概要情報
| 事件名 |
日本航空 |
| 事件番号 |
東京地裁昭和54年(行ウ)第118号
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| 原告 |
日本航空 株式会社 |
| 被告 |
東京都地方労働委員会 |
| 被告参加人 |
日本航空客室乗務員組合 |
| 判決年月日 |
昭和60年11月 7日 |
| 判決区分 |
救済命令の全部取消し |
| 重要度 |
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| 事件概要 |
本件は、会社側が、教官の任用にあたり、申立人組合に所属する者と別組合の組合員を含む他の従業員との人数比に著しい不均衡がみられる人選をしたことをめぐって争われた事件で、会社側が東京地労委の救済命令(54・9・4決定)を不服として行訴を提起したところ、東京地裁はこれを認容して救済命令を取り消した。 |
| 判決主文 |
被告が、参加人を申立人、原告を被申立人とする都労委昭和52年(不)第112号事件につき、昭和54年9月4日付でした命令を取り消す。 訴訟費用は被告及び参加人の負担とする。 |
| 判決の要旨 |
1200 降格・不昇格
2901 組合無視
客室訓練所教官の任用は職責の重要性から組合員数比により人選しうるものではなく、申立人組合員と別組合員を含む他の従業員との間に任用者数に著しい不均衡があったとしても、組合に対する支配介入とはいえない。
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| 業種・規模 |
航空運輸業 |
| 掲載文献 |
労働委員会関係裁判例集20集341頁 |
| 評釈等情報 |
労働関係民事裁判例集 36巻6号 661頁 
判例時報 1177号 130頁 
判例タイムズ 609号 50頁 
労働判例 463号 42頁 
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