわれた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。 出血性ショック又は穿孔を伴う消化性潰瘍や小腸潰瘍,出血性大腸炎があらわれることがあるので,このような場合には直ちに投与を中止し,適切な処置を行うこと。 無顆粒球症があらわれることがあるので血液検査を行うなど観察を十分に行い,異常が認められた場合には直ちに投与を中止し,適切な処置を行うこと。 急性腎不全があらわれることがあるので,異常が認められた場合には直ちに投与を中止し,適切な処置を行うこと。 本剤の活性代謝物であるインドメタシンの副作用 再生不良性貧血,溶血性貧血,骨髄抑制があらわれたとの報告があるので血液検査を行うなど観察を十分に行い,異常が認められた場合には直ちに投与を中止し,適切な処置を行うこと。 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群),中毒性表皮壊死症(Lyell症候群),剥脱性皮膚炎があらわれたとの報告があるので,症状があらわれた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。 性器出血があらわれたとの報告があるので,このような症状があらわれた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。 うっ血性心不全,肺水腫があらわれたとの報告があるので,このような症状があらわれた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。 血管浮腫があらわれたとの報告があるので,このような症状があらわれた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。 肝機能障害,黄疸があらわれたとの報告があるので,検査を実施するなど観察を十分に行い,異常が認められた場合には直ちに投与を中止し,適切な処置を行うこと。 (急性腎不全 慢性関節リウマチ患者等に長期連用して,角膜混濁及び網膜障害があらわれたとの報告があるので,前駆症状(霧視等の視覚異常)があらわれた場合には直ちに投与を中止し,適切な処置を行うこと。を削除) |
[副作用(その他の副作用)] | 感覚器:流涙,霧視 角膜混濁,網膜障害[慢性関節リウマチ患者等に長期連用して,前駆症状(霧視等の視覚異常)があらわれた場合には直ちに投与を中止すること。] |
〈参 考〉 | 企業報告 |
2 | 〈非ステロイド性消炎鎮痛剤〉 ナブメトン |
[販 売 名] | レリフェン錠(三和化学研究所) |
[副作用(重大な副作用)] | 肝機能障害,黄疸:AST(GOT),ALT(GPT),Al−Pの上昇を伴う肝機能障害や黄疸があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。 光線過敏症:光線過敏症があらわれることがあるので,皮膚の露光部に発赤,水疱等の症状が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。 |
〈参 考〉 | 企業報告 |
3 | 〈非ステロイド性消炎鎮痛剤〉 ロキソプロフェンナトリウム |
[販 売 名] | ロキソニン錠,同細粒(三共)他 |
[副作用(重大な副作用)] | 溶血性貧血,白血球減少,血小板減少:溶血性貧血,白血球減少,血小板減少があらわれることがあるので,血液検査を行うなど観察を十分に行い,異常が認められた場合には直ちに投与を中止し,適切な処置を行うこと。 急性腎不全,ネフローゼ症候群,間質性腎炎:急性腎不全,ネフローゼ症候群,間質性腎炎があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には直ちに投与を中止し,適切な処置を行うこと。また,急性腎不全に伴い高カリウム血症があらわれることがあるので,特に注意すること。 |
〈参 考〉 | 企業報告 |
4 | 〈精神安定剤〉 エチゾラム |
[販 売 名] | デパス錠0.5mg,同錠1mg,同細粒(ウェルファイド)他 |
[副作用(重大な副作用)] | 肝機能障害,黄疸:肝機能障害(AST(GOT),ALT(GPT),γ−GTP,LDH,Al−P,ビリルビン上昇等),黄疸があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。 |
〈参 考〉 | 企業報告 |
5 | 〈抗うつ剤〉 塩酸イミプラミン |
[販 売 名] | トフラニール錠10mg,同錠25mg(日本チバガイギー)他 |
[副作用(重大な副作用)] | QT延長,心室頻拍(Torsades de pointesを含む):定期的に心電図検査を行うなど観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。 肝機能障害,黄疸:AST(GOT),ALT(GPT),γ−GTPの上昇等を伴う肝機能障害,黄疸があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。 |
[副作用(重大な副作用(類薬))] | (四環系抗うつ剤(塩酸マプロチリン)で心室性頻拍(Torsades de pointesを含む)が報告されているので,定期的に心電図検査を行う等観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。を削除) |
〈参 考〉 | 企業報告 |
6 | 〈抗うつ剤〉 塩酸クロミプラミン |
[販 売 名] | アナフラニール錠10mg,同錠25mg,同注射液(日本チバガイギー) |
[副作用(重大な副作用)] | 横紋筋融解症:筋肉痛,脱力感,CK(CPK)上昇,血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれることがあるので,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。また,横紋筋融解症による急性腎不全の発症に注意すること。 QT延長,心室頻拍(Torsades de pointesを含む),心室細動:定期的に心電図検査を行うなど観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。 肝機能障害,黄疸:AST(GOT),ALT(GPT),γ−GTPの上昇等を伴う肝機能障害,黄疸があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。 |
[副作用(重大な副作用(類薬))] | (四環系抗うつ剤(塩酸マプロチリン)で心室性頻拍(Torsades de pointesを含む)が報告されているので,定期的に心電図検査を行う等観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。を削除) |
〈参 考〉 | 企業報告 |
7 | 〈抗うつ剤〉 塩酸マプロチリン |
[販 売 名] | ルジオミール錠10mg,同錠25mg,同錠50mg(日本チバガイギー)他 |
[副作用(重大な副作用)] | 横紋筋融解症:筋肉痛,脱力感,CK(CPK)上昇,血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれることがあるので,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。また,横紋筋融解症による急性腎不全の発症に注意すること。 肝機能障害,黄疸:AST(GOT),ALT(GPT),γ−GTPの上昇等を伴う肝機能障害,黄疸があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。 |
