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II 18歳未満の子どもたちの状況

1 就学状況

(1)未就学児童の状況

 未就学児童の状況をみると、「保育所」に通っている児童は26.2%(前回22.4%)、「幼稚園」に通っている児童は25.9%(前回24.6%)、「その他」は47.8%(前回53.0%)となっている。
 また、年齢各歳別に「その他」をみると、「0歳」で95.6%、「1歳」で83.0%、「2歳」で78.5%、「3歳」で61.0%、「4歳」で16.7%、「5歳」で1.0%となっており、0〜3歳で「その他」が多くなっている。

表13 未就学児童の状況
(単位:%)
年齢各歳 総数 保育所 幼稚園 その他 その他の
保育施設
自宅・知り
合いの家等
平成元年 100.0 25.1 22.4 52.5
平成6年 100.0 22.4 24.6 53.0 1.1 52.0
平成11年  
  総数 1,269
(100.0)
333
(26.2)
329
(25.9)
607
(47.8)
28
(2.2)
579
(45.6)
0歳 180
(100.0)
8
(4.4)
172
(95.6)
6
(3.3)
166
(92.2)
1歳 171
(100.0)
29
(17.0)
142
(83.0)
4
(2.3)
138
(80.7)
2歳 172
(100.0)
37
(21.5)
135
(78.5)
7
(4.1)
128
(74.4)
3歳 200
(100.0)
60
(30.0)
18
(9.0)
122
(61.0)
5
(2.5)
117
(58.5)
4歳 203
(100.0)
71
(35.0)
98
(48.3)
34
(16.7)
5
(2.5)
29
(14.3)
5歳 195
(100.0)
75
(38.5)
118
(60.5)
2
(1.0)
1
(0.5)
1
(0.5)
6歳 148
(100.0)
53
(27.5)
95
(70.8)

(1.7)

(0.8)

(0.8)


(2)終業後のクラブ活動・塾等の状況

 終業後に「クラブ活動」を「している」構成割合を就学状況別にみると、「小学校1〜3年」では3.6%、「小学校4〜6年」では45.1%、「中学校」では74.4%、「高校等」では52.5%となっている。
 また、終業後に「塾等」へ「いっている」構成割合を同様にみると、「小学校1〜3年」では52.3%、「小学校4〜6年」では58.6%、「中学校」では60.1%、「高校等」では18.2%となっている。

表14 終業後のクラブ活動・塾等の状況
(単位:%)
就学状況 クラブ活動   塾等  
している していない いっている いっていない
平成6年 100.0 51.9 45.3 100.0 45.5 52.0
平成11年  
  総数 2,347
(100.0)
1,035
(44.1)
1,312
(55.9)
2,347
(100.0)
1,148
(48.9)
1,199
(51.1)
小学校1〜3年 585
(100.0)
21
(3.6)
564
(96.4)
585
(100.0)
306
(52.3)
279
(47.7)
小学校4〜6年 643
(100.0)
290
(45.1)
353
(54.9)
643
(100.0)
377
(58.6)
266
(41.4)
中学校 624
(100.0)
464
(74.4)
160
(25.6)
624
(100.0)
375
(60.1)
249
(39.9)
高校等 495
(100.0)
260
(52.5)
235
(47.5)
495
(100.0)
90
(18.2)
405
(81.8)
注)1.「クラブ活動」には、地域のスポ−ツクラブなどを含む。
2.「塾等」には、習いごとなどを含む。
3.「高校等」は「高校」、「各種学校・専修学校・職業訓練校」の合計である。
4.平成元年、平成6年の就学状況別の状況は、P14「参考表2」参照


2 養育上、気になっていること

(1)子どもの就学状況別にみた養育上、気になっていること

 子どもの養育上、気になっていることをみると、「該当がある」は36.3%(前回25.4%)、「該当はない」は63.7%(前回74.6%)となっている。さらに、「該当がある」を内容別にみると、「学校の成績・進学」が19.3%(前回10.5%)と最も多く、次いで「偏食」の7.7%(前回8.6%)、「意思が弱い」の5.3%(前回4.9%)の順になっている。
 就学状況別にみると、「中学校」で57.1%と最も多く、「高校等」で44.6%、「小学校4〜6年」で38.3%、「小学校1〜3年」で34.0%、「未就学」で22.9%となっている。

