スライド1 資料3 厚生労働科学研究 研究期間2019年度-2020年度 身体障害者補助犬の質の確保と受け入れを促進するための研究 作成したパンフレットは以下のとおり ・補助犬使用者及び訓練事業者のための補助犬衛生管理の手引き ・多言語パンフレット 英語版 中国語(簡体字)版 中国語(繁体字)版 韓国語版 ベトナム語版 ・補助犬ユーザー受け入れガイドブック(7編) 医療機関編、公共交通機関編、宿泊施設編、飲食店編、複合商業施設編、賃貸住宅・分譲マンション編、保健所編 スライド2 厚生労働科学研究 研究期間2021-2022年度 身体障害者補助犬使用希望者の訓練の効果測定のための研究 国立障害者リハビリテーションセンター 清野絵 スライド3 目的 【残された課題】 ①使用希望者の適性や、補助犬と使用希望者の訓練期間中の評価については、明確な基準がなく、質にばらつきがある ②認定後の定期的なフォローアップについては、規定があるが明確な基準がなく、対応にばらつきがある ③現行制度では、行政機関が事業者を評価する基準が整理されておらず、事業者のサービスの質の担保が課題 【目的】 ニーズや適性のある障害者に適切に補助犬のサービスが提供されるよう事業者のサービスの質を確保すること ①補助犬が適性のある障害者に適切に提供されるよう使用希望者の適性評価の適切なあり方について検討する(障害者の適性評価) ②使用希望者と補助犬の訓練の評価や、事業者のフォローアップの適切なあり方について検討する(訓練・認定の評価、フォローアップ) ③補助犬や事業者のサービスの質の確保をするため、他制度との比較検討等から、今後の法制度のあり方について提言する(法令検証) スライド4 期待される効果 ①補助犬の使用を希望する障害者の適性を適切に評価する基準を示すことで、評価の質が確保され、補助犬が必要な障害者により適切に補助犬とサービスが提供できるようになる ②使用希望者と犬の訓練を評価する基準を示すことで、訓練・認定の質の向上を図ることができる ③訓練事業者及び指定法人のフォローアップの基準を示すことで、補助犬使用者に提供されるサービスの質が確保される ④現状の法制度の課題をふまえ、事業者と提供されるサービスの質が確保される法制度のあり方について提言を行うことで、適切な評価のもと、適切に訓練が行われることに繋がり、障害者の自立と社会参加に寄与することが期待できる スライド5 研究の流れ図 ①障害者の適性評価 2021年度 先行研究の検証→リハビリテーションセンター系指定法人の評価の実態調査 2022年度 補助犬使用者の実態調査→使用希望者のニーズや適性の評価の基準をまとめ提言→支給基準の明確化→①補助犬とサービスの質の確保、②補助犬とサービスが必要な障害者に適切に提供 ②訓練・認定の評価、フォローアップ 2021年度 訓練・認定のあり方についての検証→フォローアップのあり方について検証 2022年度 訓練事業者、指定法人、都道府県を対象にした知見の普及のあり方を検証→ガイドブック等の知見や、基準についての普及の説明会実施→サービスの質の確保→①補助犬とサービスの質の確保、②補助犬とサービスが必要な障害者に適切に提供 ③法令検証 2021年度 現行法令の訓練・認定の実態の検証→他法・他制度との比較検証 2022年度 事業者への対応の課題を検証→今後の法制度のあり方をまとめ提言→事業者のサービスの質の確保→①補助犬とサービスの質の確保、②補助犬とサービスが必要な障害者に適切に提供 スライド6 研究計画・方法(障害者評価) 【2021年度計画】 補助犬の使用を希望する身体障害者について、そのニーズと適性を適切に評価するための先行研究をとりまとめ、さらにリハビリテーションセンター系の指定法人の現状の評価の実態調査を行い、補助犬使用希望者の評価基準を検討する。 【2022年度計画】 すでに補助犬を使用している身体障害者について実態調査を行い、適性や効果、現状の課題やニーズを整理する。ここまでの成果をふまえて、補助犬使用希望者のニーズや適性を適性に評価するための基準をとりまとめ提言する。 【方法】 文献調査を行い、補助犬使用者の障害、ニーズ、日常生活等の評価と関連する項目を抽出し、整理する。次に、リハビリテーションセンター系の指定法人の評価の実態を、アンケートやインタビュー調査等から整理する。これらの結果をふまえ、身体障害者用の質問項目を作成し、補助犬使用者に調査を行う。調査は、機縁や障害者団体への協力要請による調査(アンケート、インタビュー)を行う。最終的に、結果をとりまとめ補助犬使用希望の障害者の評価基準をとりまとめる。 