
国立ハンセン病療養所 医師募集
より良い人生の選択ができる環境があります
同業の医師と結婚した私には、勤務時間が読める完全当直医制度はとても魅力的でした。
私は二度、休職しています。一度目はデンマーク留学をすることになった夫と一緒に、2年間の留学をするために。復職してからは出産をし、1年間の育児休業をとりました。
留学の手はずを整えてくださったのは当時の園長でしたし、妊娠中に体調を崩したときも力を貸してくださいました。
人生に必要な判断を下そうとしたその時々に、邑久光明園という職場が大いに助けになってくれました。
どんな選択でも、人は必ず悩むものです。大きな選択であればあるほど、悩むのではないでしょうか。でも、私は職場環境に恵まれたお陰で、より良い選択ができたのではないか、と感じています。
レベルの高い医療を支えてくれるスタッフたち
スタッフのほとんどは、10年以上勤めている人たち。そういう職場に途中から入るのは、勇気のいることかもしれません。でも、スタッフたちの力強いサポートを受ければ、そんなことは杞憂だったと思えるはずです。
ここでの診療は情報が重要です。入所者の情報は、日常生活の様子から症状まで、看護師や介護士が提供してくれます。それが迅速な診断につながります。ですから、日頃からスタッフとコミュニケーションを取ることができる人であれば、高いレベルの医療が行えるはずです。
また、ここは入所者にとって、生活の場でもあります。行事も多く催されますので、積極的に参加してもらいたいと思います。ちなみに、カラオケ大会では私と園長のデュエットは、定番となっています(笑)。
時間に追われながらも充実した日々
ここは、女性にとって働きやすい職場だと思います。出産や育児に対して、スタッフの方々はとても深い理解を示してくれます。
同僚の男性医師には、休みの日に岡山大学の後輩に合気道の指導をしている方がいらっしゃいます。上手に趣味を取り入れ、人生の充実を図っているようです。
実際、仕事は忙しいといえます。毎日、医師としてするべき仕事はたくさんあり、私自身も時間に追われる毎日です。ただ、それは張り合いのある忙しさです。
3歳になったばかりの息子は、「ママかっこいい! ぼくもお医者さんになりたい」と言っています。私の毎日の満足感が伝わっているのかもしれません。
令和4年3月31日
8:30 | 始業。 昨夜の申し送りなど。 |
---|---|
9:00 | 火、金曜日の午前中は外来診療。 |
12:00 | 昼食。 園内外のメールのチェックをしながら。 zoom講演会など聴取しながら。 |
13:00 | 病棟、センターの回診と診療。研修、委員会や会議。ICT委員会や医療安全管理会議など。その他、職員健診や人事評価など診療以外の仕事も。合間に急患対応も行う。 |
17:15 | 退所。 自家用車で約1時間半。通勤時間は、唯一のひとりの時間。一日の反省や明日の予定の確認、夕食の献立など考える。 |