表15 就学状況別にみた養育上、気になっていること
(単位:%)
養育上、気に
なっていること
平成元年 平成6年 平成11 年
総数 総数 総数 未就学 小学校
1〜3年
小学校
4〜6年
中学校 高校等
総数
100.0

100.0
3,616
(100.0)
1,269
(100.0)
585
(100.0)
643
(100.0)
624
(100.0)
495
(100.0)
該当がある
28.0

25.4
1,312
(36.3)
290
(22.9)
199
(34.0)
246
(38.3)
356
(57.1)
221
(44.6)
病弱
2.2

2.2
142
(3.9)
71
(5.6)
21
(3.6)
24
(3.7)
16
(2.6)
10
(2.0)
意思が弱い
6.3

4.9
192
(5.3)
27
(2.1)
49
(8.4)
45
(7.0)
46
(7.4)
25
(5.1)
学校の成績・進学
11.1

10.5
697
(19.3)
11
(0.9)
73
(12.5)
135
(21.0)
308
(49.4)
170
(34.3)
不登校
0.3

0.5
29
(0.8)
1
(0.1)
1
(0.2)
5
(0.8)
12
(1.9)
10
(2.0)
孤立・内気
2.7

2.3
98
(2.7)
27
(2.1)
27
(4.6)
20
(3.1)
11
(1.8)
13
(2.6)
話をしたがらない
0.2

0.4
51
(1.4)
6
(0.5)
4
(0.7)
6
(0.9)
13
(2.1)
22
(4.4)
反抗・乱暴
2.3

2.2
102
(2.8)
37
(2.9)
15
(2.6)
17
(2.6)
20
(3.2)
13
(2.6)
非行
0.1

0.2
17
(0.5)
1
(0.1)
2
(0.3)
6
(1.0)
8
(1.6)
偏食
8.8

8.6
277
(7.7)
121
(9.5)
49
(8.4)
51
(7.9)
36
(5.8)
20
(4.0)
夜尿
2.2

1.9
95
(2.6)
55
(4.3)
29
(5.0)
11
(1.7)
その他
2.5

2.1
99
(2.7)
29
(2.3)
25
(4.3)
18
(2.8)
14
(2.2)
13
(2.6)
該当はない
72.0

74.6
2,304
(63.7)
979
(77.1)
386
(66.0)
397
(61.7)
268
(42.9)
274
(55.4)
注)1.養育上、気になっていることは複数回答である。
2.「高校等」は「高校」、「各種学校・専修学校・職業訓練校」の合計である。
3.昭和59年、平成元年、平成6年の就学状況別の状況は、P15「参考表3」参照


(2)「父母とも同居」している世帯の父母の就労別にみた養育上、気になっていること

 「父母とも同居」している世帯の父母の就労別に「該当がある」をみると、「共働き」世帯では38.3%、「片働き」世帯では31.8%となっている。

表16 「父母とも同居」している世帯の父母の就労別にみた養育上、気になっていること
(単位:%)
養育上、気に
なっていること
父母ともいる・父母とも同居
平成6年 平成11年
総数 総数 共働き 片働き 夫婦とも
未就労
総数
100.0
3,340
(100.0)
1,722
(100.0)
1,612
(100.0)
6
(100.0)
該当がある
25.2
1,174
(35.1)
660
(38.3)
513
(31.8)
1
(16.7)
病弱
2.1
127
(3.8)
61
(3.5)
66
(4.1)
意思が弱い
4.7
168
(5.0)
102
(5.9)
66
(4.1)
学校の成績・進学
10.3
614
(18.4)
406
(23.6)
207
(12.8)
1
(16.7)
不登校
0.5
21
(0.6)
12
(0.7)
9
(0.6)
孤立・内気
2.4
86
(2.6)
40
(2.3)
46
(2.9)
話をしたがらない
0.4
45
(1.3)
26
(1.5)
19
(1.2)
反抗・乱暴
1.9
94
(2.8)
48
(2.8)
46
(2.9)
非行
0.2
16
(0.5)
11
(0.6)
5
(0.3)
偏食
8.6
244
(7.3)
113
(6.6)
131
(8.1)
夜尿
1.9
88
(2.6)
30
(1.7)
58
(3.6)
その他
2.1
91
(2.7)
49
(2.8)
42
(2.6)
該当はない
74.8
2,166
(64.9)
1,062
(61.7)
1,099
(68.2)
5
(83.3)
注)1.養育上、気になっていることは複数回答である。
2.平成元年、平成6年の父母の就労別の状況は、P16「参考表4」参照


