
名前(大学名、学部)
S.A (大阪大学、人間科学部)
公務員を目指した理由
皆にとってよりよい社会を作るための仕事がしたかったからです。民間企業の商品や大学の研究を通じて間接的にそれを実現していく道も考えましたが、私としては、政策を通じて直接的によりよい社会の実現を目指していける国家公務員の方に魅力を感じたので、そちらを選びました。
他省庁、地方公務員という選択肢もある中でなぜ厚労省に決めた?
私の目標である「死ぬ最後の瞬間まで人が幸せに生きられる社会」作りに対し、最も多角的にアプローチできそうな官庁だったからです。寿命自体は延びたものの、生き甲斐の喪失や寝たきりの恐怖など、様々な危機に直面している日本のお年寄り達。そのような問題をできる限り解決し、今のお年寄りも、そして未来のお年寄りも、みんなが死ぬまで幸せに暮らせる社会を目指す私にとって、医療、年金、労働など多くのツールを持つ厚生労働省はまさにうってつけの官庁でした。
地方大学出身ということで大変だったこと。そしてそれをどのように克服したか?
やはり、一番苦労したのは情報不足です。地方は東京よりも説明会や内定者懇談会の頻度が少ないため、どうしても、各省庁の施策や雰囲気についての情報が手に入りにくくなります。これらの情報を少しでも集めるため、私は説明会参加の他にも、予備校を積極的に活用したり、国T受験者同士の集まりで情報交換したりしていました。
公務員試験における勉強面の乗り越え方は?
私は人間科学部という学部の所属で、法律も経済も全くの初学者だったので、まず、予備校の講義を通じて学問の基本的な考え方を学びました。全くの素人が新しい学問を一からやる場合、一番いいのは、教えるプロに分かるまで教えてもらうことです。逆に言えば、それまで法律や経済に触れたことがなくても、半年〜一年くらいの間きちんと勉強すれば、他学部の人でも試験には十分合格可能だと思います。
内定した今思うこと
当たり前のことですが、内定が決まったことに胡坐をかいていてはいけないなと感じています。内定はあくまでスタートであり、本番は来年から始まる仕事の中にあるのですから。皆様も、内定の先にある自分なりの目標をしっかり見据えて、悔いのない就職活動をしてください。