08/07/02 第3回介護保険事業運営懇談会議事要旨 第3回介護保険事業運営懇談会(議事要旨) 【日時】平成20年7月2日(水)10:00〜12:00 【場所】全国都市会館 第1会議室 【出席委員】  石川委員、小島委員(代理:吉田参考人)、加戸委員(代理:清家参考人)、北沢委 員(代理:今井参考人)、齊藤委員、田中委員、対馬委員、松岡委員、森委員(代理 :櫻井代理人)、山本委員(代理:藤谷参考人) 【議事次第】  1 開会  2 議事   ・介護給付適正化計画について   ・平成18年度介護保険事業の状況について   ・その他  3 閉会 【議事要旨】  ●介護給付適正化計画について  ●平成18年度介護保険事業の状況について  〈事務局説明〉   資料1〜4に沿って説明  〈意見交換〉   齊藤委員: 介護給付費通知は是非適切に通知をしていただけるよう指導いただき たい。         適正化主要5事業の実施状況をみると都道府県ごとに偏りがあるので 、今後も指導お願いする。   吉田参考人: 介護給付費通知は、利用者自らが介護保険のガバナンスに積極的に 参画する意識を高める意味でも大事だ。   石川委員: 福祉用具について実際の売価よりも高い額で保険給付されている場合 がある。こういった問題に対して速やかな結論を出すべきではないか。         介護給付費通知は、単に通知をするということだけではなく、必要な 情報を付加し、内容を比較対照ができるようにすべき。   対馬委員: 診療報酬、介護報酬が複雑になってきていてため、医療情報との突合 、縦覧点検に期待している。   齊藤委員: 以前と比べ認定率の地域差が縮小しているのは好ましいが、重度者に 比べ軽度者の認定率に地域差が生じている要因は何か。   事務局: 地域差は様々な要因により生じるが、前期高齢者・後期高齢者の割合も そのひとつと考えられる。   今井参考人: 介護給付の適正においては費用対効果の視点も重要。工夫を重ねて 検証を進め、事業の重点化なども考えられるのではないか。  ●その他  〈事務局説明〉   資料5、6に沿って説明   吉田参考人: 将来のキャリア形成と並んで感染症が心配だとの声を介護従事者か ら聞く。感染症対策委員会開催にかかる事務負担軽減は支持するが、 研修の徹底などもあわせて進めていただきたい。   田中委員: 事務負担の見直しについては、現場の意見を聞きつつ、今後も取り組 んでいくのか。   事務局: より良いサービス提供環境のためにも、他の事務手続きや書類等との関 連性を考慮するなど、事務負担の軽減について見直しはしていきたい。  〈事務局説明〉   資料7、8に沿って説明   対馬委員: 新予防給付に関して統計的に有意差が認められるが、費用対効果を見 ないと全体的な評価はできないのではないか。   石川委員: 地域別の報酬単価に関して、人手を確保することがきわめて厳しいた め東京都内の数区では単価を更に上乗せしており、そのような状況も踏 まえるべきである。   齊藤委員: 介護事業経営概況調査は大事な調査であるため、回答率向上に取り組 んでいただきたい。     事務局: 関係者に対して調査の重要性等を説明し協力をお願いしているところで ある。   櫻井参考人: 介護従事者の処遇改善への取組について、今後どのように進める予 定か。          また、医療、介護とも在宅の推進が大きな課題になり、看護師スタ ッフの確保が困難だというお話を聞く。医療、介護ともメリハリのあ る報酬設定が必要だと考える。   事務局: 各種調査結果等も踏まえて議論を進め、21年度に向けてできるところか ら取り組んでいきたい。  以上  【照会先】厚生労働省老健局介護保険課       03-5253-1111(内線2265)