3 1か月間にかかる養育費

(1)子どもの就学状況別にみた1か月間にかかる養育費

 子どもの1か月間にかかる養育費をみると「2万円未満」が44.9%と最も多く、以下「2万円〜4万円未満」36.7%、「4万円〜6万円未満」11.8%となっている。
 就学状況別にみると「未就学」「小学校1〜3年」「小学校4〜6年」で「2万円未満」が多く(それぞれ52.0%、68.3%、55.9%)、「中学校」「高校等」では「2万円〜4万円未満」が多く(それぞれ44.4%、37.8%)なっている。

表17 子どもの就学状況別にみた1か月間にかかる養育費
(単位:%)
1か月間に
かかる養育費
平成11年
総数 未就学 小学校
1〜3年
小学校
4〜6年
中学校 高校等
総数 3,335
(100.0)
1,029
(100.0)
574
(100.0)
630
(100.0)
615
(100.0)
487
(100.0)
2万円未満 1,498
(44.9)
535
(52.0)
392
(68.3)
352
(55.9)
181
(29.4)
38
(7.8)
2万円〜
 4万円未満
1,223
(36.7)
370
(36.0)
162
(28.2)
234
(37.1)
273
(44.4)
184
(37.8)
4万円〜
 6万円未満
395
(11.8)
97
(9.4)
10
(1.7)
32
(5.1)
116
(18.9)
140
(28.7)
6万円〜
 8万円未満
122
(3.7)
25
(2.4)
5
(0.9)
8
(1.3)
22
(3.6)
62
(12.7)
8万円〜
 10万円未
45
(1.3)
2
(0.2)
1
(0.2)
2
(0.3)
12
(2.0)
28
(5.7)
10万円以上 52
(1.6)
4
(0.7)
2
(0.3)
11
(1.8)
35
(7.2)
注)1.養育費とは教育費、保育料、医療費、小遣いの合計である。
それぞれの状況は、P17、18「参考表5」参照
2.「総数」は養育費について回答のあったものの、合計である。
3.「高校等」は「高校」、「各種学校・専修学校・職業訓練校」の合計である。


(2)「父母とも同居」している世帯の父母の就労別にみた1か月間にかかる養育費

 「父母とも同居」している世帯の父母の就労別にみた1か月間にかかる養育費をみると、「共働き」世帯では「2万円〜4万円未満」が39.4%と最も多く、「片働き」世帯では「2万円未満」46.5%が最も多くなっている。

表18 「父母とも同居」している世帯の父母の就労別にみた1か月間にかかる養育費
(単位:%)
1か月間に
かかる養育費
父母ともいる・父母とも同居
平成11年
総数 共働き 片働き 夫婦とも
未就労
総数 2,952
(100.0)
1,633
(100.0)
1,314
(100.0)
5
(100.0)
2万円未満 1,244
(42.1)
630
(38.6)
611
(46.5)
3
(60.0)
2万円〜4万円未満 1,139
(38.6)
644
(39.4)
494
(37.6)
1
(20.0)
4万円〜6万円未満 374
(12.7)
239
(14.6)
134
(10.2)
1
(20.0)
6万円〜8万円未満 110
(3.7)
75
(4.6)
35
(2.7)
8万円〜10万円未満 40
(1.4)
22
(1.3)
18
(1.4)
10 万円以上 45
(1.5)
23
(1.4)
22
(1.7)
注)1.養育費とは教育費、保育料、医療費、小遣いの合計である。
それぞれの状況は、P19、20「参考表6」参照
2.「総数」は養育費について回答のあったものの、合計である。


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