概要情報
| 事件名 |
秦野市農業協同組合 |
| 事件番号 |
神奈川地労委 昭和57年（不）第13号
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| 申立人 |
Ｘ1 |
| 申立人 |
秦野市農業協同組合労働組合 |
| 申立人 |
神奈川県農業協同組合労働組合連合 |
| 被申立人 |
秦野市農業協同組合 |
| 命令年月日 |
昭和57年12月24日 |
| 命令区分 |
全部救済（命令主文に棄却又は却下部分を含まない） |
| 重要度 |
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| 事件概要 |
定期異動に際し、自己申告書で異動を希望していたことなどを理由として執行委員長を共済加入の勧誘を業とする支所共済係から本所プロパン係へ配転したことが争われた事件で、配転命令の撤回、原職復帰及び文書手交を命じた。 |
| 命令主文 |
主 文
1 被申立人は、申立人Ｘ1に対する昭和57年4月22日付け大根支所共済担当から経済部生活資材課プロパン係への人事異動命令を撤回し、同人を原職に復帰させなければならない。
2 被申立人は、本命令交付の日から1週間以内に、申立人らに対し下記の文書を手交しなければならない。
記
貴労働組合執行委員長Ｘ1氏に対する昭和57年4月22日付け人事異動命令は、神奈川県地方労働委員会により不当労働行為と認定されました。当農協としては、今後、このような不当労働行為を繰返して、貴労働組組合及びＸ1に御迷惑をおかけするようなことは決して致しません。
昭和 年 月 日
秦野市農業協同組合労働組合
執行委員長 Ｘ1 殿
Ｘ1 殿
秦野市農業協同組合
組合長 Ｙ1 |
| 判定の要旨 |
1300 転勤・配転
3010 労組法7条1号（不利益取扱い、黄犬契約）と競合
定期異動に際し、執行委員長に対する支所共済係から本所プロパン係への配転が同人が自己申告書で異動を希望していたことに籍口してなされ、精神的苦痛を伴う格下げ人事であって、不利益取扱いであり、組合弱体化を企図した不当労働行為とされた。
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| 業種・規模 |
協同組合 |
| 掲載文献 |
不当労働行為事件命令集72集570頁 |
| 評釈等情報 |
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