若手先輩クロストーク

CROSS TALK

看護系技官になってみて感じたこと、苦労したことは?など、若手看護系技官のお二人に、先輩技官がアドバイスを交えてインタビューしました。

平成17年4月入省

社会・援護局福祉基盤課
福祉人材確保対策室 介護技術専門官

右田 周平 MIGITA Shuhei

平成29年 4月入省

医政局看護課 主査

近藤 展子 KONDO Nobuko

平成31年 4月入省

健康局健康課保健指導室 主査

菊地 沙織 KIKUCHI Saori

看護系技官を目指したきっかけ

右田
看護系技官を目指すことになったきっかけを教えてください。
菊地
看護師、教員を経て看護系技官になりました。教員時代に看護師等基礎教育検討会の傍聴に行って、看護基礎教育の仕組みがどのように作られるのかを知りたいと思ったことがきっかけです。
近藤
私は、助産師と看護師、離島での保健師、産業保健師の経験を積んで、小さな島から国での仕事と幅広く経験したいと思って、国の機関で働くことに関心をもちました。
右田
皆さんが看護師や保健師の経験を積んで入省したように、私も保健師や教員として働いていました。入省してくる皆さんの経験も様々ですよね。私は、学生時代に地域のフィールドワークをやって、地域住民の健康への関心を扱うことに面白みを感じたことがきっかけになりました。学生時代の経験は今に生きていると思います。
菊地
そうですね。私も臨床や教育機関で勤務していたときの経験を生かせるよう、看護職としての感覚をこれからも大切にしたいと思っています。
近藤
看護系技官について入省前に調べてみましたか?
菊地
はじめに厚生労働省のHPをみました。もっと多くの情報が欲しいなと思って、看護系技官業務説明会(※1)に参加して、看護系技官の仕事の内容や、どんな人が働いているのかなど、あれこれ質問しました。参加したことで気持ちの準備ができたかなと思います。
右田
看護系技官業務説明会やインターンシップ(※2)に参加すると看護系技官の仕事を知る機会になりますね。
(※1) 看護系技官業務説明会
年に2回程度開催しています。詳細は厚生労働省看護系技官採用情報のホームページの「採用情報・業務説明会」をご覧ください。
(※2) インターンシップ 
大学院生を対象に、夏の職場体験実習(連続した1~2週間程度)と秋の長期職場体験実習(週1~2日を数ヶ月)を実施しています。募集については厚生労働省ホームページをご覧ください。

看護系技官になってみて感じたこと

右田
お二人とも複数の経歴を積んだ後に入省していますが、看護系技官として働くようになって、他の仕事と違うと感じることはありますか。
近藤
私は現在、看護の基礎教育に関わる仕事をしています。何をしているかを言い表すのは難しいのですが、法律で決まっていることを確認したり、どのような教育が必要か考えたりする仕事をしています。今まで以上に、考えるようになったなと感じます。
右田
仕事をする上で様々な視点で考えるのは大切なことですね。実態にあわないことはないか、もっと想定されることはないかなど場面に合わせて考える必要があって、わからないことや想定する場面については、勉強を進めながらですね。
菊地
私の職場は看護系技官が多く配置されていて、相談できる環境なのが良いです。それから、今年度から看護系技官のメンター制度(※3)が導入されたので、他部署に勤務しているメンターの先輩にもサポートをしていただいています。目の前の仕事で精一杯になることもありますが、先を見通して事業の見直しや新たな事業の企画について考えなくてはいけないということを学んでいます。今までは応募する側であった研究事業についても、将来を見据えて課題を設定するという視点に変わりました。
近藤
私も、職場に看護系技官が多いので先輩方がしっかり教えてくれることがうれしいです。毎日体力的にも大変ですが頑張ることができています。毎日新しいことを学んで新しい自分になっている気分です。今は看護基礎教育に関する業務を担当しているので、自分が受けてきた看護教育を振り返る機会にもなっています。診療報酬に関する業務に携わった時は、今までは病院を受診して何気なく診察代を支払っていましたが、会計時にもらう領収書や診療報酬明細書を確認するようになりました。そしてどんな加算がされているのか、実際の医療機関での状況と照らし合わせて確認をしたりして、医療費の仕組みを勉強したりもしました。
右田
看護系技官は看護の専門職ですが、看護の中の特定の分野のプロフェッショナルではなく、ジェネラリストとしての側面もあります。いろいろなことに興味関心を抱き、仕事に取り組むことはとてもよいことだと思います。
菊地
入省前は堅い仕事なのかと思っていましたが、働いてみて、省内外の多くの方と様々なコミュニケーションをとりながら仕事を進めていることが分かりました。わかりやすく伝える技術やコミュニュケーションの大切さを感じています。
右田
人にわかりやすく説明することはとても難しいですね。係長としてプロジェクトを円滑に進めるには、誰よりも細かい知識を身につけなくてはなりません。現状の課題を解決したいという思いを大切にしつつ、課題解決だけではなく、先を見通すビジョンをもつことはとても大切なことです。厚生労働科学研究などの研究事業に携わることも、看護系技官の大きな役割の一つです。臨床の場と行政と双方の立場から課題を見出し、研究等で得られたエビデンスをもとに施策を考えていく研究的視点も求められます。
(※3)メンター制度
メンター制度とは、経験豊かな先輩職員(メンター)が双方向の対話を通じて、後輩職員(メンティ)のキャリア形成上の課題解決や悩みの解消を援助して個人の成長をサポートする役割を果たす制度です。

看護系技官を目指す人へのメッセージ

右田
最後に、看護系技官を目指すみなさんへのメッセージをお願いします。
菊地
この職場は、色々なことが経験でき、自分がこれまでに経験したことのない分野について学ぶ機会が多くあります。たとえば、私は、台風などの自然災害発生時には、被災自治体の要請を受けて全国の保健師等応援派遣チームの派遣調整に携わるという経験もしました。今勉強しながら携わっていることが、将来的には今まで働いてきた現場に還元できればと思っています。これから看護系技官を目指す方には、一緒に頑張りましょうとお伝えしたいです。
右田
すぐに結果がでないこともありますが、看護系技官としては、入省前後の様々な看護の経験から事業や政策などを考えることは非常に大切なことですね。近藤さんはどうですか?
近藤
先ほど菊地さんからお話があった看護系技官業務説明会やインターンシップも、ぜひ活用してみてほしいです。看護系技官の業務のイメージをもってもらえるといいなと思います。私は、いつか私の働きが離島に繋がればと思って働いています。仕事の内容は大変なこともありますが、たくさんの出会いがあり、素晴らしい働く仲間に出会えます。一緒に働けたらうれしいです。
右田
そうですね。いろいろなことに興味をもって働いていきましょう。厚生労働省が行っている様々な施策や事業には、看護の考え方を反映させることにより、よりよいものにすることができることがたくさんあると思います。臨床の場で様々な看護の経験を積んでこられた方、看護の力を行政にいかして結果を国民に還元したいと考えている方、一緒に働きませんか?近藤さん、菊地さんもこれからもよろしく!
お問い合わせ
〒100-8916 東京都千代田区霞ヶ関 1-2-2
厚生労働省医政局看護課 総務係(内線 2596)
電 話:03-5253-1111(代表)

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