看護系技官を知る インタビュー

INTERVIEW 01

いろいろな人に支えられ、
たくさんの刺激が自分の財産に。

平成17年4月入省

社会・援護局 障害保健福祉部障害福祉課
障害児・発達障害者支援室
医療的ケア児支援専門官

後藤 友美 GOTO Tomomi

  • 平成17年 健康局総務課保健指導室
  • 平成18年 仙台市(宮城野区保健福祉センター)
  • 平成20年 保険局総務課医療費適正化対策推進室
  • 平成23年 医薬品医療機器総合機構
  • 平成25年 医政局地域医療計画課在宅医療推進室
  • 平成28年 老健局老人保健課
  • 平成29年 医政局看護課
  • 平成31年 現職

入省の経緯、入省前の経験などを教えてください。

入省前は企業で保健師をしていました。学生時代の病院実習を通して、入院している患者さんは普段はどんな様子なのだろう、退院後はどんな生活を送るのだろう、などと考えることが多く、人の生活に興味があることに気がつきました。同級生のほぼ全員が看護師を選ぶ中で、迷いましたが最初から保健師を選びました。誰しもそうかと思いますが、卒後最初の就業経験は、職能としての基本的な価値観に大きく影響します。また、今となっては唯一の長期の現場経験となりましたので、保健師経験を通じて直接サービスの面白さを実感しました。看護系技官を選んだのは、実は医療政策のここを変えたい!といった大きな野望があったわけではなく、たまたまその存在を知ってエントリーしましたが、今思えば、直感的にやりたいことにマッチしていると感じていたと思います。その代わり看護系技官どころか行政職とは何であるかもよく知らずに入りましたので、最初の数年は右も左もわからず苦労しました。

これまでの職務内容を教えてください。

だんだん経験した部署の数がわからなくなってきましたが、医療、介護、保健、福祉分野を少しずつ経験させていただきました。医政局では在宅医療を担当しました。在宅医療は制度として大きく進展したのは比較的新しく、近所に新しい訪問看護ステーションができたり、クリニックの往診車を見かけたり、地域の景色が変わっていくことを実感しました。ここでの地域の医療を支える方々との交流を端緒として、在宅医療や訪問看護は自分の中で縁の深いテーマになっています。現職は障害福祉の部局に在籍していますが、障害福祉分野は初めての経験であり、地域においては医療だけでは成り立たない福祉の重要性や福祉の理念にまた認識を新たにしています。

仕事を通じて感じていることは何ですか?

経験する部署が増えれば増えるほど視野が広がり、政策を縦横に理解できるようになると思います。一時的には部署を変わることの負担感はありますが、定期的に異動があっても理解のスピードは上がります。その意味で、入省当初の方がわからないことが多い事へのストレスが多く、今の方が業務内容的には充実しています。また、看護系技官が配属される部署は、政策として医療や看護に関係する部署ですので、医療、介護、保健、福祉分野に集中的に強くなると思います。現在在籍している障害福祉課には、今年度から初めて看護系技官が配置(医療系技官としても初)されましたが、政策上の必要性が高まれば、このように新しいポストが生まれます。医療政策、看護政策はどんどん変わっていくもの、変えていけるものであることを実感できます。

看護系技官に興味がある方にメッセージを

医療機関では医師や看護師はスタッフの中心メンバーですが、厚生労働省では総合職や一般職といわれる事務系の職員が多く、医療系技官は圧倒的に少数です。同じ医療職の中にいると感じませんが、実は医療職の思考過程は想像以上に画一的なもので、逆に、等しく教育された医療職だからこそ円滑に医療が提供されているのだと実感します。ここでは医療系技官の専門的知識が重宝される一方で、行政職としての知識の不足に悩むこともありますが、さまざまな得意分野をもったスタッフと一緒に政策を生み出す過程は、今でも日々気付かされることが多く、とても刺激的です。看護系技官になると現場を離れることになりますが、その代わり現場の声や有識者の意見を聞く機会は多くありますし、また真に求められている政策を作るためにはそうした機会を作るように心がけなければならないと思います。看護職プラス行政職という、一度で二度楽しめる看護系技官にぜひ興味をもっていただければと思います。

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