ひきこもりの評価・支援に関するガイドライン 厚生労働科学研究費補助金こころの健康科学研究事業 「思春期のひきこもりをもたらす精神科疾患の実態把握と精神医学的治療・援助システムの構築に関する研究(H19-こころ-一般-010)」 (研究代表者 齊藤万比古) 1. はじめに 2. ひきこもりの定義・出現率・関連要因 2-1 ひきこもりの定義 2-2 ひきこもりと不登校 2-3 ひきこもりとニート 2-4 わが国のひきこもりの出現率 2-5 ひきこもりと思春期心性 2-6 ひきこもりと精神障害 2-7 ひきこもりと発達障害 2-8 ひきこもりを支援対象とする理由 2-9 ひきこもりの長期化とその予防について 3. ひきこもりの評価 3-1 評価のための基本的視点 3-2 適切な評価が行われるための環境 3-3 ひきこもりと関係の深い精神障害とその特徴 3-4 とくに留意すべき精神障害 3-5 家族しか相談に訪れない場合の精神障害の評価についての考え方 3-6 ひきこもりの段階を知ること 3-7 診断と支援方針に基づいた分類 4. ひきこもりに対する支援 4-1 ひきこもり支援の多次元モデル 4-2 地域連携ネットワークによる支援 4-2-a ひきこもり支援を提供できる機関 4-2-b 地域の専門機関が連携することで得られるもの 4-2-c 地域における連携ネットワーク設置の注意事項 4-2-d ひきこもり支援におけるプライバシーの保護と守秘義務 4-3 家族への支援 4-3-a 家族しか来談していない事例の相談 4-3-a-@ 来談当初の受けとめ方 4-3-a-A 家族のみの相談の場合それを当事者に伝えることの是非 4-3-a-B 家族だけの相談が長期間になってきた際の対応 4-3-b 家族に向けた心理・社会的支援法 4-3-b-@ 家族への個別面談の意義と進め方 4-3-b-A 家族へのグループ活動の意義と進め方 4-4 当事者への支援 4-4-a 当事者への支援の考え方 4-4-b ひきこもりを抜け出すための当事者への支援と治療とは何か 4-4-c 当事者との初期の面談における留意点 4-4-d 当事者のための心理・社会的支援とは何か 4-4-d-@ 個人療法 4-4-d-A 集団療法 4-4-d-B デイ・ケア 4-4-d-C 教育機関による支援 4-4-d-D 就労や社会参加に向けた支援 4-4-e ひきこもりに対する薬物療法の考え方 4-4-f ひきこもり支援の終結のタイミング 4-5 訪問支援(アウトリーチ型支援) 4-5-a 訪問支援を考慮するタイミング 4-5-b 訪問実施前の準備段階で検討すべきこと 4-5-c 訪問開始に向けた家族との準備 4-5-d 訪問時に心得ておくべきこと 4-5-e 当事者が拒否する場合の対応 4-5-f 訪問支援の着地点(ゴール) 4-6 支援をめぐるその他の課題 4-6-a 専門機関に相談する前にできること 4-6-b ひきこもりの支援に関する啓発活動 4-6-c 緊急時の対応に関する考え方 5. 今後の課題 5-1 ひきこもり支援の今後の課題 5-2 本ガイドラインの限界