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平成13年4月13日

リステリア菌に汚染された米国産食肉製品の回収について

 米国農務省食品安全検査局が4月12日(現地時間)、Bar-S Foods Co.(バー・エス・フーズ社)(製造所:クリントン、オクラホマ州)が製造した食肉製品からリステリア菌が検出されたため、自主回収が行われていることを公表した。加熱せずに喫食される食肉製品からリステリア菌が検出された場合、わが国においても食品衛生法に違反することから、輸入者に対し、当該食肉製品の回収を指導するなど以下の措置をとったので、お知らせする。
 なお、米国において当該品を原因とする健康被害は報告されていない。

1 昨年1月以降の輸入実績

(1)宝永物産(東京都港区芝大門1-2-1)

加熱食肉製品(ソーセージ):1,221,886kg
施設登録番号”EST 471”又は”EST P-471”
(2)イバノ(株)(沖縄県浦添市西洲2-9-7)
加熱食肉製品(ソーセージ):2,422kg
施設登録番号”EST 471”又は”EST P-471”

2 自主回収の指導等

(1)本件に関して、一般に情報提供を行う。

(2)輸入者を所管する自治体にあっては、当該品を回収するよう指導するとともに、流通先の自治体に流通状況の情報提供を行う。

(3)流通先の自治体にあっては、関係営業者に対し速やかに回収されるよう指導する。

(4)各検疫所において、今後輸入される製品について、輸入を中止するよう指導する。

(参考)リステリア菌とは

 リステリア菌は、自然界に広く分布し、低温や高い食塩濃度でも発育できる性質をもつ細菌である。我が国では食品が感染源となったリステリア症は証明されていない。感染しても、健康な成人では無症状のまま経過することが多いが、乳幼児,高齢者など免疫力の弱い人や妊婦などでは発症することがある。


照会先:厚生労働省食品保健部
    高谷 監視安全課長
 担当:道野(内線2473)


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