09/01/23 平成21年1月23日薬事・食品衛生審議会総会議事録 薬事・食品衛生審議会 総会 議事録 1.日時及び場所   平成21年1月23日(金) 15:00〜   厚生労働省専用第18〜20会議室 2.出席委員(18名)五十音順 赤 堀 文 昭、 飯 島 正 文、 笠 貫   宏、 春 日 雅 人、 神 山 美智子、○岸   玲 子、 木 津 純 子、 黒 木 由美子、 宗 林 さおり、 土 屋 文 人、 寺 本 民 雄、 西 島 正 弘、 早 川 堯 夫、 松 井   陽、 松 本 和 則、◎望 月 正 隆、 山 内 明 子、 吉 田 茂 昭   ◎会長 ○会長代理   欠席委員(12名)   阿 南   久、 池 田 康 夫、 井 部 俊 子、 大 澤 真木子、   大 野 泰 雄、 大 前 和 幸、 竹 嶋 康 弘、 溝 口 昌 子、    宮 村 達 男、 毛 利 資 郎、 山 本 茂 貴、 若 林 敬 二         3.行政機関出席者   高 井 康 行(医薬食品局長)、岸 田 修 一(大臣官房審議官) 川 尻 良 夫(総務課長)、中 垣 俊 郎(審査管理課長) 山 本 順 二(化学物質安全対策室長)、森   和 彦(安全対策課長) 倉 持 憲 路(安全使用推進室長)、 石 塚 正 敏(食品安全部長)、中 尾 昭 弘(大臣官房審議官) 坂 本 浩 亨(検疫所業務管理室長)、國 枝   卓(基準審査課長)、 玉 川   淳(新開発保健対策室長)他 4.備考   この会議は、公開で開催された。 ○総務課長 定刻になりましたので、ただ今から、薬事・食品衛生審議会総会を開催い たします。  私は、医薬食品局総務課長の川尻でございます。本日の総会で会長が選出されるまで の間、議事の進行役を務めさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  本薬事・食品衛生審議会につきましては、薬事・食品衛生審議会令におきまして、委 員は30名以内と定められております。今回、大臣から30名の委員の任命が行われまし て、委員として御参画をいただくことになりました。  本来であれば大臣から冒頭にごあいさつを申し上げるところでございますが、国会用 務等がございまして出席できませんので、高井医薬食品局長からごあいさつを申し上げ ます。 ○医薬食品局長 医薬食品局長の高井でございます。初めに、委員の皆様方におかれま しては、日ごろより高い識見に基づき種々の御意見を賜るなど、医薬食品行政に御指導、 御協力をいただいておりますことに、厚く御礼申し上げます。また、各委員におかれま しては、それぞれ大変重要な御職務をお持ちの中で、快く委員を引き受けていただきま して、御礼申し上げます。本日はお忙しい中、御出席いただき、ありがとうございます。  近年、国民の健康に対する意識の高まりなどを背景に、医薬品や食品の安全性に対す る国民の関心はますます高まっております。同時に、急激な少子高齢化や科学技術の進 歩、医薬食品行政を取り巻く環境も大きく変わっているところでございます。  そういう中で、安全で有効な優れた医薬品の迅速かつ安定した供給や食品の安全確保 は、国民の健やかな生活と健康を守る上で非常に重要です。本審議会が担っている役割 は極めて大きなものであると考えております。  厚生労働省といたしましても、日々高まる医薬食品行政に対する国民の期待にそえる よう、各種施策に全力で取り組んでまいりたいと考えております。  まず、医薬品・医療機器の分野におきましては、平成18年5月に策定されました「革 新的医薬品・医療機器創出のための5か年戦略」などを受けまして、新薬の開発から承 認までの期間を短縮することなどを目標に、独立行政法人医薬品医療機器総合機構にお ける審査人員の拡充、幅広い人材の確保などの取組を進めてまいっております。特に、 医療機器につきましては、昨年12月に「医療機器の審査迅速化アクションプログラム」 を策定したところでございまして、医療現場でニーズの高い医療機器の迅速な導入に向 けて、検討を行っているところでございます。  また、一般用医薬品の販売でございますが、平成18年の薬事法改正によりまして、販 売制度全般の見直しが行われました。本年6月からの全面施行に向けた準備に万全を期 してまいりたいと考えております。  次に、食品衛生に関する分野でございますが、一昨年の食品の偽装表示、昨年の冷凍 餃子やメラミンに代表されるような食品中への有害・有毒物質の混入事件など、食の安 全に対する国民の関心がますます高まっている状況でございます。  このような中にあって、事業者を始め、国、地方公共団体等の関係者がそれぞれの役 割に応じて食品の安全性の確保を図るために着実に取り組んでいかなければならない状 況でございますが、厚生労働省としては、今後とも、国民の健康の確保を最優先として、 科学的根拠に基づく食品安全行政を一層推進していく必要があると考えております。