05/06/22 中央社会保険医療協議会保険医療材料専門部会平成17年6月22日議事録 05/6/22 中央社会保険医療協議会         第20回保険医療材料専門部会議事録 (1)日時  平成17年6月22日(水)11:45〜11:52 (2)場所  東海大学校友会館「望星」(霞ヶ関ビル33階) (3)出席者 遠藤久夫部会長 土田武史委員 小林麻理委員 室谷千英委員       対馬忠明委員 小島茂委員 宗岡広太郎委員(代理 松井氏)       松浦稔明委員 櫻井秀也委員(代理 野中氏) 松原謙二委員       黒ア紀正委員 漆畑稔委員 田中凡實専門委員 山崎正俊専門委員       <事務局>       水田保険局長、麦谷医療課長 二川経済課長 他 (4)議題  ○特定保険医療材料価格調査について (5)議事内容 ○遠藤部会長  皆様おそろいのようなので、ただいまより、第20回保険医療材料専門部会を開催い たしたいと思います。  私、本日より土田会長の後を引き継ぐ形で保険医療材料専門部会の部会長を務めさせ ていただきます遠藤でございます。よろしくお願いいたします。  初めに、委員の出欠状況について御報告いたしたいと思います。  本日は、櫻井委員及び宗岡委員が御欠席で、それぞれ野中さん、松井さんが代理でお 見えになっておられます。  また、廣瀬専門委員が御欠席でございます。  それでは、議事に移りたいと思います。  本日は、特定保険医療材料価格調査について議題としたいと思います。  本年度の特定保険医療材料価格調査については、前回、事務局より、例年どおり実施 してはどうかというお話がありましたけれども、その実施に当たっての具体的な取り扱 いについて御審議いただきたいと思います。  それでは、事務局、説明をお願いしたいと思います。 ○事務局(二川経済課長)  それでは、資料、中医協材−1でございます。「平成17年度に実施予定の特定保険 医療材料価格調査について(案)」でございます。  先ほどの薬価専門部会と同じでございますけれども、「趣旨」につきましては、材料 価格基準改正の基礎資料を得ることを目的に、特定保険医療材料について、その価格の 調査を行うものでございます。  「調査期間」でございますけれども、やはり17年ということでございますけれど も、何月分の取引を対象にするかという部分につきましては空欄になっておりますけれ ども、やはり事前に公表することによりまして取引価格に影響を及ぼさないようにする ためということで、空欄にしてございます。ちなみに、前回15年の調査では、調査、 御説明申し上げましたが、5月分から9月分までの5カ月間を対象としております。薬 価につきましては、取引量が多いので1カ月で十分なデータが得られますけれども、材 料につきましては、取引量の少ないものもございますので、過去は5カ月間というぐら いを対象としておるということでございます。なお、ダイアライザー、フィルム等につ きましては、前回につきましては15年9月1カ月分、要するに、取引量の多いものは そういった形にしておるということでございまして、今回もそういったものを念頭に置 いておるわけでございます。  それから、「調査の対象及び客体」でございますけれども、まず、調査の方法、販売 サイドからの調査が主要なものでございまして、すべての卸売業者の特定月分、対象月 分のすべての取引を対象に調査を行うものでございます。営業所の数としては、医薬品 よりも相当多いということでございまして、こういった数でございます。5,000客 体ということでございます。  それから、あわせまして、販売サイドからの調査に関連しまして、購入サイドにつき ましても抽出をいたしまして、医療機関等につきましての価格調査を行いまして、販売 サイドにおけるデータの正確さを確認するということとしたいということでございま す。  なお、抽出率につきましては、前回と同様でございます。  前回の15年の調査と違いますのは、前回は購入サイドの調査としては、材料関係に つきましては、保険薬局は調査対象とはなっておりませんでしたが、今回、調査対象と したいというふうに考えております。これは、平成16年度の材料価格改定で、例えば ディスポーザブルの注射器等、これにつきましては、実際の購入価格を保険償還価格と するとなっておりましたのですけれども、16年度改定でディスポーザブルの注射器の 償還価格というのが決まっております。したがいまして、保険薬局で取り扱っているこ ういったものにつきましても価格決めがされたということでございますので、購入サイ ドの保険薬局さんの方も一定の抽出率で調査対象としたいと、こういったことでござい ます。  「調査事項」につきましては、これも販売価格、購入価格あるいは販売数量、購入数 量ということでございます。  調査結果につきましては、まとまり次第速やかに中医協に報告をしたいと思っておる ところでございます。  以上でございます。 ○遠藤部会長  ありがとうございます。  ただいまの御報告につきまして、御質問等がございますでしょうか。 ○田中専門委員  私、販売業をやっておりまして、調査をする立場にあるわけですけれども、その立場 からちょっとお話をさせていただきます。  まず、調査の対象になる材料は、前回もちょっとお話をしましたけれども、20万種 類ないし30万種類に対して調査を行うということで、調査期間が薬の1カ月に比べて その5倍の5カ月間について調査をするというのは、この調査対象の材料の種類が薬の 20倍程度あるということが主たる原因で、そういうことになるわけです。したがっ て、調査を行う我々としては、大変労力もかかるし、技術的にも難しい調査であるとい うことについては、ぜひ御理解をいただきたいと思います。  それからもう1つ、調査するについての環境が十分整備されているかという問題でご ざいますけれども、実は、この特定保険医療材料については、いわゆる統一コードの採 用が既に決まっております。ただし、現実は、実情は、いまだに十分に普及しているわ けではないということで、とにかく引き続き普及に向けて関係者の協力をぜひお願いを したいということでございます。  以上でございます。 ○遠藤部会長  ありがとうございます。  ただいまの専門委員からの御意見も含めまして、何か御質問、御意見ございますでし ょうか。  それでは、特に御意見がないようでありましたらば、当部会といたしましては、事務 局案のとおり、平成17年度特定保険医療材料価格調査を実施することといたしまし て、本日の、先ほどの御意見も含めまして、総会に報告することとしたいと思います。  よろしゅうございますでしょうか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○遠藤部会長  それでは、そのように対応させていただきます。  なお、今後の当部会の進め方でありますけれども、前回御了承いただきましたとお り、保険医療材料専門組織からも御意見をちょうだいしたいと思いますので、保険医療 材料専門組織の御意見をいただきまして、その御意見を、次回、当部会にて御報告いた だいて、それをもとに御審議いただきたい、御意見いただきたいというふうに考えてお りますけれども、そのような運びでよろしゅうございますでしょうか。  では、そのように準備をしたいと思います。  また、次回の日時及び場所につきましては、追って事務局より連絡いたしますので、 よろしくお願いいたします。  それでは、本日はこれにて閉会いたしたいと思います。どうもありがとうございまし た。                【照会先】                 厚生労働省保険局医療課企画法令第2係                 代表 03−5253−1111(内線3276)