〈参 考〉 | 企業報告 |
8 | 〈不整脈用剤〉 塩酸ピルジカイニド(経口剤) |
[販 売 名] | サンリズムカプセル25mg,同カプセル50mg(サントリー) |
[副作用(重大な副作用)] | 肝機能障害:AST(GOT),ALT(GPT),γ−GTPの上昇等を伴う肝機能障害があらわれることがあるので,このような症状が認められた場合は,投与を中止し,適切な処置を行うこと。 |
〈参 考〉 | 企業報告 |
9 | 〈アンジオテンシンII受容体拮抗剤〉 ロサルタンカリウム |
[販 売 名] | ニューロタン錠25,同錠50(万有製薬) |
[副作用(重大な副作用)] | 不整脈:心室性期外収縮,心房細動等の不整脈があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には,直ちに適切な処置を行うこと。 汎血球減少,白血球減少,血小板減少:汎血球減少,白血球減少,血小板減少があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には,直ちに適切な処置を行うこと。 |
〈参 考〉 | 企業報告 |
10 | 〈消化性潰瘍用剤〉 レバミピド |
[販 売 名] | ムコスタ錠100(大塚製薬) |
[副作用(重大な副作用)] | 白血球減少,血小板減少:白血球減少,血小板減少があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。 肝機能障害,黄疸:AST(GOT),ALT(GPT),γ−GTP,Al−Pの上昇等を伴う肝機能障害,黄疸があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。 |
〈参 考〉 | 企業報告 |
11 | 〈膵臓ホルモン〉 インスリン,ヒトインスリン(遺伝子組換え) |
[販 売 名] | NPHイスジリン(清水製薬) イスジリン−20,同−40(清水製薬) レンテイスジリン(清水製薬) ウルトラレンテイスジリン(清水製薬) セミレンテイスジリン(清水製薬) プロタミン亜鉛イスジリン(清水製薬) ノボリンR注40(ノボ ノルディスクファーマ),ヒューマリンR注U−40(日本イーライリリー)他 |
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[禁 忌] |
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[重要な基本的注意] | 急激な血糖コントロールに伴い,糖尿病網膜症の顕在化又は増悪,眼の屈折異常,治療後神経障害(主として有痛性)があらわれることがあるので注意すること。 他のインスリン製剤から本剤への変更により,インスリン用量の変更が必要になる可能性がある。用量の調整には,初回の投与から数週間あるいは数カ月間必要になることがある。 | ||
〈参 考〉 | 企業報告 |
12 | 〈合成カルシトニン誘導体〉 エルカトニン |
[販 売 名] | エルシトニン注,同注10単位,同注20S(旭化成)他 |
[副作用(重大な副作用)] | ショック,アナフィラキシー様症状:ショック,アナフィラキシー様症状を起こすことがあるので,観察を十分に行い,血圧低下,気分不良,全身発赤,蕁麻疹,呼吸困難,咽頭浮腫等の症状があらわれた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。 肝機能障害,黄疸:AST(GOT),ALT(GPT),ALPの上昇等を伴う肝機能障害,黄疸があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。 |
〈参 考〉 | 企業報告 |
13 | 〈合成ペニシリン〉 アスポキシシリン |
[販 売 名] | ドイル注射用(田辺製薬) |
[副作用(重大な副作用)] | ショック,アナフィラキシー様症状があらわれることがあるので,観察を十分に行い,血圧低下,不快感,口内異常感,眩暈,便意,耳鳴,発汗,気管支痙攣,喘鳴,呼吸困難,顔面潮紅,血管浮腫等があらわれた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。 汎血球減少症,溶血性貧血があらわれることがあるので,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。 急性腎不全等の重篤な腎障害があらわれることがあるので,定期的に検査を行うなど観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。 発熱,咳嗽,呼吸困難,胸部X線異常,好酸球増多を伴う間質性肺炎があらわれることがあるので,異常が認められた場合には投与を中止し,副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。 AST(GOT),ALT(GPT),Al−P,LDH,γ−GTPの上昇等を伴う肝機能障害や黄疸があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。 |
[副作用(重大な副作用(類薬))] | 他のペニシリン系抗生物質(ピペラシリンナトリウム)で,発熱,咳嗽,呼吸困難,胸部X線異常,好酸球増多を伴うPIE症候群(好酸球性肺炎)があらわれることが報告されているので,異常が認められた場合には投与を中止し,副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。 (他のペニシリン系抗生物質(アンピシリンナトリウム,カルベニシリンナトリウム,ピペラシリンナトリウム等)で,まれに急性腎不全等の重篤な腎障害を起こすことが報告されているので,異常が認められた場合には,投与を中止し,適切な処置を行うこと。を削除) |
〈参 考〉 | 企業報告 |
14 | 〈合成ペニシリン〉 塩酸バカンピシリン |
[販 売 名] | ペングローブF顆粒,同錠250(ウェルファイド)他 |
[副作用(重大な副作用)] | ショック,アナフィラキシー様症状:ショック,アナフィラキシー様症状があらわれることがあるので,観察を十分に行い,不快感,口内異常感,喘鳴,呼吸困難,眩暈,全身潮紅,全身そう痒感,血管浮腫,血圧低下等の症状があらわれた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。 偽膜性大腸炎,出血性大腸炎:偽膜性大腸炎,出血性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎があらわれることがある。腹痛,頻回の下痢があらわれた場合には直ちに投与を中止するなど適切な処置を行うこと。 肝機能障害,黄疸:肝機能障害(AST(GOT),ALT(GPT),γ−GTP,LDH,Al−P上昇等),黄疸があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。 |
〈参 考〉 | 企業報告 |
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