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組換えDNA技術応用食品及び添加物の安全性審査に関する
薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会食品衛生バイオテクノロジー部会報告について

平成13年3月8日
医薬局食品保健部監視安全課

1 概要

 本日、薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会食品衛生バイオテクノロジー部会は、組換えDNA技術を応用した食品及び添加物の安全性について、「組換えDNA技術応用食品及び添加物の安全性審査基準」(平成12年5月1日 生衛発第825号-1 厚生省生活衛生局長通知。 以下「審査基準」という。)に基づき審議した結果、食品4品種及び添加物2品目について、人の健康を損なうおそれがあると認められないと判断する旨の部会報告を行った。

2 今回審議された食品及び添加物について

 組換えDNA技術応用食品及び添加物の安全性審査が平成13年4月1日より法的に義務化されることに伴い、平成12年7月4日付厚生省発生衛第199号の諮問により、これまで厚生省が「組換えDNA技術応用食品・食品添加物の安全性評価指針」(平成3年12月26日 衛食第153号 厚生省生活衛生局長通知。以下「評価指針」という。)に基づき安全性確認済の食品及び添加物のうち、3品種の食品と1品目の添加物について、審査基準に基づき改めて安全性審査が行われた。
 また、新規に平成12年7月4日付厚生省発生衛第199号をもって諮問された食品7品種及び添加物1品目のうち、食品1品種と添加物1品目についても、審査基準に基づき安全性審査が行われた。

3 審議結果

(1) 評価指針で安全性確認済の食品3品種及び添加物1品目については、審査基準に基づき、人の健康を損なうおそれがあると認められないと判断された。

(1) このうち、とうもろこしT14、わたBXNcotton10215系統の食品2品種については、種子の保存に関する追加資料及び挿入遺伝子の近傍配列に関する追加資料に問題は認められず、また、他に問題となる新たな知見も認められなかった。また、添加物であるキモシン(マキシレン)については、問題となる新たな知見は認められなかった。
(2) さらに、評価指針で安全性確認済のわたインガード・ワタ757系統については、種子の保存に関する追加資料には問題はなかったが、周辺配列に関する追加資料において挿入DNA断片の存在が明らかとなったので、さらなる審議を行ったところ、新たなタンパク質の発現等は認められず、人の健康を損なうおそれがあると認められないと判断された。
(2) 新規申請の食品であるとうもろこし(Bt11スイートコーン)及び添加物のプルラナーゼ(Optimax)については、審査基準に基づき、いずれも人の健康を損なうおそれがあると認められないと判断された。

(3) 以上の結果については、別表に示すとおりである。

4 今後の予定

(1) パブリックコメントの募集
(2) WTOへの通報
(3) 薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会における審議
(4) 厚生労働大臣への答申
(5) 官報掲載


(別表)

審査基準において、人の健康を損なうおそれがあると認められないと判断された食品4品種及び添加物2品目について

(1)食品
No これまでの状況 対象品種/品目 商品名 性質 申請者 開発者
1 指針評価済 わた インガード・ワタ757系統 害虫抵抗性 日本モンサント株式会社 Monsanto Company
(米国)
2 指針評価済 とうもろこし T14 除草剤耐性 アベンティス クロップ サイエンス ジャパン株式会社 Hoechst Schering AgrEvo GmbH
(ドイツ)
3 指針評価済 わた BXN cotton
10215系統
除草剤耐性 Stoneville Pedigreed seed社 Calgene Incorporated
(米国)
4 新規申請 とうもろこし Bt11スイートコーン 害虫抵抗性 ノバルティスシード株式会社 Syngenta Seeds AG
(スイス)

(2)添加物
No これまでの状況 対象品種/品目 商品名 性質 申請者 開発者
1 指針評価済 キモシン マキシレン 生産性向上 株式会社ロビン ギスト・ブロカーデス
(オランダ)
2 新規申請 プルラナーゼ Optimax 生産性向上 ジェネンコア・インターナショナル・ジャパン・リミテッド日本支店 Genencor International,Inc.
(米国)

(注) これまでの状況欄のうち、「指針評価済」は、既に評価指針で安全性確認済のもの、「新規申請」は、初めて安全性審査を行うものを示す。


照会先:厚生労働省医薬局食品保健部
    高谷 監視安全課長
担当者:三木 齋藤(2455)
    図師田(2454)


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