【進捗】 ・地域生活支援事業の実態について情報収集、課題の整理 ・リハビリテーションセンター系の指定法人2ヶ所の実態について情報収集 ・都道府県への地域生活支援事業に関する実態調査を計画し、調査案を検討中 スライド7 研究計画・方法(訓練・認定の評価、フォローアップ) 【2021年度計画】 障害者と補助犬の訓練・認定のあり方について、関連する検討会や、ワーキンググループの状況もふまえ検討するとともに、事業者のフォローアップの方法についても先行研究や調査から適切なあり方を検討する。 【2022年度計画】 ガイドブックや基準について知見の普及のあり方を検討し、訓練事業者、指定法人、都道府県を対象にした知見の普及のための説明会を実施する。 【方法】 訓練事業者や指定法人の訓練のアセスメントやモニタリングのプロセスや評価について関連する検討会、ワーキンググループからの情報収集と文献調査で課題を検証する。次に、事業者のフォローアップの実態と適切な基準について、文献調査、必要に応じて、アンケート調査やインタビュー調査を行う。訓練の評価やフォローアップのあり方について検証し、特にフォローアップについての基準を提言する。訓練事業者、指定法人、都道府県を対象として知見の普及のための説明会を実施する。 スライド8 研究計画・方法(法令検証) 【2021年度計画】 現行法令の検証や、他制度との比較検討を行い、補助犬や事業者のサービスの質を確保する方策について検証する。 【2022年度計画】 現行法令における都道府県の事業者への対応の制度的課題を検証し、補助犬や事業者のサービスの質を確保する法制度のあり方について提言する。 【方法】 社会福祉法人や福祉サービスの指導監査等における根拠法令や自治体のホームページ等より、評価の方法や基準等について文献調査を行う。国や自治体が、補助犬の指定法人や訓練事業者が適正な事業運営をしているかどうかを確認している制度上の課題を他制度の比較から検証する。最終的に、法制度のあり方について提言する。 スライド9 研究体制 氏名 ふりがな 所属 主な役割 研究代表者 清野絵 せいのかい 国立障害者リハビリテーションセンター研究所 室長 研究統括、障害者の認定のあり方の調査実施・取りまとめ 研究分担者 小澤温 おざわあつし 筑波大学大学院 人間総合科学学術院 教授 補助犬法と他の法制度の比較・政策提言 研究分担者 山本真理子 やまもとまりこ 帝京科学大学 生命科学部 アニマルサイエンス学科 講師 補助犬と使用者の訓練評価の基準・事業者のフォローアップの基準の検討・説明会実施 研究協力者 飛松好子 とびまつよしこ 国立障害者リハビリテーションセンター名誉総長 全体アドバイザー・障害者の認定のあり方の検討の統括 研究協力者 石川浩太郎 いしかわこうたろう 国立障害者リハビリテーションセンター病院 耳鼻咽喉科 医長 聴覚障害者に関する知見の提供・障害者の認定のあり方の検討への意見提供 研究協力者 菊地尚久 きくちなおひさ 千葉県千葉リハビリテーションセンター センター長 指定法人における障害者の認定のあり方の知見提供 研究協力者 高柳友子 たかやなぎともこ 一般社団法人日本身体障害者補助犬学会 理事・愛知医科大学 医学部 客員教授 補助犬訓練事業者・認定指定法人・使用者に関する知見提供 研究協力者 田中雅之 たなかまさゆき 名古屋市総合リハビリテーションセンター 自立支援部長 指定法人における障害者の認定のあり方の知見提供 研究協力者 渡邊学 わたなべまなぶ 東京大学 新領域創成科学研究科 盲導犬歩行学分野 特任教授 補助犬の訓練・評価、障害者との関係について知見提供 スライド10 第1回認定要領の見直しに係るワーキンググループ資料1 令和3年度障害者総合福祉推進事業 身体障害者補助犬の訓練及び認定等のあり方に関する調査研究(実施主体:社会システム株式会社) 1事業の目的 以下について、調査・検討を実施し、とりまとめを行う。 ●身体障害者補助犬の訓練及び認定等のあり方について具体化する介助犬・聴導犬の訓練基準ならびに介助犬・聴導犬の認定要領の見直し検討に向けた分析及び課題の整理 ●今後の施策の方向性など 2事業の内容 (1)ワーキンググループ(WG)の設置・運営等による実態の把握 以下のWG及びヒアリング等により、介助犬・聴導犬の質の向上及び普及に向けた現状分析及び課題を整理する。 ●WGによる訓練・認定の実態の把握、普及に向けた課題の抽出 ●訓練事業者/指定法人のヒアリング及び現地調査による実態の把握 ●専門職等のヒアリングによる課題の整理 (2)介助犬・聴導犬の質の向上及び普及に向けた実態の整理・分析 介助犬・聴導犬の質の向上及び普及に向けた現状分析並びに課題を整理するため、訓練基準・認定要領にかかる実態等の整理・分析を行う。 ①訓練基準・認定要領にかかる実態の把握 ■訓練事業者及び指定法人の取組実態の整理 ■既存の基準と実態の比較分析 ■検討項目の抽出 ②介助犬・聴導犬の質の向上及び普及に向けた実態の把握 ■介助犬・聴導犬ユーザーの視点から見た質の向上・普及に向けた実態 ■専門職等の視点から見た質の向上・普及に向けた実態 (3)今後の介助犬・聴導犬の質の向上及び普及の取組のあり方の整理 実態等の把握に基づき、今後の介助犬・聴導犬の質の向上及び普及のあり方を整理する。 スライド11 身体障害者補助犬普及啓発について YouTubeに動画を掲載 〇補助犬もっと知ってMOVIE PART1 https://www.youtube.com/watch?v=Lq0a4zMt-Qc 〇補助犬もっと知ってMOVIE PART2 https://www.youtube.com/watch?v=hzAXsiiLRU4 〇もっと知って盲導犬! https://www.youtube.com/watch?v=iNqccrLEFCA 〇もっと知って介助犬! https://www.youtube.com/watch?v=burtwsGebRM 〇もっと知って聴導犬! https://www.youtube.com/watch?v=1CiaUvbcZZ0 関係省庁に対し、補助犬ユーザーの受け入れガイドブックを関係する機関等への周知協力を依頼(予定) 政府広報ラジオで広報(予定)等 スライド12 身体障害者補助犬の訓練及び認定等のあり方検討会 認定要領及び訓練基準の見直しに係るワーキンググループの開催スケジュール(案) 回数 開催時期 意見交換内容等 第1回 平成31年4月26日 ○身体障害者補助犬の訓練・認定等に関する課題と対応案(フリートーキング) 第2回 令和2年5月29日(書面開催) ○身体障害者補助犬の訓練事業所、指定法人における論点別の意見の集約 第3回 令和2年12月11日 ○今後の議論の進め方について 検討会における議論の進め方について 補助犬の訓練基準、認定要領の見直しについて 補助犬の質の向上、普及に向けた課題について 令和3年1月15日~令和3年2月1日 ○ 訓練事業者・指定法人へのヒアリング 第4回 令和3年3月8日 ○ヒアリング等を踏まえ、補助犬の訓練基準、認定要領の見直しに向けた再検討 ○訓練基準等の見直しに関するワーキンググループ発足について 認定要領の見直しに係るワーキンググループ(全3回) 令和3年7月26日、令和3年8月24日、令和3年9月24日 第5回 令和3年10月22日 ○認定要領の見直し案について 訓練基準の見直しに係るワーキンググループ(全3回) 令和3年11月~ 第6回 令和4年2月~3月頃 ○訓練基準の見直し案について スライド13 身体障害者補助犬の訓練及び認定等のあり方検討会 訓練基準の見直しに係るワーキングループ(WG) ○身体障害者補助犬の訓練については、身体障害者補助犬法施行規則に定める訓練基準に基づき、「介助犬訓練基準」、「聴導犬訓練基準」を指針として活用している。補助犬の質の向上や使用者からの視点からこれら基準の見直しを行うにあたり、あり方検討会に医師、獣医師、専門職、ユーザー、訓練事業者で構成するワーキンググループを発足する。 ■参加者 氏名 ふりがな 所属 役割 阿部明子 あべあきこ 特定非営利活動法人日本サポートドッグ協会 介助犬・聴導犬訓練事業者 有馬もと ありまもと 社会福祉法人日本聴導犬協会 介助犬・聴導犬訓練事業者 江藤文夫 えとうふみお 日本リハビリテーション連携科学学会 座長・医師 北澤光大 きたざわみつひろ 特定非営利活動法人兵庫介助犬協会 介助犬訓練事業者 木村佳友 きむらよしとも 日本介助犬使用者の会 介助犬ユーザー 佐藤史子 さとうふみこ 公益社団法人日本理学療法士協会 専門職 砂田眞希 すなだまき 一般社団法人ドッグフォーライフジャパン 介助犬・聴導犬訓練事業者 立石雅子 たていしまさこ 一般社団法人日本言語聴覚士協会 専門職 朴善子 ぱくよしこ 公益財団法人日本補助犬協会 介助犬・聴導犬訓練事業者 松本江理 まつもとえり 日本聴導犬パートナーの会 聴導犬ユーザー 水上言 みずかみこと 社会福祉法人日本介助犬協会 介助犬訓練事業者 水越美奈 みずこしみな 日本獣医生命科学大学 獣医師 水越みゆき みずこしみゆき 公益社団法人日本聴導犬推進協会 聴導犬訓練事業者 森戸崇行 もりとたかゆき 公益社団法人日本社会福祉士会 専門職 吉田文 よしだあや 一般社団法人日本作業療法士協会 専門職