ま た、消費者や事業者の理解が得られるように、リスクコミュニケーションにつきまして も、一層推進していくということでございます。  今後とも、政府部内の食品安全委員会や農林水産省といった関係行政機関とも連携を 図りつつ、食品の安全を確保すべく各般の取組を図っていく所存でございます。  委員の皆様におかれましては、それぞれの専門分野における最新の科学的知見や豊か な御経験を基に厳正な御審議をいただきまして、薬事・食品衛生審議会に対する国民の 厚い信頼にこたえていただきますよう、お願い申し上げる次第でございます。  簡単でございますが、私のごあいさつとさせていただきます。どうぞよろしくお願い いたします。 ○総務課長 それでは、議事に進みたいと思います。初めに、委員の方々を御紹介申し 上げます。お手元の総会資料の1、2ページが委員名簿となっております。本日御欠席 の委員もいらっしゃいますが、この名簿に沿って、お名前のみ御紹介申し上げます。  赤堀文昭委員。本日御欠席ですが、阿南久委員。飯島正文委員。池田康夫委員、井部 俊子委員、大澤真木子委員、大野泰雄委員、大前和幸委員は本日御欠席です。笠貫宏委 員、春日雅人委員、神山美智子委員、岸玲子委員、木津純子委員、黒木由美子委員、宗 林さおり委員。本日御欠席ですが、竹嶋康弘委員。土屋文人委員、寺本民雄委員、西島 正弘委員、早川堯夫委員、松井陽委員、松本和則委員。溝口昌子委員、宮村達男委員、 毛利資郎委員は本日御欠席です。望月正隆委員、山内明子委員。本日御欠席ですが、山 本茂貴委員。吉田茂昭委員。若林敬二委員は本日御欠席です。委員は以上でございます。  引き続きまして、先ほどごあいさつを申し上げました高井局長以外の事務局メンバー を紹介させていただきます。石塚食品安全部長、岸田大臣官房審議官、中尾大臣官房審 議官です。  本日は、委員30名のうち18名の御出席をいただいておりますので、定足数に達して おりますことを御報告申し上げます。  それから、後先になりましたが、委員の方々への辞令につきましては、本来であれば 大臣から手渡すべきものでございますが、あらかじめお手元にお配りしておりますので、 御確認をいただきたいと思います。  それでは、ただ今から会長の選出をお願いしたいと思います。薬事・食品衛生審議会 令第5条によりますと、委員の互選によって定めることとされておりますが、いかがい たしましょうか。笠貫委員、どうぞ。 ○笠貫委員 会長につきましては、引き続き、望月正隆委員にお願いしてはいかがかと 思います。是非、御推薦申し上げます。 ○総務課長 ただ今、望月委員にお願いしてはどうかという御発言がありましたが、よ ろしゅうございますでしょうか。ありがとうございます。それでは、御賛同いただいた ものということで、会長として望月委員が選出されました。望月委員、会長席にお移り をお願いいたします。  それでは、望月会長からごあいさつと以降の進行をお願いいたします。 ○望月会長 ただ今、委員の皆様から御推薦いただきました望月でございます。前期に 引き続いてということですが、私の能力や経験は2年経っても一向に変わらないもので ありまして、これまで無事にできたのは、委員の先生方の御協力と事務局の御協力、こ れがあって初めてできたものだと思って、感謝いたしております。これからの期間も、 同じように皆様の御協力をいただけないと、とても動けないと思いますので、どうぞよ ろしくお願いします。  先ほど局長からお話がありましたように、私ども国民の頭に一番あることは、非常に 有効で安全な薬と、栄養価が高くて、でも、安全な食べ物、この二つは非常に大きい問 題でありまして、これをこの審議会のメンバー全員で審議して、良い薬、良い食べ物を 1日も早く、そして、たくさんと言ったらおかしいですが、私ども国民の手に届くよう に、私ども国民の代表としての委員がそれを審議するということですので、どうぞ皆様、 よろしくお願いいたします。これからもよろしく御協力のほど、お願いいたします。あ りがとうございます。  まず、会長代理の選出ですが、薬事・食品衛生審議会令第5条によりますと、会長が 指名すると定めておりますので、岸玲子委員にお願いいたしたいと思いますが、いかが でしょうか。岸委員、よろしいでしょうか。 ○岸委員 承知いたしました。 ○望月会長 それでは、会長代理は、岸委員にお願いいたします。岸委員、会長代理席 にお移りください。  それでは、議事に入りたいと思います。「薬事・食品衛生審議会の公開について」で ございます。初めに事務局より説明をお願いいたします。 ○総務課長 お手元の総会資料の3ページをお開きください。「「薬事・食品衛生審議 会の公開について」の改正について」ということで、議題の説明をしております。本日 は議事録の公開の取扱いについて御審議をいただきたいということでございますが、現 行の取扱いが1.に書いてございます。要するに、非公開になった分科会あるいは部会の 議事録をどうするかということでございます。まず、暫定的に発言者の氏名を除いた議 事録を公開する、そして、開催日から2年経った後は発言者氏名を含む議事録を公開す るというのが原則。ただし、副作用・感染等被害判定第一部会、第二部会につきまして は、当初から発言者氏名も含めて公開している。これが現行規定でございます。  2.の改正案でございますが、こちらは薬事分科会で御議論いただいて、既に方針が決 定しております。その中身といたしましては、薬事分科会あるいはその部会の議事録に つきましては、そこに書いてございますワーキンググループにおいて、公開と同時に発 言者氏名も記載してよいのではないかという御指摘がありまして、薬事分科会におきま しては、当初から発言者氏名を含む議事録を公開するということで方針決定がなされて おりますが、最終的な決定は総会で決めることになっておりますので、そういうことで 今まできているということでございます。  細かい中身は(1)、(2)に書いてございますが、(1)は今申し上げましたように、原 則として当初から発言者氏名を含む議事録を公開する。しかしながら、例外でございま すが、審議内容、特に薬事分科会の関係では指定薬物部会、違法ドラッグの指定等を行 うわけでございますが、審議内容によりましては、発言者氏名を公にすることで、圧力、 干渉などが及ぶおそれがあるということで、委員の自由な発言が制限されるおそれがあ るということも勘案いたしまして、議事録から発言者氏名を除くことができるものとす る。こういうことが薬事分科会で方針決定されております。なお、(2)の例外につきま しては、2年経った後も発言者氏名は除いた形で議事録として公表するということでご ざいます。御審議いただく内容は以上でございます。  それから、少し蛇足かもしれませんが、食品衛生分科会の方でどうするかということ でございます。食品衛生分科会の方は、ほとんどの会議が公開される形になっておりま すが、一部、非公開のものもございます。そういうものについてどうするかということ につきましては、まず食品衛生分科会の方で御審議いただいて、また総会に諮らせてい ただく、そのような手順になるかと存じます。  4ページ以降は、具体的な決議案や新旧対照表でございますが、中身は以上でござい ます。 ○望月会長 ありがとうございました。ただ今の説明について御意見、御質問等はござ いますでしょうか。格段の御意見はないかと思いますが、よろしいでしょうか。それで は、本件につきましては御了承いただいたものといたします。  次に、各委員が所属される分科会につきまして、事務局より御説明願います。 ○総務課長 薬事・食品衛生審議会令第6条によりまして、本審議会におきましては、 薬事分科会と食品衛生分科会を置くという形になっております。そして、それぞれの分 科会にどの委員が所属するかにつきましては、先ほど御確認いただきました形ですが、 大臣が指名することになっております。総会資料の1、2ページを御覧いただきますと、 委員名簿の一番右に「所属分科会」ということで記載させていただいております。皆様 方のお手元にございます辞令にも各分科会の所属が書いてありますし、全体像というこ とであれば委員名簿の付記のとおりでございます。個々に紹介はいたしませんが、以上 でございます。 ○望月会長 ありがとうございます。御確認はいただけましたでしょうか。よろしいで すか。  最後に、事務局から確認事項があるようですので、お願いいたします。 ○総務課長 事務的な御連絡を差し上げたいと思います。御承知のことかと思いますが、 薬事分科会、食品衛生分科会、それぞれの規程によりまして、委員、臨時委員、専門委 員につきましては、在任中、関係企業の役員若しくは職員に就任された場合には、委員 を辞任していただく必要がございます。また、同じく、委員、臨時委員、専門委員は、 非常勤の国家公務員という形になりますので、国家公務員法第100条の規定によりまし て、職務上知ることができた秘密を漏らすことは禁止されておりますし、退任後も同様 となっておりますので、御留意いただければと思います。  それから、この後の進め方でございますが、総会終了後、5分後をめどとして、薬事 分科会をこの会議室で開催いたしますので、先ほど御確認いただきました薬事分科会所 属の委員におかれましては、引き続き、よろしくお願いいたします。  また、食品衛生分科会は、日を改めまして、1月30日に開催の予定となっております。 したがいまして、食品衛生分科会所属の委員におかれましては、本日はこれまでという ことでございます。本日はお忙しい中、どうもありがとうございました。 ○望月会長 それでは、以上をもって薬事・食品衛生審議会総会を閉会いたします。ど うもありがとうございました。 ( 了 ) 連絡先: 医薬食品局 総務課 課長補佐 菊池(内線2714)